総務省が実施した2017年の家計調査によれば、世帯あたりで消費する「ビール・発泡酒・ビール風アルコール飲料」の支出平均は、年間2万278円です。
自分や家族をねぎらったり楽しい気分になれるお酒ですが、量が増えれば家計を圧迫してしまいます。
そこで今回は、節約につながるビールの買い方について解説します。

目次
「箱買いが1番安い」は本当か
ビールや発泡酒は、
というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
本当に箱買いのほうがお得なのか検証すべく、筆者がよく行くお店2件で、
・ 6缶パック
・ 箱買い(24本)
の価格を比較しました。
※ビール・発泡酒ともに、それぞれ同じ商品で比較。
検証結果

ビール・発泡酒ともに、350mlをバラで購入すると割高です。
一方、ビールは2店舗ともに「6缶パック」と「箱買い」では単価が同じでした。
発泡酒に関しては、A店は「6缶パック」が1番安く、B店では「箱買い」が1番安いことがわかります。
つまり、
そのため、
思い込みで「箱買い」をしてしまうと、思いがけず損をしてしまうこともあるでしょう。
ついつい飲み過ぎてしまう人には「6缶パック」がおすすめ
「箱買い(24本)」のメリットは、
・ お店によっては安く買える
この2つですが、ついつい飲み過ぎてしまう人にとっては、節約どころか「逆効果」になることがあります。
1日2本ビールを消費する家庭の場合、1週間に「6缶パック」を3個購入すれば足ります。
しかし、「箱買い」をすると、1日2本飲んでも10本も余ってしまいます。

余った分をついつい飲み過ぎてしまう人には、「箱買い」よりも「6缶パック」のほうが節約効果は高いでしょう。
我が家では、以前ビールの箱買いをしていました。
しかし、ストックがあると
「気分がいいから」
など、いろいろな理由を付けて、ついつい飲み過ぎてしまうことが多かったです。
現在は、反省をいかして、1日に必要な本数を夫婦で2~3本として、1週間分の14~21本を目安に購入しています。
筆者は、お酒代の節約のために、必要な本数を逆算して、少し足りないぐらいにとどめるようにしています。
足りなくなったら「休肝日」が合言葉
1週間に飲んでOKな本数が決まっていると、普段から飲み過ぎを控えることができます。
節約しつつ健康管理もできて一石二鳥です。
なんとなく「箱買い」をしている人は、まずは1か月に何本ぐらい飲んでいるのかチェックしてみましょう。
必要な本数を逆算してお酒代を節約しよう
ビールや発泡酒の「6缶パック」と「箱買い」では、価格の差はそれほど大きくありません。
お酒代を節約するのであれば、「箱買い」にこだわるよりも、必要な本数を逆算して購入する方が得策です。
ちょっと足りないぐらいの量を購入することで、節約だけでなく健康管理にも効果が期待できるでしょう。(執筆者:成田 ミキ)