「マイホーム1度は建ててみたい」と思っている方も多いと思いますが、「大きい買い物なので、建ててから後悔した」なんて話をよく耳にします。
わたしは家を建てるのに予算より倍以上、家2棟分のお金がかかってしまいました。
1度も建てたことがないから分からないことだらけで、「こんなことなら家1棟と別荘を建てれば良かった…」と家族で後悔しました。
大工さんいわく「3棟以上建てれば理想的な家に近づく」そうですが、一般人は、そんなにポコポコ建てらせません。
そこで、私の経験を元に、「建ててから後悔しない」家の建て方をご紹介します。
目次
1. 発注場所

まずひとつめは、知人の業者に頼まないことです。
意外に思われた方もいるかもしれませんが、知人に頼むと余計にお金がかかってしまいます。
私の場合は知人にお願いしたのですが、新商品や家族好みの商品、便利な商品をオススメしてくれたのですが、とにかく断りにくくて、付き合いで購入したものも多くあります。
善意でしてくれていることなら、なおさら断りにくくなってしまいます。
さらに、
「割引してくれるから大丈夫だろう」
と思っていると、チリも積もればで後々すごい金額の請求書が届くことになります。
結婚式と同じで、家を建てることも、決めることがたくさんあって大変な作業です。
リフォームの場合は、1度決まったことでも建てながら修正するという事もあり、余計に時間も予算もかかる原因になってしまいます。
知人だからこそ招いた思わぬ大きな出費
さらに知人だと、熱心すぎるため打ち合わせも毎日、毎晩になりがちです。
遅くなると、そのままお酒を飲んでいくことになり、わが家はお酒好きが多いので、毎日の酒代がかさんで大変で、こんなところで出費がかさむとは思いもしませんでした。
打ち合わせ期間が長引いたこともあり、このときの酒代だけで、数十万円かかってしまいました。
予算以内に安く建てたいなら、縁のない大手メーカーの注文住宅がオススメです。
2. 予算以内におさめる
家を建ててみて驚いたのは、扉や窓の値段が高いことで、玄関の扉だけで数十万円もします。
住んでいる地域にもよると思いますが、雪が降る地域に住んでいる人は家を建てるとき、断熱費用にかなりお金がかかります。
窓や扉も寒さを通さない断熱式の商品になるので高額です。
わが家は、「高齢の祖母もいるので寒さ対策と満足のいく家にしよう」という方針から、ひとつひとつ自分たちで決めました。
品質的には「中ぐらい」の商品を中心にし、高い商品ばかり選んだわけではないのですが、後日ものすごい金額の請求書が届いて驚きました。
少しずつ良い商品を選んだため、チリも積もれば山という状態になったのです。
良い商品を購入したことは、住んでみて良かったと思っていますが、予算以内に収まらなかったのは、かなり痛かったです。
予算以内におさめたいなら頼んだ業者さんに任せることをオススメします。

だいたいの業者さんは、
・ 予算以内
どちらを重視しているお客様なのかによって、予算に合わせたカタログなどから商品をピックアップして持ってきてくれます。
少しずつの出費が大金になるので、予算外の商品は1~2点に留めておいたほうが賢明です。
3. インテリアの発注先
業者に頼むとカーテン1枚でも数万円かかってしまいます。
インテリア雑貨なら、
・ 無印良品
の商品などがオススメです。
遮光約100%のカーテンや、品質にこだわりたい部屋だけ業者に頼むのも良いと思います。
オーダーメイドのカーテンなら、大手メーカーなどで取り扱いがあります。
シンプルな家具が好きな方なら、ディノスの「HOUSE STYLING」という雑誌に、しっかりしていてリーズナブルな価格の商品があってオススメです。
4. 細かいイメージ
「絵や図に描いて伝える」、「DIYする」で安くできることもあります。
家族の洋服が多く収納に困っていたため、使いやすくするためクローゼットは特注で作ってもらいました。
寸法をはかり、イメージを絵にかいて伝えて10万円もかからずに作ってもらいました。
これはとっても使いやすかったしデッドスペースもなかったので、頼んで良かったと思っています。
その他のインテリアや家具は、通販でも安くて良い商品が売っています。
また、DIYが好きで時間が取れるという人は、自分で組み立てて設置したほうが、1桁くらい安く済みます。
理想と現実をしっかりと考える
・最低限の予算で見積っておく
・リフォーム時は予算オーバーがつきもの
・知人ではない大手メーカーが賢明
・予算以内に収めたいなら、メーカーにおまかせする
・こだわりは複数あると予算オーバーにつながる
一生の買い物だと思って、理想を追うと巨額の請求に驚きます。
わからないことはしっかりと確認をして、金額まで納得をしてからお願いするようにしないと後悔する結果になります。
建てている最中にも夢が膨らみ、要望も出てきますが、まずは予算を第一に考えて建てることをオススメします。(執筆者:咲舞 さくら)