結婚当初、貯金ゼロから生活を始めた筆者は、結婚式費用を捻出するために、とにかく「食費」を削減しようと日々節約に励んでいました。
支出が多い月は、「月1万円」で乗り切ったこともあります。
しかし、健康を害さず食費を月1万円に抑えるには、食材をなるべく安く購入し、毎日のメニューを工夫する必要があります。
そこで今回は、筆者の経験に基づいた、「超ストイックな食費節約術」について紹介いたします。
短期集中で頑張る食費節約術となっているので、「今月は支出が多い」「食費に回せるお金が少ない」というときに、ぜひ役立ててみてください。
目次
食材を安く購入する買い物のコツ
食費をなるべく安く抑えるには、食材購入にあまりお金をかけられません。
筆者が食費を月1万円でやりくりしていたときは、特売品やタイムセール品さえ「高い」と感じたほどです。
食材を底値以下で購入するために、以下のような工夫をしていました。
スーパーへ行くのは「閉店間際」が基本

基本的に、スーパーへ行くのは夜です。
閉店間際の時間を狙って買い物をしていました。
なぜなら、その日売れ残った「半額商品」に出会える確率が高いからです。
特売品も、閉店間際なら半額です。
特売品のグラム100円のお肉も、半額のグラム50円でゲットできた方が、より食費を抑えることができます。
野菜は「見切り品コーナー」へ 冷凍保存も活用
スーパーへ行ったら必ず「見切り品コーナー」へ一直線です。
その日のうちに消費した方が良い野菜などが激安価格で買えることがあるため、そういった見切り品を積極的に購入していました。
見切り品の野菜がたくさんあるときは、カゴいっぱいに購入しても数百円程度で済むこともあります。
もちろん、見切り品は早めに使い切らなければ傷んでしまいます。
そのため、帰宅後すぐに下処理&冷凍野菜にしておくことが重要です。
冷凍しておくと長持ちしますし、時短にもなるので、食費の節約につながります。
毎回「2,000円まで」と予算を決める

月1万円以内となると、1度の買い物に使うお金もそこまでかけられません。
筆者は当時、週に1度のまとめ買いをしていたので、1度の買い物予算は「2,000円まで」と決めていました。
2,000円と決めて買い物へ行くと、自然とお菓子や加工品などの「なくても良いもの」は、カゴに入れなくなります。
必要なものだけをできるだけ安く購入するように気をつければ、少ない予算でも抑えることが可能です。
献立の決め方
超ストイックに食費を節約するのなら、1食あたりのコストもあまりかけられません。
ですが、栄養が偏りすぎてはカラダを壊してしまいます。
健康を害することなく食費を抑えるには、米でボリュームを出すのではなく、野菜やたんぱく質もしっかり摂ることが大切です。
「もやしは1kg買い」かさましが基本
筆者がやっていたのは、もやしを使ったかさましレシピです。
もやしは1kg100円程度で購入できるうえに、食べ応えや栄養も十分なので、メインや副菜問わず重宝します。
・ もやしのお好み焼き
・ 和え物
・ もやしハンバーグ
など、使い勝手が良いので、食費を節約しながら食べ応えのあるメニューを作るのに最適です。
週に1度は「丼もの」メニュー

洗いものも食材も少なく済む「丼もの」は、週に1度必ず取り入れるようにしていました。
親子丼やチキンカツ丼が、我が家の定番メニューです。
具沢山のお味噌汁をつければ、栄養バランスも十分です。
週に1度は「豆腐メイン」のおかず
肉や魚だけだけでなく、「豆腐」もメインおかずとして使うのが、食費節約のポイントです。
豆腐は食べ応えもあり、価格も安いので、節約中には欠かせないお助け食材です。
・ 麻婆豆腐
・ 湯豆腐
・ 豆腐ハンバーグ
など、バリエーションも豊富なので、ローテションもしやすく献立を決めやすいメリットもあります。

副菜は2~3日分作り置き
当時夫婦2人だったこともあり、副菜は基本的に毎日作らず、作り置きをしていました。
数日同じものを食べることもあれば、切り干し大根やひじきの煮物などフリージングできる副菜は、冷凍保存をしておくこともあります。
数日分の作り置きは、食材費だけでなく光熱費の節約にもつながります。
無理なく挑戦して節約しよう
食費を極限まで抑える、「超ストイック」な節約術を紹介しました。
買い物はもちろん、献立決めも工夫をして達成できた金額ではありますが、健康を害することなく食費を抑える手段としてはかなり役立ちます。
出費がかさむ月や、どうしても食費のお金がかけられないときにおすすめです。
見切り品野菜のフリージングや週1回の丼ものメニューは、現在でも取り入れている効果大の節約術なので、できそうなことから挑戦してみてはいかがでしょうか。(執筆者:三木 千奈)