ジャムの瓶はサイズも大きくて使い道は豊富な気がして「いつか使う」と思っているうちにたくさんたまってしまいます。
今回は、100円ショップ購入する人も多い瓶容器「ジャムの瓶」の上手な使い道を紹介します。
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目次
1. シロップづくり
ジャムの瓶の優れているところは、酸に強く匂いがつきにくいことでしょう。
100円ショップで売っている樹脂製の保存容器は酸に弱く、酸に強い容器は値が張る傾向がありますが、ジャムの瓶はすっぱいものを入れても問題ありません。
その利点を利用してシロップを作ってみてはいかがでしょうか。
これから気温が高くなると、甘酸っぱい飲み物が恋しくなります。
子どもは市販のジュースを欲しがりますが、市販のジュースは糖分の量が気になります。
自家製のシロップは、ジャムの空き瓶を使えば簡単に作れます。
シロップの基本の作り方
ジャムの空き瓶を洗って煮沸消毒します。
レモンのシロップならば、輪切りにしたレモンと蜂蜜を瓶の中に入れて2日間程度すれば完成です。
蜂蜜の代わりに氷砂糖を使えばあっさりとしたシロップになります。
分量は好みでかまいません。
果実シロップといえば、梅酒を漬ける大きな瓶をイメージしますが、大きな瓶で作るとそれなりに材料費がかかります。
瓶の殺菌に失敗するとカビが生えてしまい、すべての材料と努力が水の泡になることも多いでしょう。
ジャムの瓶ならば、鍋で簡単に煮沸消毒ができて、「試しに作る」という軽い気持ちでチャレンジできます。
大根の千切りと蜂蜜の組み合わせでもおいしいシロップを作れます。
できあがったシロップは、水で割ってジュースにしてもいいし、炭酸水で割って飲んでもおいしいです。
ジャムの瓶を使ったシロップづくりは、容器代がタダだけでなく、少しの材料でも作れるため「あまった大根」を無駄なく使い切れます。
さらに、シロップが完成したらそのまま保存容器にもなります。
2. ニオイのきついものの保存に
ジャムの瓶はしっかりとふたが閉まるため、匂いが外に漏れにくいメリットがあります。
ペット(わが家では金魚)の餌は、大袋で買った方が得なため、つい大袋で買うのですが袋を開けるたびに部屋に餌の匂いが充満してつらい思いをしていました。
しかし、ジャムの瓶に少量ずつ詰め替えてみたところ、保管中も匂いが漏れることがありません。
ジャムの瓶は小さなものでもプラスチック製の使い捨てスプーンがちょうど納まる高さがあり、餌と一緒にスプーンも入れられます。
3. サイズを活かして小物入れに
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ジャムの瓶の再利用といえば、
小物入れが王道の使い道ではないでしょうか。
わが家でも、ほとんどのジャムの瓶は小物入れとして再利用されています。
ジャムの瓶は、透明で頑丈です。
そしてサイズが豊富なので小さなモノの収納に使い勝手がいいです。
とくに子どものおもちゃは小さなものが多く、ひとつなくなってしまうだけで価値が落ちてしまうものがあります。
最近のおもちゃは「使って終わり」ではありません。
1人の子どもが使い終わればフリマアプリで売られることも多いでしょう。
フリマアプリで高く売るためには、小さな部品も欠けることなくそろっていることが大切なポイントです。
小さな部品の紛失を防ぐためにジャムの瓶は重宝します。
ジャム瓶の活用方法4. 「手作りスノードーム」
ジャムの瓶は逆さまにしても中に入れたものがでてこないため、手作りスノードームの材料としても使えます。
手作りスノードームの作り方
作り方は簡単です。
ジャムのふたを土台として使い、内側に発泡スチロールを接着剤で貼りつけます。
発泡スチロールに好きなフィギュアや小さなおもちゃを貼りつけます。
100円ショップで売っているプラパンに絵をかいて入れても(土台の発泡スチロールにさす)すてきです。
ジャムの瓶にラメやビーズを入れ、水を入れてふたを閉めて逆さまにすれば完成です。
ラメだけでなく雪を演出したいときには卵の殻がオススメです。
卵の殻の薄皮を剥がしたら煮沸消毒します。
細かく砕けば完成です。
中に入れる液体は精製水でもいいのですが、ラメやビーズをきれいに動かすためには、精製水70%洗濯のり30%を混ぜた粘度のある液体にするといいでしょう。
ジャムの瓶以外の材料は、すべて100円ショップでそろえられます。
100円ショップに慣れてしまうと「必要な容器は100円ショップで買えばお得」と考えますが、ジャムの瓶こそ、使い道が豊富な万能容器なのかもしれません。(執筆者:式部 順子)