末子も小5になる2020年、3姉妹のお小遣いプランを見直しました。
昨年まではお年玉を全額渡して1年間のお小遣いにするという方法だったのですが、そこで得た経験を次のステップに活かせる体制になったと思います。
お小遣いはご家庭によってさまざまな考えがあると思いますが、一定のルールを決めると親として気がラクになるのでぜひ参考にしてみてください。
目次
【1】 親が買うものと子どもが買うものを明確に分ける

生活に必要なものは親が出す、ここまでは想像しやすいと思います。
でも「生活に必要かどうか」親が悩む物を欲しがるのが子どもですよね。
例えば、文房具です。
学校ではシンプルで学業に専念できるものを、という指定があります。
でもお店に行けば、かわいい文房具は山ほどあるわけです。
「学校用とは別で家庭用に欲しい、実はみんな持ってる」なんて言われたら、そうかなーと思いつつも買ってあげたくなるものです。
このように毎回悩むものって結構あると思います。
外出先でもめずに済むよう、話題に上がるたびにどちらが買うか決めてしまいましょう。
そうすれば雑貨店や玩具屋さんを避けずに、気持ちよく親子でお出かけが楽しめます。
我が家の買い物分別表を公開
親と子、どちらの財布からお金を出すのか毎回悩むものを中心に、仕分けしてきた表がこちらです。

昨年までは、学校で指定の文房具は親が買っていましたが、今年はその分のお小遣いを渡して自分で買ってもらうことにしました。
本やゲームに関しては、「親を納得させられたら親が買う」場合もあるので、子どものプレゼン次第の部分もあります。
この仕分けで一番親としてラクになったのは、交際費です。
・ 誕生日プレゼント
・ クリスマスなどのイベント
なども全てお小遣いから出してもらう事にしました。
そうすると、「クラス全員にバレンタインチョコを渡す」という悩ましいことを言わなくなり大変助かっています。
【2】 2020年はお年玉 + 文房具代を渡すことにしました
2年ほどお年玉だけで1年過ごすというお小遣い制度だったのですが、やりくりすればお菓子代や交際費までなんとか足りるとわかりました。
そこで、今年はもう1つ月額を渡すことにしました。
名目は「文房具代」です。
学校で使っている鉛筆やノートの買い足しは、ここから出してもらいます。
金額はお小遣いの平均予算を参考に、
・ 中学生は2,500円
にしました。
学期ごとに必要な雑巾もここから出してもらおうと思います。
これは、外国では必要経費も含めたお小遣いを渡すと聞いたことがあるので、チャレンジとしての実施です。
しかし管理に自信がないという三女(小4)とは相談し、封筒を母に預けてその都度封筒から出すところからスタートすることにしました。
【3】 子どもが出し入れできる銀行口座を開設

お小遣い用の口座をゆうちょ銀行で作ってきました。
銀行に預けるとはどういうことか、改めて親子で勉強する良い機会です。
「通帳やカードを紛失したら?」という不安もありますが、こういうトラブルこそ大人の出番です。
一緒に対応して、「トラブル時はどんな行動を取ればよいのか」も経験できたらいいなぁと思っています。
使い方だけ教えて、どのように活用するかは決めずに試行錯誤してもらおうと思います。
【4】 100円ショップのスケジュール帳をお小遣い帳にする
お小遣い帳、というノートに何度も挑戦しましたが、結局書かなくなりました。
そこで、私が1番続いている方法で娘に収支を記入してもらうことにしました。
100円ショップでそれぞれスケジュール帳を選んでもらい、日付の所に使った金額を書いていく方式です。
使ったその日に書くように、リビングに置いています。
祖父母からもらった場合もここに書きます。
今年は「まずは記録すること」だけを目標にしています。
お小遣いルールの決め方ポイント2つ
親がどんなにいいと思っても、子どもがやってくれなければルール決めの意味がありません。
本を読んでその通りに試して失敗したことがあります。
あれこれ試してきて、子どもにルールを守ってもらうには、2つのポイントがあると気付きました。
(2) 家族内で徹底できるものか
まずこの2つに気をつけると、その子に合わせたお小遣いのルールに寄せられると思います。
そして、1度決めたら半年から1年は変えないでやってみましょう。
もしぐずったとしても「今日は特別ね」という特別ルールは危険です。
子どもは「特別」の理由をとことん探求して、ルールがなし崩しになってしまいます。
親もお小遣い制度でオープンに話し合うと効果的
お小遣いのルール決めで子どもに1番効果的なのは、親もお小遣い制にすることです。
私のお小遣いは月に1万円と決めていて、
といったことも話します。
普段からお金の使い方について日常会話の中で話すことで、自然とマネー教育になるのでは、と期待しています。(執筆者:田中 よしえ)