豊かな大自然の中で食事をしたり、仲間同士で語り合ったりできるキャンプは、年齢や性別を問わず人気のレジャーです。
家族で楽しむ方も多いですが、気になるのは費用です。
本記事では、なるべく安くキャンプをするための方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
1. 調理道具は家から持っていく
ホームセンターや専門店にはキャンプ用の調理道具がたくさん置いてありますが、家にあるフライパンや鍋を持っていけば十分です。
お皿やカトラリーも、家から持っていって使うたびに洗えば、紙皿や割りばしを買う必要はありません。
「割れるのが心配」、「重くて持ち運びが面倒」という場合は、100円ショップに行けば紙皿などが安く買えます。
ちなみに、筆者が家族でキャンプをした時、大活躍したのが「やかん」でした。
何度もお湯を沸かして、コーヒーやカップスープを飲んだり、カップ麺を食べたりしました。
2. 食材も家から持っていく
キャンプ場によってはバーベキューセットが用意されているので、これを利用すればわざわざ食材を買っていかなくても手軽に楽しめます。
その代わり、値段は高めです。
また、キャンプ場の近くにあるスーパーで食材を調達しようとすると「これからキャンプをする」という開放感で財布の紐が緩みがちです。
あらかじめ地元のスーパーで買っておき、家から持参するのがおすすめです。
その際、
野菜は切っておくなどの下ごしらえをしておく
と、肉に味がよく浸み込むし、現地での調理が楽になります。
3. 着火剤は枝とまつぼっくり
キャンプ場に枝やまつぼっくりがたくさん落ちていれば、それを天然の着火剤として使うことができます。
枝は湿っていると火が付きにくいので、なるべく乾燥しているものを探しましょう。
まつぼっくりは傘が十分に開いているもののほうが着火しやすいので、よく開いたものを10個ぐらい集めてください。
火をつける時は、まずまつぼっくりを一番下に置き、その上に細い枝を置いていきます。
火が付いたら最後に太めの枝を重ねれば大丈夫です。
※薪拾いや使用が禁止されているキャンプ場もあるので、事前に確認してください。
4. ガスバーナーはカセットコンロで代用
調理にはガスバーナーがあると便利ですが、わざわざ買うのももったいないので、家にあるカセットコンロで代用しましょう。
風があると火が消えやすいし危ないので、風よけの付いたものならなおベストです。
これから新しくカセットコンロを買う予定がある方は、↓のような商品を選ぶと、キャンプや災害時に役立つのではないでしょうか。
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5. ランタン代わりになる照明アイディア
ランタンは非常に明るくて便利なのですが、安くても数千円なのでわざわざ買うのはもったいないです。
なので、次のようなものを代わりに使ってみましょう。
・ スイッチを入れた懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せる
・ ライトをつけたスマホの上に水を入れたペットボトルを乗せる
・ ツナ缶(油漬け)に穴を開け、ティッシュで作ったこよりを差し込み、ライターやチャッカマンで火をつける
どれもランタンほど明るくはないのですが、そのちょっと不便な感じがアウトドアの雰囲気にはぴったりです。
また、ツナ缶ランプは火が消えたら中身を食べられますが、ほどよく油分が抜けてけっこうおいしいです。
6. タープはブルーシートで作る
日よけや雨よけにあると便利なタープですが、これも買うとけっこう高いです。
そこでおすすめなのが、ブルーシートで即席タープを作ってしまう方法です。
適当な間隔で木が立っている場所を選び、設置してみましょう。
ブルーシートタープの作り方
1. ブルーシートの穴にロープを通す。
2. 左右それぞれの木の枝にロープを結びつける。
「穴に通すと左右から引っ張られてブルーシートの端が破れてしまう」という場合は、角の部分をきゅっと丸め、そこにロープを結ぶやり方がおすすめです。
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見た目にこだわらなければ代用できる
キャンプ用品は高いので「キャンプ=お金がかかる」と思っている方も多いのですが、見た目にこだわらなければ今持っているものでほとんど代用可能です。
筆者も、キャンプに行く時はまず「家にあるものでなんとかならないか」と考え、どうしても必要なものだけ買いに行くようにしています。
食べたり寝たりする場所をちょっと外に移すだけという感覚で、気軽にキャンプを楽しんでみてください。(執筆者:畠山 まりこ)