マイホームを購入するときに、ハウスメーカーから太陽光発電システムと蓄電池をすすめられることがあります。
それらのほとんどはオプションとしてつけるもので、採用すると予算オーバーになってしまう方も多いと思います。
特に最近は売電価格も下降気味です。
太陽光発電システムに加えて蓄電池もセットで購入して売電収入を期待するというよりは、電気代の節約や災害時の電気の確保につなげたいですよね。
わが家も太陽光発電システムに加えて蓄電池を購入したいと思いましたが、車の買い替えも重なり予算オーバーとなってしまい、蓄電池を断念するかマイホームを狭くするか迷っていました。
そこで営業さんから提案していただいたのが、「日産リーフ」を蓄電池の代わりとして使うことです。
その案の魅力をご紹介していきたいと思います。
目次
日産リーフは「蓄電池」としても魅力的

家に蓄電池を導入する場合、どの程度の容量が適切なのでしょうか。
4人家族と仮定すると、7~10kw前後のものを購入するかたが多いと思います。
この容量の蓄電池の相場は150~300万円程です。
「日産リーフ」の蓄電池の容量はどうなのでしょうか。
実は、初期型のものでも30kw~と大容量です。
1晩と言わず1~2日停電していても対応できる容量です。
新車ではなく中古の場合には、2018年や2017年の新しい型式のリーフは200万円以下で購入できます。
さらに、家の太陽光発電システムで発電した電気を車に充電すれば、ガソリン代も浮かせられます。
この容量の蓄電池を備え、車としても使える日産リーフはわが家にぴったりでした。
マイホームに導入する費用
日産リーフを蓄電池として使用するには、車本体以外にも必要なものがあります。
150万円(中古)
・ V2H本体:
40万円~
・ 設置費用:
25万円~
おおよそ230万円程度でリーフを購入しV2Hの設置工事もできます。
わが家は車の購入費用に150万円ほど予算を割いていました。
そのため、実質的にはV2H本体と設置費用の65万円で、蓄電池の代わりになるものを手に入れられたのです。
注意点
家で電気を使いたいけれど、移動手段としてもリーフを使いたいということもあることでしょう。
そのため、セカンドカーとしての利用がおすすめです。
夜間や災害時にリーフにためた電気を家で使っていても、もう1台の車で移動すれば問題はありません。
反対に、
・ 日産リーフをメインの車として頻繁に使う
などの場合には、あまりおすすめできないので注意が必要です。
ガソリン代節約&補助金ももらえる可能性がある

家の太陽光発電システムで作った電気をリーフで使えば、ガソリン代を節約できます。
また、自治体によっては電気自動車の購入やその設備の設置で、補助金が受けられる場合があります。
熊谷市
熊谷市では補助金制度を設けて、
しています。
杉並区
杉並区では、
(急速充電設備は上限50万円、普通充電設備は上限10万円)
を給付しています。
蓄電池の代わりに検討を
車を購入したばかりの方や、車を使わない方にとっては現実的ではない方法だと思います。
しかし、車の買い替え期が迫っている方、マイホーム購入を機に車通勤となる方は、蓄電池の代わりに日産リーフを候補に入れてみてくださいね。(執筆者:菅野 有香)