寒くなってくると気になるのが空気の乾燥です。
空気が乾燥していると、インフルエンザなど病気にもかかりやすくなってしまいます。
しかしながら加湿器は高いので、子どもの部屋ごとに用意してあげるわけにもいきません。
わが家ではリビングに1台だけです。
かなり高価な加湿器なのですが、お手入れが面倒くさいです。
大量の水を要しますし、すぐに汚れがついてしまうので頻繁に掃除しなくてはなりません。
ちょっと気を抜くとすぐにカビが生えてしまうので、水を変えるたびに軽く掃除をして、1週間に1回は天日干しをするようにしています。
価格だけではなくこの手間を考えても、これ以上台数を増やすのは無理で、リビング以外の部屋は加湿器以外の方法で加湿しています。
わが家の加湿器不要の加湿法を3つほど紹介します。

目次
1. 洗濯物の部屋干し
わが家で1番効果を発揮している加湿方法が、洗濯物の部屋干しです。
そもそも、わが家は共働きということもあって、洗濯機は夜のうちに回して干してしまいます。
洗濯物をリビングと寝室に干しておけば、暖房で洗濯も乾きやすく、加湿にもなります。
天候に左右されずに、洗濯物もしっかり乾くので一石二鳥です。
洗濯を朝にしている人は、濡れたバスタオル1枚を部屋に干しておくだけで、湿度をアップさせることができるので、入浴後に使ったバスタオルを濡らして干しておいてはいかがでしょうか。
2. コップを置いて湿度チェック
自分の周りだけ加湿したい、寝る時に加湿したいという場合に便利なのが、コップに水やお湯を入れて置いておく方法です。
お部屋全体の湿度を大幅にアップさせることはできませんが、顔周りやコップ周辺の湿度は簡単に上昇させられます。
さらにチェックしたいのが、コップの周りです。
コップを置いてコップに水滴がついているようであれば、部屋の湿度は適度にあるといえます。
反対に、5分程度経ってもコップの周りに水滴がつかないようであれば、部屋は乾燥状態にあります。
コップを置いておくことで、加湿だけではなく湿度チェックもできるので、加湿器や湿度計を持っていない人には、とても便利なテクニックでしょう。
寝る時に枕元に置いておくと、寝ている間の加湿もバッチリです。
朝起きた時にコップの水の量を見て、減っていたらお部屋が乾燥していた証拠です。
簡単で便利な方法ですが、コップの水をこぼさないように注意しましょう。

3. ひと息ついたあとのポットや、やかんも大活躍
ちょっと休憩をしたい時などにコーヒーやお茶を飲むためにお湯を沸かしますよね。
その際に使ったポットややかんも加湿に大活躍します。
お湯は少し多めに沸かしておきましょう。
お湯が沸いたら必要な分を使って、使い終わったポットややかんのふたを開けておきます。
残っているお湯から蒸気が出て、お部屋の加湿に効果的です。
昔、おばあちゃんの家に行くと石油ストーブの上で、蓋を開けたやかんを置いてありましたが、あれは加湿器代わりだと気付きました。
昔から使われている加湿の知恵ですね。
加湿器いらず手間いらずの乾燥対策
乾燥が気になる季節ですが、高い加湿器を購入しないまでも家にあるもので十分に対応できます。
加湿器本体の価格も安くなってきてはいますが、こまめなお手入れが必要で手間がかかります。
紹介した方法は、いずれもお手入れの必要がなく、とても簡単なものばかりです。
乾燥に悩んでいる人や、加湿器のお手入れが面倒な人は、ぜひ試してみてください。
加湿をしっかりすることで、ウイルスや菌から体を守れます。
乾燥対策はきちんとしておきましょう。(執筆者:花嶋 紅遥)