楽天モバイルはdocomo・au・SoftBankの大手3社に次ぎ、第4の携帯会社としてこの4月より本格サービスを開始することを発表しました。
そこで反響を呼んだのが、「月額2,980円」で電話かけ放題＆データ無制限という驚きの料金プランです。
これは、他3社と比較しても圧倒的にリーズナブルな価格帯であり、携帯業界の常識を覆す思い切った料金設定として大きな話題を呼びました。
実際にこのニュースを見て驚いた人や楽天モバイルについて興味を持った人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は楽天モバイルのサービスやプラン内容のポイントについて分かりやすくまとめてみました。
目次
気になる「月額2,980円」のプラン内容
この4月より携帯電話事業を本格スタートさせる楽天モバイルですが、プラン内容はなんと「Rakuten UN-LIMIT」と呼ばれる「月額2,980円」の料金プランのみです。
本プランにおいて、
です。
さらに、「Rakuten Link」という専用アプリを利用すれば、国内では通話とSMS、海外においては国内への通話やSMSも制限無しで利用することが可能です。
「シンプルで国内外問わず誰もが使いやすい」をコンセプトとして、この料金プランは誕生したのだそうです。
他キャリアでは、プラン内容やプラン数が充実しているあまり分かりづらいと感じているユーザーの声もありましたが、その点、楽天モバイルの料金プランはシンプルかつ明瞭です。
料金設定（大容量プランの場合）においては、他の3キャリアと比較しても圧倒的にリーズナブルな価格帯であり、容量や料金を気にせずにインターネットや通話を楽しみたい人や海外へ行く機会が多い人などにとっては革新的なプラン内容と言えるでしょう。
使い放題で知っておきたいポイント
2,980円でかけ放題＆データ無制限のプランは非常に魅力的ですが、利用するにあたって気を付けなければならないポイントもいくつか存在します。
対応エリアに注意
Rakuten UN-LIMITは、先ほども紹介したように楽天回線エリア内において利用した場合にのみデータ無制限となっています。
そのため、楽天回線エリア外であるパートナー回線エリアで使用する場合には注意が必要です。
パートナー回線エリアで使用できるデータ容量は2GBまでとなっており、それを超過した場合には128kbps（最大）での利用となってしまいます。
なお、データは1GB・500円で追加購入できます。
気になる楽天回線エリアですが、現時点（2020年3月時点）では、
・ 神奈川
・ 千葉
・ 埼玉
・ 愛知
・ 大阪
・ 京都
・ 兵庫
※上記の1部の地域
です。
今後もエリアの拡張を図る計画とされていますが、現時点で設定されている対象エリアは楽天モバイル公式ホームページにてチェックできるので、検討される方は1度確認してみてください。
iPhoneは対象外
2,980円という抑えた料金で通話や国内外でのSMSを利用する場合には、Rakuten Linkという専用アプリが必要であると先述しました。
しかし、このアプリに対応している機種は、現時点ではAndroidのスマホのみであり、iPhoneは残念ながら対象外です。
そのため、他キャリアでiPhoneを使用していて楽天モバイルに乗り換えるとなった場合には、機種を買い替えなければなりません。
この点にはしっかり注意しておきましょう。
契約者に嬉しい特典サービスやキャンペーンにも注目
楽天モバイルは契約者を集めるために、魅力的な特典サービスやキャンペーンをいくつか実施しています。
300万人が月額料金1年間無料
月額2,980円のプラン料金を、300万人に限り最初の1年間無料とするキャンペーンを実施本来であれば1年間で3万6,000円ほどかかるところが無料となるため、乗り換えを検討している方はキャンペーン期間中に契約するのがお得です。
オンライン契約で楽天ポイントがもらえる
Rakuten UN-LIMITをwebで申し込み、その後Rakuten Linkを使用した人を対象に、楽天ポイントを3,000ポイント分プレゼントするキャンペーンを実施します。
オンラインの申込期限は、3月3日～6月30日までです。
事務手数料分の楽天ポイントももらえる
開通月の翌月までにRakuten Linkにおける初回アクティベーションを行った人のうち、300万人を対象に事務手数料分の楽天ポイント3,300円分をプレゼントしています。
このキャンペーンは、プラン料金1年間無料特典の申込者が300万人に達した時点で終了予定です。
今後の楽天モバイルに注目
2,980円という破格の月額料金が魅力の楽天モバイルですが、現時点では対象エリアが限定されているため、契約したくてもできないという人もいるでしょう。
しかし、エリアは今後拡大されていく計画です。
今後も楽天モバイルの動向から目が離せません。（執筆者：吉村 みき子）
