新型コロナウイルスの感染拡大により、仕事が休みになって、収入が減ってしまったご家庭も少なくないかと思います。
限られた収入のなかでやりくりをするには、節約をして支出を抑えることが必要です。
しかし、過度に頑張りすぎるとストレスがたまり、「節約疲れ」になってしまうこともあります。
カツカツな生活は精神的な余裕もなくなるため、夫婦仲にも悪影響を及ぼします。
貯金が増やせても、夫婦仲がギスギスしてしまっては元も子もありません。
そこで今回は、コロナ不況に負けず、夫婦円満を維持する節約方法について紹介します。

目次
収入・支出を夫婦で共有する
家計管理の仕方は各家庭によって違いがあるかと思います。
割合としては、妻が収支や貯金の管理を担当している家庭が多いです。
また、妻が専業主婦で、夫の収入を主として暮らしている家庭の場合は、給料は夫が管理し、妻は家計のやりくりだけを行っているケースもあります。
共働きで、お互いに収入がある夫婦は、財布をまったく別にしていることも少なくありません。
どんな家計管理の形をとっていたとしても、
妻だけがお金の管理をしていると、家計状況を知らない夫の浪費でイライラしたり、妻の節約を見て「けち臭い」と感じたりして、夫婦関係がギスギスしてしまうことがあります。
また、夫婦それぞれ財布を別にしている場合も、教育費やマイホームの購入などがきっかけで、
と夫婦仲が悪化してしまう可能性もあるのです。
お金のことで夫婦関係が悪くなってしまうのを避けるためにも、収支はオ-プンにすることが大切です。
子どもにかかる教育費やマイホーム購入など、今後のライフプランを見据えながら、夫婦で同じ方向を見て節約・貯金に励みましょう。

お互いの「金銭感覚」や「節約に対する意識」を理解し合う
夫婦とはいえ、育った環境や性格も異なります。
節約や貯金が得意な人もいれば、頑張って浪費しないようにしても、思うように支出を減らせない人もいます。
そのため、家計管理を行ううえでも、お互いに
たとえば、夫に買い物を頼み、思っていたよりも高い商品を買ってきたとします。
そのとき、心のなかでは、
と言ってしまいたくなりますが、そこはぐっと気持ちを抑えることが大切です。

お小遣いはしっかり確保!使い道には口を挟まない
いつも節約や貯金のことばかりを考えていると、心の余裕がなくなってしまいます。
節約は1日や2日で終わるものではなく、長年続けていくことが大切ですから、無理をしすぎるのはいけません。
精神的にゆとりのある生活を送りながら節約にはげむためにも、
お小遣いの金額も、夫婦で収支を確認しながら相談して決めることが大切です。
また、お小遣いの使い方はお互い自由にすることで、節約によるストレスを軽減できます。
毎月好きなように使えるお金があると、節約疲れも回避できますし、節約に対するモチベーションUPにもなるので、メリット大です。
お互いを尊重しながら、夫婦で家計を共有する
貯金は、夫婦や家族の今後に備えて、豊かに暮らしていくためのものです。
節約に励んで貯金が増えたとしても、夫婦仲がギスギスしてしまっては意味がありません。
夫婦それぞれ異なる節約に対する意識や金銭感覚を、お互いに理解し合い、2人で家計状況を共有することが大切です。
夫・妻どちらかに家計管理を任せている方や、夫婦別財布にしている方は、ぜひこの機会に今後ライフプランを織り交ぜながら、お金のはなしをしてみてはいかがでしょうか。(執筆者:三木 千奈)