夏には大活躍する麦茶ですが、家族全員がどんどん飲んで、あっという間にお茶のポットが空になっている、といったことがよくあります。
わが家では夏だけではなく1年中麦茶を愛飲していますが、やっぱり夏の消費量がダントツで多いのです。
この記事では、麦茶を大量消費する夏を迎える前に作り方別のコスパを紹介します。
各タイプの紹介の最後に2Lあたりの平均価格もご紹介していますので、参考にしてみてください。
目次
1. コスパ最強!煮出しタイプ
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昔ながらの、やかんで煮出すタイプの麦茶です。
ティーバッグが50パック前後入って、約150~200円くらいの価格帯です。
非常に安価なうえに大容量で最もポピュラーなタイプといえます。
【1Lにつき1ティーバックを使う場合】
一般的なサイズのやかん(2L)で、1日に2回(ティーバック4つ使用)作っても、コストは12~16円です。
出がらしの麦茶パックは、掃除に使える
軽く絞って、シンクやコンロの油汚れ部分をこするととてもきれいになります。
洗剤やお掃除シートを使わなくてもよくなり、ちょっとした節約につながります。
・ 約6~8円(※1Lにつき1ティーバック使用するもので計算)
2. 冷ます必要なし!水出しタイプ
水出しタイプは、冷たい水の中にティーバックをポンと入れておくだけで麦茶になるのでとてもお手軽です。
煮出しタイプは麦茶ができてもすぐには飲めないので冷ます必要がありますが、水出しタイプなら冷ます必要はありません。
コクの出る煮出しタイプとは違いって、夏にピッタリのすっきりとした味わいです。
水出しタイプのコスパは、煮出しタイプより少し高めになります。
平均すると煮出しタイプの販売価格より数十円ほど高くなることが多いようです。
しかし、最近は「煮出し・水出し兼用」というタイプのものがあります。
しかも煮出しタイプなみに安価な商品も販売されていますので、ティーバッグ自体の価格の差はかなり小さいと言えます。
その他にかかるコストとして、水出しタイプを使用する場合にはミネラルウォーターを使って麦茶を作ることもあると思います。
その場合には別途ミネラルウォーター代もかかるので、隠れコストとして見落とさないようにしましょう。
・ 約150~250円
・ 約90~200円(煮出しタイプと兼用の場合)
※ミネラルウォーターを使う場合はその費用もかかる
3. お手軽さNo.1!ペットボトルの麦茶
備蓄用としてもおなじみ、ペットボトルの麦茶も根強い人気です。
家で麦茶を作る場合、デメリットとして挙げられるのは「作り忘れ」です。
朝になって「麦茶作るの忘れた!」と気づくなんてことも、よくあります。
そんな時に予備の麦茶があれば、時間のない朝でもサッと準備できます。
毎回同じ味を楽しめる安定感がよい、という人もいるようです。
コスパは、2Lのペットボトルで換算すると、価格は約90~200円ほどです。
麦茶はプライベートブランドなどで安く売られていることも多く、ジュースなどの飲み物と比べればとても安価ですが、やはり家で作る場合と比べると、コスパは高めになります。
・ 約90~200円
4. 後片付け・待ち時間なし!粉末タイプ
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直接水に溶かして麦茶を作れる「粉末タイプ」もじわじわと人気が出てきています。
出がらしの後片付けの必要もなく、できあがるまで長時間待つ必要もありません。
さらに、ペットボトルの買い置きも必要なくなります。
1杯から作れるので、大量に作る必要のない1人暮らしなどの場合におすすめです。
コスパは煮出し、水出しには負けますが、それほど高額にもなりません。
50杯分、100杯分など商品によって容量に幅がありますが、100杯分の価格帯は約1,000円前後です。
コップ1杯(100ccとする)約9~10円のコスです。
水出しと同様に作るのにミネラルウォーターを使用した場合には、そのコストも忘れずに換算しましょう。
・ 約180~200円
※ミネラルウォーターを使う場合はその費用もかかる
5. 濃さが自由自在!濃縮タイプ
粉末タイプと似たような商品で濃縮タイプというものがあります。
薄めが好みの場合は水を多め(2Lほど)に、濃いめが好みな場合は水を少なめ(1Lほど)にして1缶分の中身を混ぜて使用します。
こちらも後片付けなどがいらないとても便利なタイプです。
1缶あたり約90~180円程度が多いようです。
・ 約90~180円
※ミネラルウォーターを使う場合はその費用もかかる
コストを知って、使い分ける
桁違いのコスパを誇る「煮出し(水出し)タイプ」が最も安い方法と言えそうです。
その他の商品もそれぞれの優れた特徴がありますので、いろいろなシチュエーションで使い分けるのがよいと思います。
わが家ではベースは煮出しタイプ、備蓄用兼予備としてペットボトル、オフィスや外出先で飲んだり、赤ちゃんの麦茶を薄めに作りたい場合に粉末を使用するなどして、用途によって使い分けています。
暑い夏がやってくる前にいろいろな商品を試してみてください。(執筆者:銀行・証券会社・信託銀行に勤務経験 尋本 景子)