今回は、個人事業主も利用できる法人サービスをご紹介します。
目次
個人事業主でも法人サービスを利用できる

普段利用しているサービスの中には法人プランなど、会社向けのプランを用意していることがあります。
会社向け法人プランのなかには、法人ではない個人事業主でも利用できるサービスがあります。
法人クレジットカード
クレジットカードには法人プランがあり、なかには個人事業主でも作ることができるものもあります。
年会費がかかってしまいますが、マイルやポイント還元率が一般会員のクレジットカードに比べると高いです。
またクレジットカードによっては、海外旅行保証保険や空港のラウンジを無料で使えたりとプライベートでも受けられる恩恵がついています。
カーシェアサービス
都内を中心に増えているカーシェアサービス。
オリックスカーシェアやタイムズカーシェアなど個人で利用すると、月額料金がかかります。
しかし法人プランにすると月額料金が無料になります。
個人事業主で法人プランにする場合は簡単な審査がありますが、日頃からカーシェアを利用している人は節約につながります。
Amazonビジネス

Amazonにも法人プランがあり、個人事業主も法人プランを利用することができます。
仕事で使うようなパソコン機器や飲料水、日用品がお得に購入できます。
商品によっては同じものを大量に買う場合、その量に応じた割引が反映されることもあります。
Amazonビジネス自体の年会費は無料です。
ガソリンカード

ガソリンを入れるときに使うカードも法人プランがあります。
カードの種類によっては、個人事業主でも審査なしで作れるものもあります。
年会費が無料のカードもあり、会員金額で給油ができ、請求書で支払うときにも一定の値引きがあります。
まずは開業届を提出しよう

上記で紹介した法人プランに加入する場合、個人事業主であることを証明する書類が必要になることがあります。
個人事業主あると証明するのに求められる書類は、「開業届出書」や「所得税青色申告決算書」などがあります。
開業届出書は所定の税務署へ提出すれば、その場で控えが戻ってきます。
記入は15分くらいで済みます。
届出用紙は国税庁のホームページからダウンロードが可能で、税務署が休みの日でも郵送または時間外収受箱に投函することで提出ができます。
もちろん届出自体に費用はかかりません。
きちんと届け出て節税につなげよう

副業が軌道に乗り、継続して副収入が得られるようになったら開業届出書を提出することをおすすめします。
開業届出書の提出後に、青色申告承認申請書も提出すれば、青色申告をすることにより節税につなげることができます。(執筆者:FP2級、一級建築施工管理技士 田中 かな太)