節約のために「スーパーのはしご」をしているという人は多いことでしょう。
しかし、スーパーのはしごは気を付けないと、思いがけずに損をしてしまうこともあります。
節約のためにスーパーのはしごをするなら、失敗しないためのコツをチェックしておきましょう。
今回は、スーパーのはしごでよくある失敗エピソード、さらに節約効果を高める買い物方法について解説します。
目次
「スーパーのはしご」3つの失敗あるある

せっかくスーパーを何店も回ったのに、節約できていなかったとしたらがっかりしてしまいます。
ここでは、
とショックを受ける失敗あるあるを紹介します。
失敗1. 時間とガソリン代のムダ
WEBチラシを活用すれば、あらゆるスーパーの特売品や商品価格を簡単にチェックできます。
安いお店を見つけると、早速スーパーのはしごを開始する人もいることでしょう。
しかし、車でスーパーのはしごをする人は、時間とガソリン代を考えると損をしてしまうことがあります。
例えば、1店目から5km離れた2店目のスーパーをはしごした場合(往復10km)には、余計に走った分のガソリン代は次の通りです。

※ トヨタ「ヴィッツ」の場合
この場合には、60円以上お得であればスーパーのはしごも節約になりますが、下回るのであればガソリン代のムダ遣いになってしまいます。
また、時速60kmで移動したとしても10分、信号待ちや混雑があれば20~30分程のタイムロスが生じることでしょう。
自転車によるスーパーのはしごであればガソリン代はかかりませんが、その分の時間と体力が必要です。
失敗2. うっかり買い忘れ
お店によって買いたい商品が異なる場合には、うっかり買い忘れをしてしまう可能性があります。
結局は買いに戻るのが面倒になって「割高な近場のスーパーやコンビニで買い足した」という経験がある人もいることでしょう。
筆者は「いつもより高いから他のスーパーで買おう」と思って、うっかり忘れることが多かったのです。
その瞬間にはスーパーのはしごのイメージができていたのに、いざお店を出てしまうと忘れてそのまま帰ってしまったこともあるのです。
スーパーのはしごで損をしないためには、買いたい商品をしっかりイメージして「買い忘れを防ぐ」必要があります。
失敗3. 不要な物まで買ってしまった
スーパー側は、お客さんにたくさん買ってもらうために、あの手この手で購買意欲を刺激します。
足を運ぶスーパーが多ければ、誘惑の数も多くなるわけです。
「特売」、「お買い得」ののぼりやポップが目に入って、ついつい予定外の買い物をしてしまう人もいるのではないでしょうか。
私の場合には、特売の卵(108円)だけを買うつもりが、なぜかストックのある乳製品やお菓子を買って、お会計が1,000円になってしまったということがあります。
要らない物までついつい買ってしまうタイプの人は、スーパーのはしごで余計な出費を招く可能性が高いと言えるのです。
スーパーのはしごで失敗しない3つのコツ

スーパーのはしごで失敗しないためには、以下の3つを意識して買い物に向かいましょう。
1. はしごする前に「コスト・時間」をチェックする
よく利用するお店までの移動距離や時間を計算しておき、移動にかかるコストと商品価格の金額差を比較することがポイントです。
車移動が多い人は、この機会にマイカーの燃費をチェックしてみましょう。
(1) ガソリンを満タンにしてトリップメーターをリセットする
(2) 次回給油時にも満タン給油にして、トリップメーターの走行km数を給油量で割る「走行km数 ÷ 給油量 = 燃費」
参照元:norico
2. お店ごとに買い物メモを作成する
スーパーのはしごをするなら、買い物メモはお店ごとに分けて記入することをおすすめします。
「売り切れ」や「いつもより高い」などの理由で他の店で買うのであれば、買い忘れのないようにその場でメモを修正しましょう。
3. 最短ルートでレジに向かう
スーパーのはしごで失敗しないためには、目的の商品売り場に直行し、お店での滞在時間を減らすことが大切です。
入口からぐるりと店内をまわってしまうと、必要ない商品まで買ってしまう可能性が高くなるからです。
失敗を活かして買い物上手を目指す
私の失敗エピソードに当てはまる人は、はしごにかかる「コスト」と「時間」をチェックし、「買うものをしっかりイメージ」したうえで、節約になるスーパーのはしごを目指しましょう。(執筆者:成田 ミキ)