「ポケットに入れておいたはずのきっぷがない…」移動距離が長ければそのぶん焦りも大きくなります。
荷物が多い帰省時や子連れでの旅行は、きっぷの紛失も起こりやすくなります。
今回は、きっぷをなくしたときの対処法ときっぷが見つかったときの払い戻しについて詳しく解説します。
目次
きっぷをなくしたときの対処法

きっぷをなくしたときは、以下の手順で清算することになります。
・ 紛失再発行用の同じきっぷを購入する
・ 下車駅の精算所で買い直したきっぷを見せて「再収受証明」をもらう
また、盗難に遭った場合も同様の手順で清算することが可能です。
まずは、近くにいる係員に事情を説明して、取るべき対処法を確認しましょう。
払い戻しができる期間と手数料
なくしたきっぷが見つかった場合、1年以内であれば手数料220円を支払って払い戻しを受けとれます。
筆者は子どもを連れて新幹線で帰省する際、きっぷをなくしてしまい、後日、子どものポシェットの中からきっぷが見つかったことがあります。
筆者がなくしたきっぷは、約1万5,000円だったため、払い戻しが受けられてホッとしました。
払い戻しを受ける際には、
・ 再収受証明がある再購入したきっぷ
を一緒に駅の精算所に提示しなければいけません。
新幹線の場合は、手数料として220円(指定席券は330円)を支払います。
また、一部新幹線の指定席をクレジット購入した場合は、使用状況を確認して未使用であれば払い戻しができる場合があります。
紛失に気がついたら、まずは列車の係員や駅のきっぷ売り場に問い合わせてみることをおすすめします。
参考元:JR東海
払い戻しされないきっぷもある

なくしたきっぷが見つかれば払い戻しが受けられますが、なかには対象外のきっぷもあります。
・ 一部の「お得なきっぷ(トクトクきっぷ)」
・ 定期券または回数券
上記のきっぷの場合、1年以内に見つかったとしても払い戻しを受けられません。
「お得なきっぷ(トクトクきっぷ)」は、フリーパスや往復きっぷなどが該当します。
払い戻しされないきっぷは、なくせば損をするだけなので、取り扱いには十分注意が必要です。
参考元:JR東日本
見つかる可能性があるなら1年間は大切に保管しよう!
きっぷをなくして紛失再発行用のきっぷを購入した場合、1年以内に紛失したきっぷが見つかれば「再収受証明がある再購入したきっぷ」と一緒に駅の精算所に持っていき払い戻しができます。
見つかる可能性があるなら、1か月は「再収受証明がある再購入したきっぷ」を大切に保管しましょう。(執筆者:成田 ミキ)