「保存容器」は私たちの暮らしにとても身近なものですが、実は食費の節約グッズとしても大きな役割を担っています。
今やその商品数は膨大で、それぞれに特徴があります。
そこで今回は、
「食べきる」
「買いすぎない」
という節約のために利用できるおすすめ商品を、100円ショップダイソーでリサーチしてみました。
目次
100均で買うべきなのか
まずは、100均商品が本当にお得か調べてみましょう。
近頃では、ニトリや楽天、無印良品やスーパーのPB商品など保存容器は手軽に購入できます。
例えば、楽天で1番安い商品は、2パックで税込78円の400ミリリットルのポリプロピレン製のものでした。(2020年3月現在)

安いのですが、惜しいことに3,980円以上購入しないと送料が660円(東京都の場合)かかってしまうのです。
お値打ち価格の多いイオンのPB商品では、最安はガラス製の卓上ポット・285ミリリットル・本体価格148円でした。

100均では複数個まとめて100円という商品が多くみられますし、地元のお店を利用すれば送料もかかりません。
時と場合にもよりますが、現状では100円ショップはお買い得商品が多いと言えます。
1. お弁当作りに「ラクチンパック角形・3個組」
昼食は外食にすると1日500円に抑えても20日分になると月1万円、1,000円使えば月2万円と意外とお金がかかります。
忙しい朝にいちから作るのは大変ですが、夕食を取り分けておけばそれほど手間はかかりません。
早めに冷凍しておけば、食べきれずに腐らせてしまうこともなくなります。

-20度~140度まで対応できるこの商品なら、夕飯を取り分け冷凍しておいた食材をレンチン、調理してお弁当にいれるといった時短調理に利用できます。
サイズも大小さまざまに展開されているので、お弁当用に小分けストックしておきましょう。

またフタと本体のふちがフラットなので洗いやすく、清潔に保ちたい食品の保存にうってつけです。
2. 下ごしらえに「ザル付容器」
野菜が色あせてきたり食品を買ってから時間がたったとき、早めに加熱だけでもしておけば捨てるのを避けられます。

この容器は保存容器にしては珍しく、ザルがついています。
食材をザルにおき下の容器に少量の水をいれて電子レンジで加熱することで、蒸気が発生しパサつかずおいしく調理できます。
ほうれん草など葉物野菜なら、なお簡単、洗ってカットして容器に入れ、ラップをかけてチンします。
洗った水分でゆでられるため、水を入れる手間さえ必要ありません。
電子レンジならその場を離れても危なくありませんし、調理器具も不要、-20度~140度まで対応していますから、そのまま冷蔵庫や冷凍庫に保存しておくことができます。

じゃがいもやレンコン、サツマイモなどの根菜類は特に加熱時間がかかりますから、ガス代や水道代の節約にもなります。
3. しっかり保存に「ネジ式パック」
保存容器の多くは、角形であるため収納しやすい反面、キュッとしめることができず液だれしやすいというデメリットがあります。
このネジ式パックはきちんと閉まるうえに、とてもシンプルなデザインなので冷蔵庫からそのまま食卓へ出しても悪目立ちしません。

また、50ごミリリットルとにメモリがあるので、お肉や魚を漬け置きしておくことも簡単です。

4. 朝食の食べ忘れ防止に「ロックポットスクエア」

パン食ならドライフルーツやシリアル、和食なら佃煮や梅干し、常備菜など朝食にはわが家の定番が並ぶことが多いのではないでしょうか。
市販品を利用することもあるでしょうが、買ったままの小さな包装の状態では冷蔵庫の中で迷子になることがよくあります。
ロックポットスクエアはレンジやオーブンなどには使えませんが、積み重ねられること、ふたが自立することが大きな特徴です。

かごにひとまとめにしておき、スプーンを入れておけば、食事の準備が簡単になり、食べ忘れが防止にもなります。

5. 粉・シリアルに「穀物保管容器」
容器を買わなくても、今は小麦粉などの袋にはジッパー付きのものが多くあります。

あえてこの商品を紹介するのは、ボトル本体とカップに計量できるメモリがついているからです。
量をはかることが必須なお菓子やパン作りに最適で、中蓋を外せば粉類も入れやすいのです。
冷蔵庫での保管する際にも、ドアポケットにピッタリサイズでした。

中身が見やすいシンプルなデザインで残量は一目瞭然、買い過ぎや買い時の判断に役立ちます。
6. パスタなど乾麺に「底マチジップバッグ」

うどんやそば、パスタなどの乾麺は比較的長期間保存できるので、家計に余裕のあるときやお得に買えるチャンスに買い置きすればお財布がピンチなときにも慌てずにすみます。
ところが、乾麺は、袋を開けてしまうとバラバラになりやすく、一方でプラスチックケースはかさばり、市販のジッパーバックではサイズが大きすぎます。
ダイソーでみつけたジップバックはマチつきのため、500gのパスタにピッタリです。

7. スタンディングジッパーバッグ
実は今回、乾燥しやすいパンを捨てないためのアイテムも準備していました。
それがこのスタンディングジッパーバッグなのですが、わが家の食パンは残念ながら入りませんでした。

お菓子や乾物の保存には向いていますし、デザインもかわいいため包装に使うといった利用法はありますが、入れたいもののサイズを把握しておかないと、せっかくの買い物が無駄になってしまうと実感しました。
何をどこで保管したいか決めておく
紹介した商品はどれも食品の保存に適した商品ですが、それぞれの対応温度が違うため電子レンジや食洗器で使用できないものがあります。
何をどこで保管したいのかをあらかじめ検討しておくことが、保存容器を購入するときに失敗しないためのコツといえそうです。(執筆者:吉田 りょう)