nanacoへクレジットカードを使ってチャージし、「クレカのポイント」と「nanacoポイント」を2重取りする節約術は、節約家の間でだいぶ浸透していると思います。
ところが先日、nanacoへチャージできるクレジットカードの新規登録を、セブンカードなど4種に限定するというショックなニュースが入ってきました。
目次
nanacoのクレカチャージとは
nanacoへのチャージ方法は大きく分けると、現金とクレジットカードの2種類です。
クレジットカードからのチャージはチャージ分のクレカのポイントを獲得できるぶん、現金チャージよりもユーザーにとって利点があります。
ただし、nanacoのクレカチャージの手続きにはいくつかの段階を踏む必要があり、少々手間がかかります。
(WEBのnanaco会員メニュー、もしくはnanacoモバイルアプリより)
※ 事前登録から24時間経過後に、チャージの申し込みができます
※ 本人認証サービスに登録済みのクレジットカードが必要です
(2) WEB上で金額を入力してチャージ申し込み
(3) 店頭やセブン銀行ATMでチャージ金額を受け取る
(1) は1度登録を済ませてしまえば毎回行う必要はありませんが、(2) と(3) のステップはチャージするごとに毎回必要です。
WEBと店頭(もしくはATM)で2度手続きしなくてはならないのは、ちょっと面倒だと感じます。
新規登録はセブンカードなど4種に制限
これまで、クレカチャージは少々手間がかかるものの、チャージに使えるクレジットカードの種類の多さは魅力でした。
ところが3月12日から、nanacoへチャージするクレジットカードの新規登録は、以下の4つのクレジットカードのみに限定されます。
セブンカード・プラス(ゴールド)【一体型・紐付型】
セブンカード
セブンカード(ゴールド)
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既に登録済のクレカは今までどおりチャージ可能
今回のクレカチャージ制限は、3月12日以降の新規登録のみ適用されます。
つまり、すでに登録が済んでいるクレカは、3月12日以降も今までどおりチャージを行えます。
最も残念な点はセブンカードの還元率の低さ
セブンカードなど4種ともに、nanacoへのチャージでもらえるnanacoポイントは、200円のチャージにつき1ポイントです。
還元率に換算すると、0.5%です。
このポイント還元率0.5%という数字があまり高いとは言えないため、還元率1.2%のリクルートカード(月間30,000円までポイント付与対象)などからチャージをするのが、nanacoポイント2重取り術の要でした。
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ところが、nanacoポイント2重取り術に興味があったけれど、まだクレカの登録を済ませていなかったという方は、3月12日以降、残念ながら新たにセブンカード以外の登録はできません。
同じ還元率ならこれからは楽天Edy
nanacoのクレカチャージ還元率が0.5%では満足できない場合、他の電子マネーを検討するという方も出てくるかもしれません。
イトーヨーカドーやセブン-イレブンで使えて、クレカチャージできる電子マネーというと楽天Edyがあります。
楽天の発行する電子マネーですが、クレカからのチャージを楽天カードに限定しているわけではありません。
楽天カードからEdyへのチャージで付与される楽天ポイントは200円のチャージにつき1ポイントです。
セブンカードからnanacoへチャージする場合と同じ、還元率0.5%です。
よって、さらに高い還元率の他のクレカでチャージした方がより多くのポイントを獲得できます。
ただし、楽天カードからのチャージでポイント付与率をアップするキャンペーンを行っている場合もあるので、そのときはエントリーの上、楽天カードからチャージした方が良いでしょう。
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ハッピーデーがあるからnanacoは持っていよう
nanacoは、nanaco利用の買い物で付与するポイントを「100円 → 1円」から「200円 → 1円」へ半減させるなど、2019年以降バッドニュースが続いています。
クレカチャージも、カード会社が警戒してクレカチャージでポイント付与する金額に上限を設定したり、クレカチャージではポイントをもらえなくしたりと、年々ユーザーにとってうまみは減ってきていました。
そこへ今回のセブンカード以外のチャージ制限のニュースです。
思えば、nanacoのクレカチャージに手間がかかるのも、1度設定してしまえば以後手続きのいらない「オートチャージ」へ顧客を誘導するねらいがあったのでしょう。
オートチャージができるのはセブンカード(プラス、ゴールドも含む)だけだからです。
ユーザーにとっての利点が減ってしまったnanacoですが、イトーヨーカドーのハッピーデーに利用すれば5%オフで買い物ができるという大事な役割をまだ持っています。
nanacoと他のキャッシュレス決済を、時と場合によってうまく使い分けることがこれからは大事です。
常に自分にとって1番お得に買い物ができる方法を探して、アップデートしていきましょう。(執筆者:石田 彩子)