食費を節約しようと、できるだけ価格の安い商品を買うようにしていても、つい「ついで買い」をしてしまうことはありませんか。
たった100円の商品だとしても、チリも積もれば大きな支出となってしまいます。
スーパーには、いろいろな販売戦略を行っているため、しっかり財布の紐をしめているつもりでも、気づけばムダなものを「ついで買い」してしまいがちです。
そこで今回は、スーパーでやりがちな「ついで買い」を防ぐために筆者が実践している5つのことをご紹介いたします。

目次
1. 「レジ横の誘惑」にのらない
どのスーパーでも、レジ横にお菓子やおつまみが陳列されています。
レジ待ちをしている間、どうしても目に留まってしまいます。
とくに、自分の好きなお菓子や、新商品、お買い得商品だったりすると、つい気が緩んで購入してしまいがちです。
そこで筆者は、レジ待ちの間も陳列棚を見ないようにしています。
また、「レジへ並んだ時点で追加購入はしない」と意思を固めることで、レジ横商品のついで買いを防げます。
2. スーパーの滞在時間を決める
スーパーで買い物をするとき、つい長い時間滞在しまうことはありませんか。
店内にいる時間が長ければ長いほど、それだけいろいろな商品を目にすることになるため、ついで買いをしやすくなってしまいます。
買い物をするときは、あらかじめ滞在時間を決めて、不必要に店内をうろうろするのを避けることが重要です。
筆者は、店内に入ったら、まず入店時間をチェックし、15~20分以内に買い物を済ませられるよう心がけています。
事前にタイムリミットを決めておくことで、無駄買いやついで買いを減らすことが可能です。
3. 買うものリストをメモしておく
買い物をするときは、事前にある程度買うものを決めておくことも大切です。
何も決めずにスーパーへ行くと、つい、あれもこれもカゴにいれてしまいがちです。
事前に「買うものリスト」を決めておくと、買い物もスムーズに済ませられるうえに、すべての売り場を見回る必要もないので、ついで買い防止につながります。
買うものメモは、紙に書いても良いですが、せっかく書いたのに持ってくるのを忘れてしまうこともあります。
スマートフォンのメモ帳に残しておくと、買うものリストがいつでも確認できるので便利です。
4.「期間限定」、「特売」といった商品につられ買いしない

スーパーに陳列されている商品のなかには、「本日限定」や「期間限定」、「特売の品」がたくさんあります。
こういった「今だけお買い得」と感じるネーミングの商品は、今買わなきゃ損と思ってついで買いしてしまうことが多いです。
もちろん、どれもお得な商品に間違いはありませんが、買いすぎは禁物です。
購入予定にない食材だった場合は、買いたい気持ちをぐっとこらえて、購入を見送るのもついで買いを防ぐ対処法となります。
5. 買い物が予算内に収まるかを考える
食費を抑えるには、ひと月の食費予算をたてるだけでなく、1回の買い物で使える予算も決めておくことが重要です。
1回あたりの買い物で多額の支払いをしてしまっては、予算内に抑えることが難しくなります。
そのため、ついで買いをしてしまいそうなときも、「コレを買って予算内に収まるかどうか」をまず考えましょう。
筆者も、1か月の食費を2万5,000円と言う予算を立てていますが、1回あたりの買い物予算は5,000円程度と、使ってよい金額を決めています。
予算を意識しながら買い物をすることで、ついで買いはもちろん、余計なものを購入することが減りました。
コツをおさえて「ついで買い」をなくそう
食費の節約を意識して買い物をしても、ついで買いが多くなってしまっては節約効果が薄くなってしまいます。
ついで買いで購入するもののほとんどは、不必要なもの、つまりムダ買いと同じです。
スーパーにはたくさんの誘惑があるため、すべてを断ち切るのは難しいかもしれませんが、コツさえおさえれば案外無理なくついで買いを減らせます。
まずはできることから、実践してみてはいかがでしょうか。(執筆者:三木 千奈)