この記事の最新更新日:2020年10月30日
Amazonプライム会員、かつAmazonで日常的に買い物している方なら、Amazonゴールドカードを利用すると得する可能性があります。
しかし、申し込みをためらってしまう大きな理由が1万1,000円の年会費です。
そこで、この記事では、Amazonゴールドカードの年会費を半額にする裏技と、ゴールドカードの特典についてご紹介します。
目次
ゴールドカード所有者はAmazonプライムの会費無料

Amazonで買い物する際にゴールドカードで支払えば、購入金額の2.5%ポイント還元されます。
Amazonで頻繁に買い物されているなら、高いポイント還元率のAmazonゴールドカードを利用すると日々の買い物がお得になります。
ただ、年会費無料(年1回以上利用した場合)のAmazon Mastercard クラシックで支払う場合でも購入金額の2%分が還元されます。
ゴールドカードの年会費が1万1,000円(税込)なので、日常的な買い物をする程度であれば、年会費無料のクラシックカードを使用したほうがお得になる可能性は高いです。
しかし、ここで重要なポイントがあります。
Amazonゴールドカードを所持しているとAmazonプライムの年会費4,900円が無料になります。
さらに以下で解説する方法でゴールドカードの年会費をさらに安くでき、結果としてゴールドカードを持たないでAmazonプライム会員費を支払い続けるよりも得します。
Amazon Mastercardゴールドカードの年会費を安くする方法
「マイ・ペイすリボ」と「WEB明細書」の2点を申し込むと、ゴールドカードの年会費が4,400円になります。
(1) クレジットカードの申し込み時に「マイ・ペイすリボ」に登録 → 年会費が半額の5,500円
(2) 毎月のクレジットカードの明細書を紙ではなく「WEB明細書」に指定 → 年会費が1,100円割引
4,400円の年会費を支払ってゴールドカードを所持していれば、通常年会費4,900円のプライム会員特典が使いたい放題になります。
さらにAmazonでの買い物で2.5%ポイント還元されるので、ポイントもどんどん貯められます。
Amazon Mastercardゴールドカードの特徴
特徴1. 即時審査だからすぐ利用できる
9~19時にゴールドカードを申し込むと、即時審査が行われます。
審査に通ると、Amazonテンポラリーカードが発行されるので、正式なゴールドカードが手元に届くまで使用できます。
ただし、テンポラリーカードの利用可能枠は3万円なので、大きな買い物には利用できません。
また、テンポラリーカードでも買い物によるAmazonポイントは付与されます。
特徴2. 家族カードを発行できる
年会費無料で家族カードを発行できます。
本会員1名に対して発行できる家族カードは3枚までで、正式なカードが手元に届いてから申し込みできます。
特徴3. 電子マネー「iD」を発行できる
ゴールドカードには電子マネーである「iD」を年会費・発行手数料無料で付与できます。
コンビニやカフェなどクレジットカードを使うほど大きな金額にならないお店で「iD」を使用すると、小銭を出す手間が省けます。
「iD」の利用金額はゴールドカードの請求金額と併せて銀行口座から引き落とされる仕組みです。
また「iD」で買い物してもクレジットカードと同様に、利用金額の1%分ポイント還元されます。
Amazon Mastercardゴールドカードの特典
ゴールドカードを所持していると、クラシックカードにはない数々の特典が利用できます。
ゴールドカードの特典をご紹介します。
特典1. Amazonでの買い物で2.5%分ポイント還元
ゴールドカードを持つ大きなメリットの1つがポイント還元率の高さです。
Amazonでの買い物に使用すると、購入金額の2.5%がポイント還元されます。
例えば、10万円のパソコンを購入すると2,500円分がポイント還元される仕組みです。
特典2. Amazonプライム特典が使い放題
注文した商品が当日または翌日に届くお急ぎ便や、映画やドラマが見放題のプライムビデオなど、Amazonプライムには多くの特典があります。
ゴールドカードを所持していれば、プライム会員の特典を利用できます。
すでに有料のプライム会員である方がゴールドカードに申し込んだ場合、プライム会員の年会費が利用期間に応じて返金されます。
ただし、家族会員のアカウントにはゴールドカードのプライム特典は適用されません。
家族会員が利用できるサービスは以下の通りです。
・ 無料のお急ぎ便
・ 無料のお届け日時指定
・ 特別取扱商品の手数料無料
・ プライム会員限定の先行タイムセール
・ 生鮮食品や日用品が最短1時間で届くPrime Now
1時間便を選択すると配送料が890円かかります。
・ Amazonパントリー
1箱あたり390円の手数料が発生します。
・ 生鮮食品が届くAmazonフレッシュ
本会員の登録が必要です。本会員登録をしない場合、配送料390円/回)がかかります。
また、Prime Student会員がゴールドカードへ入会すると、Prime Studentの方は自動的に退会処理されます。
この場合、Prime Student特典である書籍10%ポイント還元などが受けられなくなるため、損してしまう可能性があります。
特典3. 日本全国の空港にあるラウンジが利用可能
ゴールドカードのメリットというと、日本全国の空港ラウンジが利用できる点です。
空港によってラウンジのサービスは異なりますが、多くのラウンジで無料のソフトドリンクやWi-Fiなどが利用できます。
出張や旅行によく行かれる方なら、ラウンジを利用できるゴールドカードを1枚持っておくのも良いでしょう。

Amazon Mastercardゴールドカードの「注意点」
ゴールドカードには気を付けるべきポイントがあります。
ゴールドカードを申し込んで損してしまわないように、注意点を確認しておきましょう。
注意点1:「マイ・ペイすリボ」の設定
ゴールドカードの年会費を半額にするために「マイ・ペイすリボ」の設定が必要です。
「マイ・ペイすリボ」を設定すると、設定した金額以上の買い物をすると、自動的にリボ払い(手数料は利用金額の15%)になります。
ゴールドカードの申し込み時に「マイ・ペイすリボ」を申し込むと、リボ払いに切り替わる金額が1万円に初期設定されます。
この設定のままクレジットカードを使用すると、1万円以上の買い物をした際に自動的にリボ払いになってしまいます。
リボ払いには利用金額の15%の手数料がかかるので、初期設定のままで買い物をし続けると、すぐに手数料だけで年会費以上の出費となってしまうでしょう。

リボ払いの手数料を抑える方法
「マイ・ペイすリボ」を設定していないと年会費が半額にはならないため、「マイ・ペイすリボ」は解除できません。
そこで、普段の買い物で自動的にリボ払いにならないよう、「マイ・ペイすリボ」の設定金額を高めに設定しておきましょう。
普段、毎月1万円前後クレジットカードを使われる方なら5万円に設定しておくのがおすすめです。
注意2:年会費の割引の条件
ゴールドカードの年会費が半額になる年会費割引特典を受けるには、ゴールドカードの申し込み時に「マイ・ペイすリボ」の登録を忘れてはいけません。
次年度以降は、前年度に1回以上カードを利用していれば年会費は半額になります。
WEB明細書においても、過去1年間に6回以上の請求回数があれば次年度に年会費が1,100円割引になります。
年会費4,400円を継続するためには、1年間6回以上ゴールドカードを使用しなければなりません。
ただし、遅くても加入月の翌々月にはゴールドカードの年会費請求が来るため、初年度に6回以上のWEB明細請求は不可能です。
ゴールドカードはAmazonの買い物で2.5%のポイントが貯まりますが、他のお店で使用しても1%のポイント還元が受けられます。
Amazonのゴールドカードを普段使いのクレジットカードにしておくと、毎年年会費の割引が受けられるでしょう。
リボ払いに注意しつつ、ゴールドの特典を享受
Amazonのゴールドカードを所持して「マイ・ペイすリボ」と「WEB明細書」を設定しておけば、年会費4,400円でプライムサービスが利用できます。
ゴールドカードを所持しないでプライム会員を継続して、年会費4,900円を支払うよりも500円お得です。
Amazonプライムサービスをよく使う方は、ゴールドカードも検討し、お得に楽しんでください。(執筆者:山内 理絵)