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無駄に結びつく習慣を一掃
頭の中が整理できていないと、無駄な買い物が多くなるなど損につながりやすくなります。
得をするために始めたはずのことも、気がつけばお得が逃げる悪習慣と化している可能性もあるでしょう。
まずは無駄な習慣をリセットして、シンプルな思考を目指すことがポイントです。
当たり前のようにやっていることが、
かもしれません。
とくに買い物はお金が減る一方なので、無駄な習慣がないかチェックすることが大切です。
今回は、「無駄に結びつく悪習慣」と「お得につながる思考・行動」について解説します。
悪習慣その1:自分へのご褒美

大好きなコンビニスイーツ、かわいいアクセサリーや洋服、ちょっとお高いランチなど、「自分へのご褒美」を決めているという人も多いことでしょう。
節約のモチベーション維持に大いに役立つ「ご褒美」ですが、少しずつご褒美がもらえるハードルが下がってはいないでしょうか。
ご褒美タイムが週に何度もあったり目標が低すぎたりすると、ご褒美の意味がなくなくなってしまいます。
「ジム通いで1kg痩せたのにご褒美のスイーツを食べ過ぎてプラスマイナスゼロ」のように、せっかく節約してもそのぶん使ってしまえば意味がなくなってしまいます。
対策
自分にご褒美をあげるときは、目的とのバランスや頻度に注意しましょう。
悪習慣その2:「安い=節約」という思い込み
「安い=節約」だと思い込んでいる人は、無駄な買い物をしている可能性があります。
「安い」、「まとめてお得」、「半額」というワードは、お店の戦略かもしれません。
いつもより安いお肉の近くにちょっと高い焼き肉のタレが並んでいたり、売れ残っている商品をまとめてお得に見せていたり、お店側もあの手この手で消費者の購買意欲を引き出します。
対策
安物買いの銭失いにならないためにも、まずは頭のなかで安い理由や購入後の使い道をイメージしてみましょう。
・「まとめてお得」…不要なものや好みではないものが混じっていないかチェックする
・「半額」…傷んでいないか、食べきれるか見極める

悪習慣その3:臨機応変な対応ができない
臨機応変な対応ができない人は、損をしてしまうことがあります。
対策
別の方法や何かで代用できないか考える習慣が身につけば、わざわざコンビニやスーパーに走る必要もなくなります。
筆者は買い忘れが多いうえに買いに戻るのが億劫に感じてしまうので、できるだけ代用するようにしています。
最近は、パン粉を買い忘れて冷凍してあった食パンをすりおろして代用しました。
食パンの他にも、麩や高野豆腐でも代用できるようです。
困ったときは、「〇〇代用」でネット検索してみましょう。
【代用できる調味料】
・うなぎのタレ … 醤油 + 砂糖 + みりん
・サラダ油(炒め物) … マヨネーズ、バター
・てんぷら粉 … 薄力粉 + 片栗粉 + 塩
【代用できる日用品】
・トイレ用洗剤 … 台所用合成洗剤(中性)
・お風呂用洗剤 … ボディーソープ、シャンプー
悪習慣その4:直感だけで買い物をする
ウダウダと悩むよりも直感で選んだほうが買い物がスムーズに進みます。
しかし、直感に頼りすぎると衝動買いをしてしまうこともあるため注意が必要です。
対策
買い物の基準を明確にしておくことで、「直感 + 分析力」で無駄な買い物が防げます。
洋服なら「サイズ・洗いやすさ・着心地」
プレゼントなら「価格・相手の好み・利便性」
のように、自分のなかで押さえておきたいポイントを確認した上でお店に向かいましょう。

「習慣の見直し」や「臨機応変な対応」を意識しよう
節約のためにやっていたことが、実は損につながっていることがあります。
自分へのご褒美や買い物の仕方にも思わぬ無駄が潜んでいるかもしれません。
しっかりお得につなげるためには、習慣の見直しや臨機応変な対応を意識することが大切です。(執筆者:成田 ミキ)