ひき肉はお肉のなかでもグラムあたりの価格が安く、幅広いアレンジが可能です。
低コストでボリューム満点のメニューを作れることから、わが家では食費を節約するうえで欠かせない食材です。
そんなひき肉ですが、他の節約食材と組み合わせることでより食べ応えがアップし、栄養満点の献立を安く用意できます。
今回は、ひき肉と節約食材を組み合わせた、最強節約メインおかずを3つご紹介いたします。
毎日の献立はもちろん、お給料日前や出費が重なった時期のお助けメニューとしても役立ててください。

目次
もやし+ひき肉
節約食材の定番と言えば、もやしは外せません。
年中価格が安く簡単にボリュームが出せるうえにヘルシーなので、メインはもちろん副菜としても使いやすいです。
また、もやしは味が淡泊なので、どんな味付けでも合います。
ご飯に合う濃い目の味付けはもちろん、蒸し料理にも最適です。
ひき肉と組み合わせれば肉系のがっつりおかずや丼もの、炒め物など、アレンジの幅がより広がります。
・もやしとひき肉のおろしハンバーグ

もやしのしゃきしゃきとした食感が楽しい一品です。
食べ応え抜群ですがカロリー抑えめなので、ダイエット中でもがっつり食べられます。
材料・作り方
・ もやし 1袋(300g)
・ ひき肉 300g
・ かたくり粉 適量
・ ◎パン粉 適量
・ ◎たまご 1個
・ ◎マヨネーズ 大さじ1
・ ◎みそ 小さじ1
・ ◎塩コショウ 適量
・ 大根 10cm程度
・ ポン酢 適量
1. もやしは袋の上から、バリバリと折っていきます。(気になる方は水洗いをしてください)
2. もやしを折ったらかたくり粉をまぶしておきます。かたくり粉をまぶすことで、お肉となじみやすくなります。
3. ボウルにひき肉と◎の食材・調味料をすべていれ、ねばりがでるまでよく混ぜます。
4.ねばりが出たら、かたくり粉をまぶしたもやしを投入し、よく混ぜます。
5. フライパンに油(分量外)を熱し、成型したハンバーグを焼いていきます。
6. ハンバーグを焼いている間に、大根をおろしておきます。
7. ハンバーグが焼けたら、お好みで大根おろしとポン酢を乗せて完成です。
厚揚げ+ひき肉
大豆製品といえば、“豆腐”が代表的ですが、厚揚げも家計の味方というべき食材です。
豆腐よりも食感が硬めなので、傷めたり煮込んだりしても崩れにくく、扱いやすい利点があります。
また、豆腐よりボリュームがあることからお肉の代わりとしても使えるので、いろいろな節約レシピで活躍します。
・厚揚げと甘辛そぼろ

甘辛い味付けのひき肉と厚揚げが、ごはんによく合います。
少しのひき肉でもボリューム満点のおかずが作れるので、節約献立にぴったりです。
材料・作り方
・ 厚揚げ 2枚
・ ひき肉 150g
・ ◎砂糖 大さじ1.5
・ ◎醤油 大さじ2
・ ◎酒 大さじ1
・ ◎みりん 大さじ1
・ ◎しょうがチューブ 3~4cm
・ ◎にんにくチューブ 2cm
・ かたくり粉 適量
・ こねぎ(あれば) 適量
1. 厚揚げは食べやすい大きさに切ります。
2. ◎の調味料をすべて混ぜ合わせおきます。かたくり粉も水で溶き、こねぎは小口切りにしておきましょう。
3. フライパンに油(分量外)を熱し、厚揚げにこんがり焼き目をつけて一度取り出します。
4. 同じフライパンにひき肉を入れて炒め、肉の色が変わったら厚揚げも戻してさっと炒めます。
5. 混ぜ合わせておいた◎の調味料を回しかけ、タレが絡んだら水溶きかたくり粉でとろみをつけます。
6. 刻んでおいたこねぎを散らしたら完成です。
たまご+ひき肉
ほとんどのご家庭の冷蔵庫にある食材と言えば、たまごではないでしょうか。
たまごは年中通して価格が一定なことに加えて、メインにも副菜にもなる万能な食材です。
スーパーでも特売品として安く買えることが多いので、こちらもわが家の食費節約には欠かせません。
また、たまごはひき肉との相性が良いことから、献立のバリエーションも増やしやすいです。
たまごとひき肉の親子丼風

冷蔵庫に鶏肉も豚肉もない、そんなときはやっぱりひき肉が役立ちます。
ひき肉で作る親子丼はたまごとお肉が良く絡むので、最初から最後まで美味しいです。
ひき肉は火が通りやすいので、時間がないときの献立としてもおすすめです。
材料・作り方
・ ひき肉(鶏でも豚でも) 150g
・ たまご 3個
・ 玉ねぎ 中1/2個
・ にんじん 1/2本
・ ごはん 好きなだけ
・ ◎醤油 大さじ1
・ ◎砂糖 大さじ1
・ ◎みりん 小さじ1
・ ◎粉末だし 小さじ1
・ ◎水 1カップ
1. たまごをボウルに割りほぐしておきます。玉ねぎとにんじんはみじん切りにしておきましょう。
2. 油をひかずにフライパンでひき肉と玉ねぎ、にんじんを炒めます。玉ねぎを一緒に炒めることで甘みが増して美味しいです。
3. ひき肉の色が変わったら、◎の材料をすべて入れ、玉ねぎ、にんじんに火が通るまで(4分程度)煮ます。
4. 火が通ったら溶き卵を回し入れ、ふたをして1分ほど蒸らします。
5. 丼にごはんを盛り付け、具材を盛り付ければ完成です。
ひき肉で食費と時間を節約しよう
ひき肉は価格が良心的で、脂身もほどよく下処理しなくても柔らかいので、食費節約と時間節約には欠かせません。
もやしや厚揚げなど、コスパ・ボリューム・栄養面ともに優れている節約食材と組みあわせることで、より低コストのおかずを作ることができます。
ひき肉料理はアレンジが自由自在なので、食費節約に励みたい方はもちろん、節約メニューがマンネリ化してきている方もぜひ参考にしてみてください。(執筆者:三木 千奈)