梅雨の時期には、天気が悪く湿度も高くて洗濯物がなかなか乾きません。
せっかく乾いても生乾きのニオイにプチストレスを感じる人も多いことでしょう。
そうした梅雨時期の強い味方であるのが「洗濯乾燥機」や「浴室乾燥機」ですが、電気代がかかるのがネックです。
そこで今回は、「洗濯乾燥機」と「浴室乾燥機」にかかる電気代を節約するコツを紹介します。
コインランドリーを利用した際のコストにも触れているので、自分にぴったりの方法を探ってみましょう。

目次
「洗濯乾燥機」と「浴室乾燥機」にかかる電気代
電気代を比較すると、洗濯乾燥機の電気代は浴室乾燥機の1/2です。
48.72円(※1)
浴室乾燥機:
96.91円(※2)
※ 洗濯乾燥機:パナソニック「NA-VX300AL」、浴室乾燥機:パナソニック「FY-13UG3」で比較
※1:「(洗濯乾燥時消費電力量0.99kw – 洗濯時消費電力量0.07kw)× 26.48円(TEPCO「従量電灯B・第2段階料金)× 2h」で計算
※2:「1.22kw × 26.48円(TEPCO「従量電灯B・第2段階料金)× 3h」で計算
梅雨の期間(約1か月)に、1日2回洗濯物を乾燥させるためにかかる電気代は、
48.72円 × 60回 = 2,923円
浴室乾燥機:
96.91円 × 60回 = 5,814円
です。
参照:「価格.com – パナソニック NA-VX300AL スペック・仕様」
参照:「従量電灯B・C|電気料金プラン|東京電力エナジーパートナー株式会社」
コインランドリーを活用した場合の費用
洗濯物が乾かないときにコインランドリーを利用する人も多いかもしれません。
筆者は、梅雨の時期や冬場に毛布やラグを持ち込むことがあります。
コインランドリーで乾燥機を使う場合の費用相場は、次の通りです。
100円/10~12分
1回あたりのコストは洗濯乾燥機より高いものの、浴室乾燥機に比べると金額はそれほど変わりません。
ただし、浴室乾燥機は乾かすまでに3時間かかりますが、コインランドリーなら10分程度で乾かせる点がメリットです。
自宅周辺にコインランドリーがある場合には、選択肢の1つに加えてみてもよいと言えます。
洗濯乾燥機・浴室乾燥機にかかる電気代を節約する3つのコツ

電気代を節約しながら洗濯物を乾かすには、次の方法をおすすめします。
・ 洗濯物の量をできるだけ減らす
・ 電気料金が安い時間帯に乾燥機を使う
夜間に洗濯、部屋干しをして、朝になってもまだ乾いていないものだけに洗濯乾燥機を使えば、電気代を節約できます。
部屋干しではエアコンや扇風機をうまく使ったり、間隔をあけるなど干し方を工夫したりするのも効果的です。
また、洗濯物の量を減らせばそのぶん手間とコストが減ります。
少しの時間だけ羽織ったパーカーや、直接肌に触れない服であれば、洗濯頻度を見直してみるのも1つの手です。
「料金プランの見直し + 夜間使用」で月1,000円以上お得
電気代を節約するのであれば、乾燥機の出番が増える梅雨の時期やエアコンの利用頻度が増える夏を前に、電力会社や料金プランを見直しておくことがポイントです。
わが家では、一般家庭向け料金プランを利用しています。
夜間の使用電力料金が安いプランに変更した場合に、どの程度の節約効果を得られるのか比較してみます。

※3:TEPCO「従量電灯B・第2段階料金」
※4:TEPCO「夜トクプラン(夜トク12)」
梅雨の時期に乾燥機を60回(1日2回 × 1か月)使った場合には、洗濯乾燥機なら387円、浴室乾燥機なら770円ほどお得になります。
さらに、タイマーを使うなどして以下の家事を電気代が安い時間帯に集中させることで月530円ほど節約できるので、トータルで910~1,300円/月程度お得になる計算です。
・ 洗濯機:0.5kwh
・ 食洗機:1.2kwh
・ 炊飯器:0.35kwh
ただし、夜間お得プランは昼間の電気料金が高く設定されていることが多いため、日中に在宅の家族がいる家庭では損をしてしまうリスクがあります。
家族のライフスタイルをイメージしながら、ベストな料金プランを選びましょう。
参照:「電気製品の消費電力一覧|地球の歩き方オンラインショップ」
「洗濯物が乾かない」を節約しながら乗り切る
梅雨の時期は洗濯物の山に悩まされる人も多いことでしょう。
洗濯のやり方やタイミングを見直すことで、洗濯乾燥機や浴室乾燥機にかかる電気代を節約できます。
電気代節約のコツをうまく活用して、梅雨の時期を乗り切りましょう。(執筆者:成田 ミキ)