クリスマスに忘年・新年会、年末年始の準備と、1年のなかでもっとも忙しい12月は、出費もかさみがちです。
さまざまなイベントが盛りだくさんなので、より「節約」を意識したい時期です。
しかし12月は1年のしめくくりということもあり、ムダな出費につながる誘惑も多いです。
そこで今回は、年末年始の「ムダな出費になりやすい項目」を5つまとめました。
年越し前に見直して、ムダ遣いしないよう財布の紐をぎゅっと締めておきましょう。
目次
1. 歳末セール・年末バーゲンによる買い物

年末が近づいてくると、たくさんのお店でセールが始まります。
1年の終わりということもあり、割引率が高く、「今が買い」のお得な商品が多いです。
しかし、歳末セールや年末バーゲンは、計画的に買い物をするのではなく突発的な出費となってしまいがちです。
その結果、物自体はお得に購入できても、絶対に必要というわけではないものを購入してしまい、ムダな出費となってしまいます。
割引率が高く、お得な商品に出会っても、「今本当に必要かどうか」をよく考えながら買い物をすると、ムダな出費を防ぐことが可能です。
2. 外食やお惣菜購入による食費の増額
12月は学校が冬休みに入るため、お昼ごはんを用意しなくてはなりません。
また、年末年始休みのある会社の場合、家族全員のお昼ごはん代がかさんでしまいます。
ただでさえ忙しい年末年始に、朝・昼・晩の3食をしっかり作るのはなかなか大変です。
そのため、外食やスーパーのお惣菜に頼ってしまう日も増え、いつもより食費がかさむ家庭も少なくありません。
とはいえ、毎日毎食自炊するのは負担が大きいです。
年末年始のお昼ごはんは、揚げるだけ、チンするだけの冷凍食品や乾麺などをうまく使い、極力外食やお惣菜に頼らないようにすると、出費を抑えることができます。
3. 増える飲み会
年末年始は、忘年会に新年会と、飲み会の予定が立て続けに入ります。
筆者の夫も、年末年始は飲み会の回数が多く、予定外の出費がかさみがちです。
飲み会1回あたりの出費も、5,000円~1万円と決して安いものではありません。
必要な飲み会は仕方がありませんが、飲み会に誘われても「ときには断る」ことも、家計を守っていくためには必要なことです。
飲み会の参加は最低限にとどめ、大きな出費を出さないよう気をつけましょう。
4. 福袋の購入

福袋は、お得度が高く、お正月しか買えない特別感があります。
ですが、近年は中身が分かる福袋が多く販売されていることもあり、確実に得するという満足感・達成感から、不必要なものまで衝動買いしてしまいがちです。
福袋に入っているものすべてが必要なものなら良いですが、よく中身を確認せず勢いで買ってしまうと、「サイズが合わない」、「結果的に使わなかった」など、ムダ買いにつながってしまいます。
福袋は事前に予算や購入するものを決めておき、ムダ買いしないよう計画しておくことが大切です。
5. ネットショッピングでの衝動買い
年末年始は、外出を控え、家でゆっくり過ごす人も少なくないでしょう。
しかし、家にいるとスマートフォンを触る回数も自然と増えます。
そのとき、なにげなくネットショッピングを見て、衝動買いをしてしまう人は案外多いです。
年末年始はネットショッピングでも、お得なセールや時間限定のタイムセールを行っているため、ついポチっと購入してしまいます。
ネットショッピングは手軽で便利なものですが、つい衝動買いをしてしまわないよう、閲覧は控えるようにしましょう。
出費をコントロールして充実した年末年始を
12月、そして1月は、他の月よりも出費が増えてしまうのは仕方ありません。
しかし、やむを得ない出費以外にもお金を使ってしまう機会が多いため、気を引き締めたい時期でもあります。
これから冬のボーナスが支給されるご家庭も多いかと思いますが、多額の出費がでないよう意識して、充実した年末年始を過ごしましょう。(執筆者:三木 千奈)