3~4月は卒入学や就職シーズンということもあり、引っ越しをする人が多くなります。
引越業者を選ぶ際にはどうしても料金が気になってしまいますが、荷物の破損や紛失時の対応力も忘れずにチェックしておきたいものです。
今回は引っ越し時の
・ 荷物の破損・紛失に気付いたときに損をしないためにすべきこと
について解説します。

目次
引っ越しによる荷物の破損と出費
運送中の衝撃に弱い家電製品は、故障すれば大きな出費になる可能性大です。
テレビ・パソコン・洗濯機などは、買い替えとなれば物によっては10万円以上ということもあります。
筆者には、過去に引っ越しをした際に業者のスタッフがミシンを落としてしまい、そのミシンが破損したという経験があります。
日がたってから壊れていることに気づいたため、賠償は諦めて自腹で1万円ほどのミシンを買いました。
余計な出費をしないためにも、破損を防ぐポイントをしっかり理解しておきましょう。
引っ越しでの破損は責任の立証がむずかしい
国土交通省の「標準引越運送約款(第九章)」には、以下のように記されています。
当店は、自己又は使用人その他運送のために使用した者が、荷物の荷作り、受取、引渡し、保管又は運送に関し注意を怠らなかったことを証明しない限り、荷物その他のものの滅失、き損又は遅延につき損害賠償の責任を負い、速やかに賠償します。
引用元:標準引越運送約款 – 近畿運輸局
しかし、引っ越し当日は何かとバタバタします。
引っ越しの翌日や数日後に荷物の破損に気づくこともあるかもしれません。
引っ越しから時間がたてば、そのぶん責任の立証は難しくなります。
業者側に責任があったと認めさせるためには、依頼主が荷物の破損や紛失を防ぐために対策をしっかりとっておくことが大切です。
また、
一般的に、1品10万円程度を上限としている業者が多いといえます。
引越約款に明記されているため、事前に確認しておきましょう。
荷物の破損・紛失を防ぐポイント

洗濯機やテレビなどの大きな荷物は業者に頼むとして、ノートパソコンのように持ち運べる大きさの荷物であれば、自分で運ぶのも1つの手です。
また、荷物の破損トラブルを避けるためにも、荷物が運び込まれたらすぐに状態を確認しましょう。
全ての荷物を逐一チェックするのは非現実的なので、
ことがポイントです。
さらに、荷物の紛失を防ぐために、段ボールには番号を振っておきましょう。
食器や壊れやすいものが入っている段ボールの番号を控えておくことで、破損チェックもスムーズです。
破損・紛失に気付いたらすべきこと
しましょう。
破損内容や時刻、さらに運んでいたスタッフの名前もメモしておくことをおすすめします。
スマホで破損箇所を撮影しておけば、時刻や状況も一目でわかるので一石二鳥です。
また、賃貸物件の場合、床や壁に傷が付けば退去時に修理費用を請求されることもあります。
荷物の搬出または搬入前に、室内の状況もしっかりチェックしておきましょう。
万一に備えて業者選びは慎重に
荷物の破損や紛失があったときに泣き寝入りすることがないように、荷作りや当日のチェックはしっかり行いましょう。
また、引っ越し業者によって補償上限や対応力が異なることを踏まえて、業者選びは慎重に行うことが大切です。(執筆者:成田 ミキ)
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