1回の買い物に使う金額を少なくすることができたら、少しずつですが着実に食費や生活費を節約できます。
買い物上手を目指すなら「買い物に行く前」、「買い物中」の2つに分けて、節約につながる行動を意識してみましょう。
今回は、節約効果を高めるために実践したい「買い物の事前準備」、「買い物でムダな出費を防ぐポイント」を紹介します。

目次
買い物前にやっておきたい3つの準備
買い物でムダな出費を防ぐには、まず買い物に行くための準備が大切です。
何も考えずにお店に向かってしまうと、会計時に「こんなに!」と後悔することになりかねません。
具体的には、次の3つの準備が挙げられます。
2. 次回の買い物に行く日をチェック
3. 買い物メモの作成
在庫を確認して次回買い物に行く日までに必要な物をリストアップすれば、必要な物が明確になりムダ遣いは激減します。
筆者は、週1回のまとめ買いに行く前にこれらを済ませておきます。
慣れるまでは20分ほどかかりましたが、何度もやっているうちに10分ほどで完了できるようになりました。
いざ買い物へ ムダな出費を防ぐ4つのポイント
前述した買い物前の準備ができていれば、ムダ遣いはほぼカットできます。
ただし、お店に行くタイミングや店内での行動によっては、それがうっかりムダ遣いを招いてしまうため注意が必要です。
お店でムダ遣いをしないためには、以下のポイントを意識しましょう。
ポイント1:混雑時と空腹時を避ける
混雑時には慌てて割高な商品を買ってしまったり、買い忘れたりすることがあります。
また、空腹時にはパンやおつまみに目が向いてしまうことがあります。
混雑時を避けることがむずかしい場合もありますが、自分の空腹具合はある程度自分でコントロールできます。
「食後に行く」、「アメをなめながら行く」などの工夫をしてみましょう。
ポイント2:電卓機能を使って購入金額をイメージ
まとめ買いはカゴに入れる商品が多くて、どのくらいの金額になるのかが分からなくなる傾向にあります。
お財布の金額と相談しながら買い物をしたい時には、携帯電話の電卓機能を使って購入金額をイメージしてみましょう。
ポイント3:誘惑の多い列には並ばない
レジが混んでいる際には、できるだけ誘惑の多い列には並ばないことが鉄則です。
お菓子が好きな人なら「お菓子コーナー」、お酒が好きな人なら「お酒・おつまみコーナー」の近くは避けましょう。
また、お子さんを連れて買い物に行く場合には、お菓子やジュースが並ぶエリアも同様です。
強い意志がない限り、誘惑の少ない列に並んだほうが節約につながります。
ポイント4:レジ袋必須

レジ袋有料化に伴い、レジ袋1枚につき2~5円ほどかかるお店が増えています。
エコバッグを持参すると環境に配慮しつつ節約もできるので一石二鳥です。
たくさん買う時ほど忘れないように気を付けましょう。
お店によっては無料で段ボールをくれるため、袋を忘れた際には店員さんにひと声かけてみるのも1つの手です。
まずは1回の買い物で100円節約を目指そう
1回の買い物で100円節約すると、週1回の買い物をする人なら年間5,200円(100円 × 52週)も浮く計算です。
買い物の際についお菓子やジュースに手を伸ばしてしまうという人は、事前に作っておいた買い物メモを見ながら今回の買い物で必要な物かどうか考えてみましょう。
買い物上手になるためには行動と意識を見直すことが大切
ムダ遣いを減らしたいと思っていても、原因と対策が分からなければ改善するのは大変です。
買い物上手になるカギは、事前準備とお店での行動です。
行動と意識を見直しながら、ムダ遣いにつながる習慣を変えていきましょう。(執筆者:成田 ミキ)