コロナの影響で、宅配やテイクアウトに頼っていたという人も多いのではないでしょうか。
家計への負担を考えると、1人暮らしの場合や1人で食事をするときには、冷凍食品を活用したほうが安価に済むこともあります。
1人で食事をとる機会が増えたという人は、とくに必見です。
目次
業スやコスモスなど4業種で購入
今回は、ただ単純に安価でボリュームのあるおススメ冷凍食品を紹介するだけでなく、同じ商品があるならどこで買うと安いのかについても調査してみました。
調査の対象にしたのは、下記の4業種です。
・ 薬だけでなく食品や日用品も安く買えるドラッグストアの代表格、「ディスカウントドラッグ コスモス」
・ 品ぞろえが豊富で安定的に安価な商品を提供している全国スーパーチェーンの代表格、「イオンスタイル」
・ 2019年の店舗数は2万軒を超えてダントツの1位となったコンビニチェーン店の代表格、「セブン-イレブン」
1. 炒飯
冷凍食品の炒飯は、レンジでチンするだけで何も手を加えずに調理できるだけでなく、お米なので満腹感がありボリュームが感じられるという理由から男女問わず人気です。
最近では、炒め方だけでなく、香りにまでこだわっている本格的なものもあります。
ここでは、リーズナブルな価格でありながら、まるで外食をしているような感覚で本格的な炒飯が楽しめる2商品を紹介します。
プレミアム「直火炒め極上炒飯」(298円)300g

コンビニ「セブン-イレブン」の独自商品で、値段は298円と冷凍食品の炒飯のなかでは高額ですが、具材がたくさん入っているので食べたときのボリューム感が違います。
お米は、ふっくらしているのにパラパラで、独特の香りやクセがない本格的でやさしい味です。
炒飯と言えば、餃子の王将の400円が筆者の知るいちばん安い価格ですが、冷凍食品を活用すれば、100円ほど安く炒飯が楽しめます。

ニチレイ「本格炒め炒飯」(268円)450g

ニチレイ 本格炒め炒飯は、食べ盛りのお子様やガッツリ食べたい人におススメの、ボリューム満点450gの炒飯です。
先ほど紹介した「セブンプレミアム極上炒飯」が中華店の炒飯なら、こちらの「ニチレイ本格炒め炒飯」は醤油ベースの下味でラーメン屋さんの炒飯といった感じです。
こちらは、コスモス・業務スーパー・イオンスタイルの3店舗すべてで販売されていましたが、価格は下記のとおりでした。
・ ディスカウントドラッグ コスモス(268円)
・ イオンスタイル(298円)

2. からあげ
お店で食べるよりおいしいものや、ひとつひとつのサイズが大きくボリュームのある冷凍のからあげが人気です。
夕食のプレートに2~3個乗せるだけでもグンと豪華になりますし、お弁当に詰めるとメインおかずになるので重宝します。
味・価格ともに満足「ごろっとうまい 鶏ももから揚げ」

味と価格ともに満足したのが、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の「ごろっとうまい 鶏ももから揚げ」(378円)415gです。
執筆時の鶏モモ100gあたりの価格は平均で111円だったので、揚げる手間ひまを考えると、1g:1円以下のイオンのから揚げは、十分に安いと思います。

衣が「ぶ厚く」なく、余分な衣が肉に巻き付いていないので、本格的なから揚げが味わえます。
コショウのパンチが効いたスパイシーな味わいも、おススメポイントです。
いちばんお得「和風鶏もも唐揚」

全体のグラム数が500gもあるのに、価格が398円とダントツで安かったのが、業務スーパーの「和風鶏もも唐揚(398円)500g」です。
生地にはやや分厚さがありましたが、1gが0.7円と破格のうえ、1個1個も大きくてボリュームがあり、お肉もやわらかく醤油の香るおいしい味となっています。

ニチレイ「若鶏の唐揚げ 特から」(378円)415g

1gが1.09円と、鶏モモ肉の平均価格1g:1.11円に近いものの、ひとつひとつにボリュームがあり、じゅわっとあふれてくる肉汁が最高の1品です。

ニチレイの「若鶏の唐揚げ 特から」は、ディスカウントドラッグ コスモスで、415gが378円で販売されています。
セブンプレミアム「若鶏の和風鶏から揚げ」(238円)180g

1gが1.3円と、ほかの商品と比べると割高なセブン-イレブンの「若鶏の和風鶏から揚げ」(238円)180gですが、味もトップレベルと言えるでしょう。
「若鶏の和風鶏から揚げ」は、おいしいものが多い、セブン-イレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」の商品です。

節約したいときには購入するのにちゅうちょする商品ですが、今回紹介したどのから揚げよりも衣がサクサクしていてジューシーなおススメの1品です。
3. パスタ
お店に行くと1,000円くらいする本格的なパスタが、冷凍食品だとその3分の1以下の料金、150円以下~300円ほどで手軽に楽しめます。
パスタは、冷凍食品のなかでも価格が安く、ボリュームがあって食べ応えのある商品が多いので、1人で手軽に食べて節約したいときにはイチオシです。
オーマイ「ミートソース」(128円)300g

オーマイのミートソース300gは、業務スーパーで、なんと128円で販売されていました。
自動販売機のペットボトルより安い金額で、パスタが味わえます。

麺がもっちりとしていて食べ応えがあり、300g入りでボリュームがあります。
ミートソースなのでクセがなく、食べやすいのもポイントです。
マ・マー「THE PASTA香味野菜のミートソース」(198円)290g

マ・マー「THE PASTA香味野菜のミートソース」290gは、ディスカウントドラッグ コスモスで、198円で販売されています。

ミートソースの味が濃厚なだけでなく、もちもち麺なのにつるんと喉越しのいい麺に驚く1品です。
マ・マー「大盛りスパゲティミートソース」(178円)360g

マ・マー「大盛りスパゲティミートソース」は、ボリューム満点で360g もあるのに、イオンスタイルにて178円というお買い得な価格で販売されています。

お皿に出したときは「残念な見た目」なのですが、ナスも大きく、もちもちとした食感の麺もおいしいので満足度が高いです。
セブンプレミアム「ボロネーゼスパゲッティ」(238円)318g

パスタのなかでいちばん価格の高い、セブン-イレブンの「ボロネーゼスパゲッティ」(238円)318gですが、肉や野菜の存在感がすばらしく「食べた」という強い満足感があります。
「ボロネーゼスパゲッティ」は、セブン-イレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」の商品です。

イタリアンレストランなどで人気のボロネーゼを、そのまま冷凍したようなおいしさでクオリティが高いです。
フタを線まで開けてレンチンするだけなので、他に食器もいらず後片付けも必要ありません。
ボリュームだけでなく、パセリも入っているなど、彩りにこだわる人も満足できる可能性の高い1品と言えます。
4. お好み焼き(目安300g)
生地を作ってから焼くお好み焼きは、1人だと調理が面倒な1品ではないでしょうか。
冷凍のお好み焼きなら、電子レンジでチンするだけで手間がなく、1人でも手軽に楽しめます。
テーブルマーク「ごっつい旨いお好み焼」

ソースだけでなく、マヨネーズや青のり、かつおぶしも入っているので、「ごっつい旨いお好み焼」を買うだけで本格的なお好み焼きが楽しめます。
「ごっつい旨いお好み焼」は、いろいろなお店で売っているメジャーな商品です。
セブン-イレブンでは取り扱いはなかったものの、今回買い物をした他3店舗には商品があり、価格差もありましたので紹介します。
・ 業務スーパー(228円)
・ イオンスタイル(258円)

紙皿ごとレンジして食べることができるので、洗い物を出さずに手軽にお好み焼きを楽しめます。

なかに入っているイカやエビなどの具材が豊富なだけでなく、ボリュームのあるふわふわな生地で満足度が高い1品です。
セブンプレミアム「ぶ厚い お好み焼き」(228円)270g

「ぶ厚い お好み焼き」(228円)270gは、セブン‐イレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」の商品です。
グラム数は少なめですが、価格が安定しているという点や店舗数のいちばん多いコンビニ「セブン-イレブン」で購入できるという点を踏まえると、安価な場合もあるでしょう。
こちらの「ぶ厚い お好み焼き」も、紙皿ごとレンチンしてお皿のかわりに使えるので、洗い物を出さずに食べることができます。

具だくさんでボリュームがあり、ふわっとした生地でおいしいです。
残念なのは、マヨネーズがついていないことで、マヨネーズが好きな人には大きなマインスポイントとなるでしょう。

今回紹介した価格や商品について
今回紹介した商品が、今回紹介した店舗に必ずあるとは限りません。
また、グラム数やパッケージが変更になること、店舗によって価格が違うこともありますので、どうかご了承ください。
安価な冷凍食品も活用して食費を抑えよう
宅配やテイクアウトは手軽でおいしいですが、1人分の食事の場合には、送料がかかるなど割高になってしまうこともあります。
既製品でササッと済ませたいものの、長期間の外出自粛や休業要請の影響で家計がピンチだというときは、ぜひ冷凍食品も取り入れてみてください。
今回紹介したなかでも、パスタ、お好み焼きのようにトレーでそのまま調理して食べられるものであれば、食器に移しかえる手間さえないのでおススメです。(執筆者:山内 琉夢)