共働きのわが家では、夕食の準備時間が1番ハードな時間です。
子どもたちもおなかを空かせて待っていて、早く作らなくてはいけないためです。
さらに狭いキッチンを有効に使うために、使ったものは洗いながら料理をする必要があります。
忙しくても成長期の子どもたちのことを考えると、2~3品作ってあげたい…しかし2~3品をきちんと作ると、時間も手間も、洗い物もとても多くなります。
疲れているときや少し残業をしてきてしまった日には、そんな手間と時間をかけてあげることはできません。
そんなときに私が使っている裏ワザが、ポリ袋を使ったポリ袋レシピです。
ポリ袋レシピを活用すると、洗い物もぐんと減って、さらに同時に何品も作れます。
とても簡単にできるテクニックなので、ぜひチェックしてみてください。

目次
重要なのは適したポリ袋の準備
ポリ袋レシピで重要なのが、適したポリ袋を選ぶことです。
ポリ袋レシピでは、ポリ袋に入れたまま湯煎するので熱に強いものでなくてはいけません。
わが家で使っているのはこれです。

地元のホームセンターでも売っているので常備しています。
100円ショップでも耐熱用のポリ袋を探しましたが、どの100円ショップでも見つけることはできませんでした。
耐熱、湯煎可能などの表記があるものを選んでください。
一般的なポリ袋は熱によって溶けてしまったり、食品に使えないものもあったりするので注意しましょう。
ちなみに、わが家では箱だとかさばるので、袋の中に袋を入れて収納しています。

この袋1つで2箱分の袋が入っています。
切り込みを入れておけば出す時もスムーズで便利なうえ、場所もとりません。
とっても簡単、ポリ袋レシピ
ポリ袋の用意ができたら、簡単なレシピに挑戦してみましょう。
いろいろなレシピがありますが、すべてに共通しているのがお鍋に耐熱皿やシリコンマットなどを敷いて、直接袋が鍋底につかないようにするという点です。

また、袋の口をしばったら余った部分はカットするなどして、お鍋から出ないように注意しましょう。
ガス火を使っている場合は、特に引火に注意してください。
ポリ袋レシピ1. ごはんを炊く
実はポリ袋を使ってご飯が炊けるのです。
用意するものは洗ったお米1合に対して水が220ccだけです。
無洗米があるとより簡単にできます。
これを加熱できるポリ袋に入れて、口をしっかり結んだらそのまま30分ぐらい吸水のために置いておきます。
時間がないときは、この工程は省略しても大丈夫です。
お鍋に耐熱皿を敷いて、お湯を沸かしましょう。
沸騰したら弱火にして、お米を入れたポリ袋を入れて15分加熱します。
15分たったら、火を止めてフタをして10分余熱で加熱します。
やけどをしないようにポリ袋を取り出せば、ごはんの完成です。
ポリ袋レシピ2. ふっくらオムレツ
オムレツは形作りをしたり、ふっくらとさせたりするのが難しいものです。
しかしポリ袋を使うことで、きれいな形のふっくらオムレツが簡単に作れます。
用意するものは、卵3個、牛乳50cc、塩コショウです。
お好みで、チーズやホウレン草、ミックスベジタブルなどの具材を入れても美味しいです。
こぼれないように、少し深さのあるお皿やボウルなどを使うと安定します。

材料を用意したらポリ袋に全部入れて、こぼれないように口を持って押さえながら、袋をもんで卵を溶いていきます。

爪を立てて袋が破けないように注意しましょう。
しっかり混ざったら袋の口をしっかり結んで、水の入ったお鍋に入れます。
沸騰してきたら弱火にして、オムレツの形を菜箸やトングを使って整えます。
形を整えたら、火を止めて余熱で10分加熱します。
やけどに注意しながらポリ袋ごと取り出して、形を整えながらお皿に盛り付ければ完成です。
お好みでケチャップなどをかければ、ポリ袋で作ったとは思われないでしょう。
ポリ袋レシピ3. 簡単ペンネ
ペンネやマカロニもポリ袋でゆでることができます。
袋にペンネと水、オリーブオイルと塩を少々入れて、空気を抜いたら袋をしばります。

そのまま、袋に表示されている時間通りにゆでます。

水を切ったら、お好みのソースをかけて完成。
シンプルに、塩コショウとオリーブオイルをかけただけでもおいしいです。

同時に何品も作れる
ポリ袋レシピの最大の強みは、同時に何品も作れることです。
大きなお鍋にお湯を沸かして、そこにポリ袋に入った材料を入れてゆでるだけなので、お鍋の大きさによって3~4品同時に作れます。

さらに、お鍋でゆでるだけなので、作っている間に他の作業もできます。
出来上がりの時間には差があるので、タイミングを見計らって袋を入れれば、同時に完成させることも可能です。
忙しいときや簡単に食事を済ませたいというときに、とっておきのテクニックです。
ポリ袋レシピで時間と光熱費を節約
ポリ袋を上手に活用したポリ袋レシピは、作り方も簡単で、完成したら使った袋は捨てるだけなので洗い物もほぼゼロです。
加熱も同時に同じお鍋を使えばよいので、1品ずつ調理するよりも光熱費を大幅にカットできます。
ぜひ試してみてください。(執筆者:花嶋 紅遥)