小学校の卒業式や中学校の入学式のシーズンがもうすぐです。
入園で買ったママ用スーツがいまいちしっくりこないと感じる方も多いのではないでしょうか。
かく言う筆者も10年前に購入したセレモニー用のスーツが似合わなくなってきました。
そこで、卒業式と入学式のセレモニースーツのレンタルに挑戦しましたので、アラフォー世代も使えるセレモニースーツのレンタルショップを2つ紹介します。

目次
着用回数で割ったら1回につき1万円超え
アラフォーになると以前は気にならなかった合成繊維の光沢や細めのデザインが急に悪目立ちしてくるように感じます。
これらをカバーしつつ、年相応のきちんと感を演出するには「素材の良さ」、「シルエットの美しさ」に加えて、さりげなく体型カバーしてくれるスーツが理想です。
一方で、素材やシルエットにこだわると、デパートではなくても値段が高くなる傾向がありますよね。
そこで、スーツを購入するかどうか迷い、判断の基準として回数と値段で考えてみました。
まず、入学式、卒業式があと何回あるのか高校まで数えてみました。
3姉妹のわが家の場合、これから9年間で卒業式が8回、入学式は5回です。

今後の入卒スーツ
今後、どのようなスーツで卒業式、入学式に臨みたいのか希望や理想を考えてみました。
入卒スーツは別で着たい
今までは入学式も卒業式も黒のスーツで出席してきました。
しかし、40代の自分が黒を着ると寂しく見える気がするので、今後の卒業式は濃紺、入学式はベージュ系の2セットを使いたいと思うようになりました。
理想のワンピーススーツは7万円と高い
濃紺とベージュのものを探したところ、すてきだなと思ったNATURAL BEAUTYのセレモニースーツは6万9,300円(参考価格)でした。
このクオリティで卒業式と入学式、2セット揃えるとなると14万円です。

スーツ購入費とクリーニング代から1回の費用を算出
年に1回しか着ないのですが、そのたびにクリーニング費用も必要です。
クリーニング代はお店によってさまざまな価格ですが、ワンピーススーツの場合には安く見積もっても2,000円~3,000円ではないでしょうか。
スーツの購入代金と合わせて計算すると、
スーツ代7万円 + クリーニング代3,000円 × 5回(入学式5回)= 合計8万5,000円
これを1回着用当たりの費用に置き換えると、
1回につき1万1,750円
入学式スーツ:
1回につき1万7,000円
という計算になります。
スーツ購入のメリット・デメリット
スーツを購入するメリットは、毎年何を着るか悩む必要がないことでしょう。
一方でデメリットは、
・ 毎回のクリーニング代が必要
・ 保管場所を取る
・ 飽きても売るのが面倒
この4点でした。
時間をかけて複数の店舗を比較して購入したとしても3年目あたりから飽きてしまう自分を想像できます。
飽きたらメルカリで販売という方法もありますが、衣類を売る際にはとても気を使いますし、セレモニースーツであれば尚更です。
レンタルショップで借りるメリット
レンタルショップを検索したところ、デパートブランドでも1万円前後で借りられることがわかりました。
レンタルなら
・ クリーニングが必要ない
・ 毎年違うデザインを着られる
のです。
メチャカリで洋服レンタルの快適さを経験済みでしたので、今年はセレモニースーツのレンタルに挑戦しました。

ブランドも節約も選べる最近のレンタルショップ
「レンタルスーツ」のワードで検索すると最近の人気ブランド商品を取り扱っていたり、低価格で借りられたりと、借りる服の選び方によってもレンタルショップのバリエーションがあります。
なかでもアラフォー世代に使いやすいレンタルショップ2店をピックアップしました。
1. セレモニースーツが4,800円から選べる「RENCA(レンカ)」

RENCAでは、3泊4日・4,800円という値段でセレモニースーツを借りられます。
さらに、プラス1,000円で、バッグ・パンプス・ストッキングのセットをつけられます。
気軽にトライできる価格が魅力的です。
汚損・破損の不安には

というレンタルならではの不安には、商品ごとにプラス1,000円で「あんしんパック」を付けられます。
「あんしんパック」を付ければ、
・予測不可能な事態により生じた衣装の著しい汚れのクリーニング代
・破損の為のメンテナンス代・修理代
は請求されません。
ただし、
・故意による著しい汚れ・破損
・紛失の場合
・商品として修復不可能な場合
といった場合には適用されませんので注意しましょう。
キャンセルは予約確定後8日目から発生
キャンセル料は、予約確定後8日目から発生します。
キャンセル料の発生タイミングはショップによって異なるので、チェックしておきましょう。

レンタル日数や延滞について
延滞の場合には、レンタル料の10%の延滞料を別途請求されます。
長期着用は予約時に相談が必要です。
特徴1:アクセサリーや小物は少ない
ショップ内検索したところ、アクセサリーはドレス用に少々、コサージュは取り扱いがありませんでした。
バッグや靴はフォーマル用のセットがあります。
特徴2:着物レンタル(袴)がある
子ども用から大人用まで着物(袴スタイル)のレンタルがあります。
子ども用の卒業式のスーツもあるので親子でレンタルも可能です。
このような人におすすめ
・スーツだけ借りたい
・出費を少なくしたい
・靴やアクセサリーは持っている
・1日のみの着用
という方におすすめです。
2. アクセサリーもレンタルできる「Cariru(カリル)」
母親に人気あるブランドを多くそろえている「Cariru」もアラフォー世代におすすめのレンタルショップです。
靴やバッグ、羽織物などサブアイテムの数が多くブランドバッグも扱っています。

汚損・破損の不安には

RENCA同様にCairuにも万が一に備えた「あんしんプラン」というものがあります。
商品のレンタル料の10%相当額をレンタル時に負担します。
商品を選んで支払い画面まで行くと商品ごとにあんしんプランを付けるかどうかを選ぶことができます。
Cariruには高額商品が多いので万が一弁償となった際の出費を回避するためにも「あんしんプラン」をつけておくことをおすすめします。
キャンセル料はお届け指定日の2日前から発生
お届け指定日の2日前の18時に予約結果の通知メールが届くのですが、これが届く前であればキャンセル料は発生しません。
レンタル日数や延滞について
延滞料は1日につき、
がかかります。
すなわち、基本レンタル料の1日当たりの金額の2倍です。
レンタル日数は、3日から最大90日まで選べます。
日数が増えればその分料金も高くなります。
返却手続きは午後3時までに済ませる必要があります。
特徴1:本人確認書類の事前提出が必要な商品もある
ブランドバッグ等の高額な商品も借りられますが、商品価格5万円超の初回レンタル時には本人確認書類の事前提出が必要です。
特徴2:コサージュやアクササリーなど小物が充実
筆者は今回、Cariruでスーツのレンタルを予約しました。
理由はコサージュのレンタルがあったからです。
コサージュは3日間で450円からです。
今の時期はコサージュレンタルは人気のようで、3月の卒業式に既にレンタル枠が空いていない商品も多くありました。
特徴3:着物はないが浴衣がある
卒業式用の着物はありませんが、浴衣のレンタルがありました。
浴衣も着用回数が少ないものなので購入を迷うものの1つですよね。
いつか娘に言われた際には、まずレンタルしようと思います。
このような人におすすめ
Cariruの場合にはレンタル商品5,000円未満だと送料がかかるので、他のレンタル品と一緒についでに借りるという使い方がよさそうです。
・ デパートブランドのスーツを着たい
・ ブランドバッグを使ってみたい
・ 小物を足したい
といった方におすすめです。
入卒出費はこれで抑える
「公立進学だから春の出費は大したことないだろう」と油断していて貯金を崩して対応したという話を身近で聞きました。
子どもの服だけではなく親の卒業式スーツ、謝恩会ドレス、入学式スーツとそれぞれに洋服やバッグ等を買い足していたら10万円を超えてもおかしくはありません。
今回紹介したショップどちらにもキッズ用がありますので、親子でレンタルという使い方もできます。
レンタルを活用すれば、卒業シーズンの洋服代を節約できます。(執筆者:田中 よしえ)