新社会人や進学、転勤によって新しい生活を送るうえで賃貸物件を契約する必要があります。
近年、都内を中心に単身者向けの短期賃貸住宅が増えています。

目次
短期賃貸住宅にかかる費用
短期賃貸住宅とは、最短1か月から借りられる月極めの住宅のことです。
一般的な短期賃貸住宅には家具家電がついており、着替えさえ持って行けばすぐに生活をスタートさせられます。
通常の賃貸借契約よりも1.5~2倍ほどの家賃がかかりますが、水道光熱費、Wi-Fiなどの費用も含まれています。
一方で、通常の賃貸借契約(2年更新)をする際には、敷金や礼金、仲介手数料、火災保険などある程度まとまったお金がかかります。
また、家具家電を準備する必要があり、引っ越し業者の手配も自分でしなければなりません。
それぞれの住宅にかかる費用を計算してみました
通常の賃貸住宅の賃料を8万円として、短期賃貸住宅を2倍の16万円とします。

グラフにすると、半年くらいまでは短期賃貸住宅のほうが安くなります。

これは短期賃貸住宅の家賃を通常の2倍として計算した結果です。
実際にある物件を調べてみましょう。
OYO LIFEというスマホで契約できる短期賃貸住宅サービスがあります。
都心部を中心に短期物件が紹介されています。
いくつか見てみると、通常の賃貸物件の家賃の1.5倍程度で利用できそうです(物件一覧で表示されている金額だけでなく、共益費や管理費もかかるようです)。

契約までの手間を省ける
短期間の利用であれば、通常の賃貸住宅よりもお得です。
それ以外にも、契約までの手間がかからないことも短期契約住宅の魅力のひとつです。
OYO LIFEでは、物件探しから入居の契約、支払いまでをスマホで済ませられます。
契約が済むと2~3日で利用を開始できます。
通常の賃貸契約ではホームページで物件を探し、不動産業者に連絡して物件を見学します。
その後、賃貸契約に必要な書類を書き、不動産業者を通して大家さんに渡ります。
契約後は敷金、礼金、仲介手数料と1か月分の家賃を支払い、確認できてから引っ越しができるという流れです。
この間、最短でも約2週間程かかります。
引越しをしてからも水道局や電気業者、ガス業者に連絡して、使用できるようにしなければなりません。
Wi-Fiを引こうとすると契約してから工事が必要です。
ホテルと普通の賃貸住宅の間のサービス
短期賃貸住宅は主に長期出張者で使われることが多いようです。
1~6か月程度の出張の際に、その期間ビジネスホテルに滞在するよりも、短期賃貸住宅を利用するほうが安く収まります。
通常の賃貸住宅では、1年未満の解約には違約金がかかることがあります。
新社会人になり、半年間だけ本社のある東京で研修をして、それから全国の支店に配属されるような大手の会社に入社された方の利用もあるようです。
OYO LIFEのサイトには湘南藤沢の物件も紹介されており、転職をした人が次の仕事が始まるまでのリフレッシュ期間に利用しているなど長期間の旅行にも利用できます。(執筆者:田中 かな太)