かつての筆者は家族から「浪費の達人」と呼ばれており、毎月通帳のマイナス表示を見ながらうなっていました。
しかし、現在はその原因を突き止めて改善し、今はようやくお金を貯められるようになりました。
かつてお金が貯まらない人であった理由や、それを返上するために行った改善策について説明します。
目次
1. 財布の整理や現金の把握ができていない人
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お金が貯まらない人は、財布の中が整理されていないことが多いでしょう。
・ お札だと思っていたら全部レシートだった
・ 小銭入れがいつも小銭でパンパン
・ 必要なクレジットカードやポイントカードをすぐに取り出せない
・ レジで購入物の値段やおつりを間違えられても気づかない
上記のケースに1つでも当てはまる人は、お金が貯まりにくいでしょう。
財布の中身を把握していない人がお金を貯められない理由をお伝えします。
財布の中身に無頓着だとお金が貯まらない理由
財布の中の現金額を把握していない人は、買い物でいくら現金が減ったかもわからずその結果、家計が赤字になっても原因がわからないままでいます。
カードの種類を把握していないことも大きな問題です。
以前、筆者の財布には大量のカードが入っており、クレジットカード払いではそのとき目についたカードを使い、個々のカードの支払金額もろくに把握していません。
毎月複数のカード利用代金が引き落とされた後に総合口座の残高がマイナスになり、給料日前にお金に困ることもしばしばでした。
総合口座には自分が預けた定期預金の9割までお金を借りられる「当座貸越」というサービスがあり、利用すると口座残高にマイナス記号がつきます。
そのマイナス分を埋めるために定期預金を解約したこともあります。
さらに、必要な時に必要なポイントカードが出ないため、度々ポイントを取り損ねていました。
改善策:「財布の中身を整理する」
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これまでに紹介したような状態に陥ると、ほとんど貯蓄ができず、子どもの教育に十分なお金をかけられない可能性が出てきました。
そのことに気付いた筆者は、まず財布の中身を整理しました。
そのために行ったのが次の2つのことです。
(1) 定期的に引き出し、支払後に必ず確認
財布の現金がなくなるたびにATMに行くのはやめ、週に1度、定額でお金を引き出し、支払を行った際には必ず残金を確認することを心がけました。
それだけで、手元に現金が残るようになりました。
(2) 財布に入れるカードを絞る
財布に入れるカードを絞る改善も行いました。
クレジットカードやポイントカードは可能な限りスマホやカード入れに入れ、財布に入れるカードを絞り、ふだん使うクレジットカードは1枚に限定し、他のカードは、カード会員割引デーなどでどうしても必要なときにだけ持って行くことにしました。
その結果、カード支出の管理が容易になって毎月の赤字が黒字に転換し、ポイントも順調に貯まるようになりました。
2. お金が貯まらない人は整理整頓が苦手
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整理整頓が苦手な人もお金が貯まりません。
筆者もそうですが、その点を改善してお金を貯めるまでにかなり苦労しました。
整理整頓が苦手な人がお金が貯まらない理由
整理整頓が苦手な人には、以下のような現象がよく起こります。
・ 食品ロスが大量に出る
・ 収納アイテムを使いこなせずゴミになる
これらの現象が起きるとなぜかおもしろいように支出が増え、一向にお金が貯まりません。
改善策:「とにかくモノを増やさない」
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整理整頓が苦手だとお金が貯まらないとわかっていても、生まれ持った性分ゆえになかなか改善できません。
そのような場合は、とにかくモノを増やさない方法でいきましょう。
モノが少なければ整理整頓が下手でも管理が容易になり、ムダ遣いの原因となる重複買いや食品ロスなどを最小限に防げます。
たとえば、筆者自身は次のことを守っています。
・ 「1つなくなってから1つ買う」を徹底する
・ 明確な用途がない収納用品は買わない
・ 定期的に不要なものを捨てる
以上のことを守るだけでモノを管理しやすくなり、おもしろいようにムダな支出が減ってお金が貯まりやすくなりました。
なお、家族に整理整頓が得意な人がいれば、その人に管理をお願いしてもいいでしょう。
それによってさらにモノがきちんと管理され、もっとムダな支出が減ります。
3. 多趣味だとお金は貯まらない
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多趣味もまた、お金が貯まらない原因となります。
こちらも筆者の実体験がもとになっています。
多趣味だとお金が貯まらない理由
多趣味な人の多くは熱しやすく冷めやすい人です。
いろいろな趣味に手を出しては、飽きることも多く、趣味の支出が増えます。
趣味の支出は人生を楽しむ上で必要ですが、アイテムだけ買ってすぐに飽きればその支出はムダになります。
その後、違う趣味を始めてまた飽きることを繰り返せば、ムダな支出と不要物は増えていき、当然お金が貯まりません。
不要物が増えてモノの管理が難しくなり、先述した「整理整頓が苦手な人」と同じ経過をたどる場合もあります。
改善策:「趣味を絞って不要なアイテムを処分」
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継続年数を目安に趣味を絞って、不要なアイテムは処分するようにしましょう。
多趣味が原因で家計が赤字の場合は、シンプルに趣味を減らすのが1番です。
その目安となるのが継続年数です。
複数の趣味があっても、すべて5年、できれば10年以上続いていれば、並行して残す価値はあります。
しかし、5年未満であれば、いずれかの趣味は捨てましょう。
5年以上の趣味を並行しても良い理由は、趣味の作品などが売れる程度に上達している可能性があるからです。
ハンドメイド作品や写真は、販売サイトやフリマアプリで売れる可能性があります。
筆者もたまにメルカリやピクスタなどで趣味の作品を売っています。
また、捨てる趣味のアイテムは、フリマアプリや下取りなどに出して処分するといいでしょう。
うまくいけばお金になりますし、タダで引き取られても不要物を処分できて家がスッキリし、趣味にかけるムダな支出は減り、お金も貯まることを実感できます。
「財布・モノ・趣味」の整理で貯まる体質へ
お金が貯まらない人が「財布」「モノ」「趣味」を整理すると、お金が貯まる人になれる可能性が高いでしょう。
財布の中の現金やカードを整理すればお金との向き合い方を、家の中のモノや趣味を整理すれば、自分の支出パターンを見直せます。
それを通して、自分がお金を貯められない行動パターンにも気づくことができ、そこを改善することでお金を貯められるようにもなります。
現在お金が貯められなくて困っている人は、ぜひ「財布」「モノ」「趣味」を整理してみてください。(執筆者:大岩 楓)