「衛生面が気になるけど、大丈夫なの?」
と不安になる親御さんも多いのではないでしょうか。
中古品には、良い点も悪い点もあります。
子供用品を中古品から選ぶのであれば、良いものだけを選びたいところです。
そこで今回は、子供用品の半分以上が中古品であるわが家で、
・ 中古品を選んで失敗だったもの
・ あらかじめ新品一択だったもの
をご紹介します。
「子供用品、どこまで中古品にすべきかしら」という疑問も、記事を読み終わることには解決するはずですよ。
目次
中古品で十分と感じたもの
最初に、新品でなくても十分と感じたものをご紹介します。
1. 洋服類

知り合いからのおさがりはもちろん、フリマアプリや古着屋で購入したものも含め、子供の衣類は8割が古着です。
「他人の家の匂いや汚れが気になる」という意見もありますが、私の場合は、
・ どうせ今以上に汚す
と考え、あまり気にしていません。
最近の古着はどれも状態が良く、おしゃれ着として着られるようなものも多く販売されています。
子供の好きな「トミカ」の服などもとても安く大量に手にはいるため、子供は大喜びです。
2. おもちゃ類(電池を必要としない・2歳以上が遊ぶもの)
おもちゃ類に関しても、「よその家の子がどんな手で触ったかわからないから」と避ける方もいるのですが、筆者は中古おもちゃを購入後には一度消毒スプレーをまいて使用しています。
煮沸消毒をすればより衛生的に使えます。
意外にも、おもちゃに対する子供の情熱は冷めやすいものです。
何千円もかけていつ飽きるかわからないおもちゃを与えるより、経済的ではないでしょうか。
3. 屋外用具
三輪車や手押し車など、屋外で使うおもちゃも中古品で十分と感じています。
家に帰れば手を洗うので、他人が使用していた汚れに関しては、そう気になりません。
懸念があるとすれば、「雨風にさらされて劣化しているのでは」という点でしょうか。
確かに心配ではありますが、1日のうちで子供が外で遊ぶ時間はそう長いものでもありません。
未就学児、小学生でもせいぜい2~4時間くらいです。
さらに毎日外に出るとも限らないので、多少劣化していても不具合を感じることなく卒業、となるパターンが多い印象です。
4. 本類
新品の絵本は、おもちゃより高値のものも多くあります。
しかしわが家では、金額とは別に古本を徹底する理由があります。
それは、「想像力の強化」です。
「中古品はボロボロだし落書きもあるし……」と思うかもしれませんが、ボロボロなのも落書きも、大切なその本の歴史です。
「こんなところに落書きをして、前の持ち主はこのページが好きだったのかな」
などと想像力をふくらませることで、より一層本への愛着が湧き、本が好きになります。
子供からしても、「他のお友達が楽しんだ本 = きっと自分にとっても楽しい本」と思えるようで、ボロボロの本ほどよく読んでいます。
5. ゲームソフト
ゲームソフトは身につけるものでもなく、新品は高値なため、中古品で十分と感じています。
さらにswitchやDSなど最新ゲーム機のソフトはそう簡単に壊れるものでもないため、中古品で不具合は感じません。
新品にしておけばよかったと感じたもの
続いて、「やっぱり新品にしておけばよかった」と思ったものをご紹介します。
1. 布団類

布団類は中古品を購入したものの、使用には少し抵抗がありました。
わが子は布団を吸う癖があったのです。
洗濯はしているものの、布団のエキスを吸うようなその行為に、
「分厚いけど隅々まで洗えてるのかな。前の家でついた汚れは落ちてるのかな」
と不安になっていました。
吸う癖さえなければそこまで気にならないかもしれませんが、布団はどの家庭でもそう洗濯するものでもないため、やはり新品を選んだ方が安心かもしれません。
2. おもちゃ類(電気で動くもの)
電気や電池で動くおもちゃは、中古品はすぐに使えなくなります。
家電製品といった、壊れやすいのに前の持ち主がどの程度使っていたのか目に見えないものは、新品を選んだ方が無難といえるでしょう。
3. チャイルドシート
中古品でチャイルドシートを選んだものの、シートカバーを外すとお菓子のゴミがたくさんつまっていた経験があります。
さらに説明書がついておらず、取り付けに苦戦しました。
「チャイルドシートは新品にすべきだった」と後悔したものです。
私の選び方が悪かった、というのもありますが、チャイルドシートは車中の子供の快適性と命を守るものです。
やはり新品を選んだ方が安心といえるでしょう。
4. 赤ちゃんのおもちゃ
「赤ちゃん用のおもちゃなんてすぐに遊ばなくなる」と思い、中古品を購入したものの、子供が口に含むたびにドキっとしていました。
第2子の時は何も思わなくなりましたが……。
子供はバイキンで強くなる、とはいうものの、親の精神衛生を考えると赤ちゃんのおもちゃは新品の方が良いかもしれません。
あらかじめ新品を選んだもの
最後に、筆者があらかじめ新品を選んだものをご紹介します。
1. 入学・入園に必要なもの(ランドセル・体操服入れ・上履きなど)
中古品大好きな筆者も入学・入園時に必要なものは新品を用意しました。
大きな理由は、「6年間使ってもらうため」です。
また学用品は子供の扱いが雑な場合が多いため、中古品は見た目以上に寿命が近いのではないか、と懸念していたのです。
とはいえ、メルカリでは状態の良い中古ランドセルが2,000円前後で多く販売されています。
買い替えを数回繰り返してもランドセルの定価には届かず、お得度でいえば中古品に軍配があります。
2. 下着類(インナーシャツなど)
「下着類の中古品なんてあるの?」と思われがちですが、女児用のタンクトップやキャミソールなど、直接肌に身につけるものが中古品でも多く販売されています。
下着類の中古品は嫌だ、と感じる方が多いように、やはり私も抵抗がありました。
下着類は消耗品ではあるものの、そんなに高いものでもないため、新品を購入した方が心中穏やかなのではないでしょうか。
中古品は状態をよく見る&購入後にどう手入れをするかが大切
中古品は家計を助ける存在ですが、人によっては不安も残るものです。
中古品を購入する際、
・ 消毒はできそうか
を重視すると、購入後も安心して使用できます。
「買って正解だった」と思える中古品選びをするために、参考にしてくださいね。(執筆者:遠藤 舞衣)