フリマアプリで商品を売るためには価格や写真といった「買ってもらいやすくなる」点だけではなく、商品説明による「検索されやすさ」にも重点を置きましょう。
どんなにいい商品でも、そもそも見つけてもらわないと売れません。
商品説明にユーザーから検索されやすいキーワードを書くことで、閲覧数と商品が売れる確率はアップします。
今回は「検索されやすくなるタイトルと商品説明の書き方」について解説します。
フリマアプリで商品が売れない、閲覧数が伸びないと悩んでいる方は参考にしてください。
目次
検索されるためにも、タイトルと商品説明は重要
商品説明を詳しくしっかり書くことで、得られる効果は2つです。
2. 商品を検索で見つけてもらいやすくなる
今回は2の「商品を検索で見つけてもらいやすくなる」に重点を置いた解説です。
例えばユーザーがメルカリで「スニーカー」を検索するとします。

すると、「スニーカー 〇〇」のようにスニーカーに関連して検索している人が多い人気のサブキーワードが表示されます。
上記の写真のように、「スニーカー」だけではなくもっと詳しく「スニーカー 〇△」で検索している人も多いことが分かります。

商品を出品するとき、上記のような簡素な商品説明だと「スニーカー ナイキ」で検索した人には見てもらえますが、「スニーカー 黒」で検索した人には見てもらえません。
そこで、商品説明をもう少し長くして
NIKEのこのモデルは履きやすくて軽いのでランニング用にもおすすめ
と書きます。
すると、「スニーカー」で検索した人以外にも「ナイキ」、「NIKE」、「黒」、「ランニング」で検索したユーザーにも見てもらえます。
このように、商品説明をしっかり書いてキーワードをちりばめることでより多くの人の検索にひっかかって見てもらえる可能性が高くなります。
細かいことかもしれませんがたったこれだけで閲覧数は明らかに変わります。

筆者も商品説明をしっかりと書くようにしたところ、閲覧数が1.2~1.5倍くらいになりました。
特に出品から時間がたって表示順位が下がり、検索されないと見つけてもらえなくなった時にじわじわと効果を発揮します。
毎日たくさんの商品が出品され、時間の経過で自分の商品がどんどん見つけてもらいにくくなるメルカリでは「いかに検索してもらうか」も重要なテクニックの1つです。
検索されやすくなるタイトル&商品説明の書き方
商品説明をたくさん書き、キーワードを入れれば入れるほど検索で引っかかって売れやすくなります。
ただ、だからと言って関係のないキーワードを適当にたくさん入れればいいわけではありません。

このような書き方をした場合、確かに検索はされやすくなりますが、ユーザーに対して非常に不親切な説明で買ってもらいにくい上、メルカリの利用規約にも抵触します。

メルカリでは「虚偽の説明」を禁止しています。
上記の例で言えば、NIKEのスニーカーなのに「アディダス」や「コンバース」という別ブランドのキーワードを入れている点が虚偽に当たります。
「誤解を招く出品」がどの程度までを指すのかは分かりませんが、関係のないキーワードの羅列はメルカリ規約違反に当たる可能性が高いでしょう。
検索されやすい商品説明の書き方
検索されやすくなる書き方のテクニックはいろいろありますが、まずは比較的簡単な以下の3点に気を付けてみましょう。
・ ブランド・メーカー名は表記を書き分ける
・ イベントや使用するシーンのキーワードを入れる
関係のないブランドは書かない
先述しましたが、関係のないキーワードはメルカリ規約に抵触する可能性があるので、関係のないブランド名やキーワードを入れるのはやめましょう。
複数の商品で違反を指摘され同時にペナルティを受けた場合、1発でメルカリアカウント永久停止というケースもあり得ます。
ブランド・メーカー名は表記を書き分ける
ナイキ・NIKEくらいであればいいのですが、ブランドによっては検索するユーザーによってキーワードが異なる場合があります。
・ 「ポールスミス」、「ポール・スミス」、「Paul Smith」
・ 「VANS」、「ヴァンズ」、「バンズ」
ユーザーがどんなワードで検索しても引っかかるよう、英語表記と日本語表記、別名、略した名前などもできる限り書きましょう。
タイトルに英語表記、商品説明に日本語表記といったように書くと不自然さがなくなります。
イベントや使用するシーンのキーワードを入れる
ブランド名のほかに、使用するシーンに関連したキーワードを書くのもおすすめです。
・ ネクタイであれば「ビジネス」、「冠婚葬祭」、「結婚式」、「派手」、「おしゃれ」
・ カメラであれば「結婚式」、「運動会」、「旅行」
関係のないキーワードは禁止ですが、関係のあるキーワードを自然に入れるのは問題ありません。
使用するシーンを書くことで、よりニーズのマッチした(買ってもらいやすい)ユーザーにピンポイントで見つけてもらえる可能性が高くなります。
上記を踏まえた例文
上記の点を踏まえて例文を書いてみました。

このように自然にキーワードを散りばめていきましょう。
たったこれだけの商品説明ですが、検索されやすそうなキーワードは意外と入っています。

ユーザーが検索するかもしれないキーワードを予測し、これだけ入れています。
もちろんもっと長くしてキーワードを増やせばその分さらに検索されやすくなります。
文章作成に自信がない方は無理して長文を書く必要はありませんが、短く書く場合も「キーワード」は意識してください。
1単語入れるだけで閲覧数は変わるはずです。
検索数を伸ばす=売れる可能性が上がる
商品説明は見た人に買ってもらいやすくなるだけではなく、商品の閲覧数そのものを伸ばすためにも重要な項目です。
商品説明にブランド名や利用シーンといった各キーワードを盛り込んできちんと書くことで、より多くのユーザーに検索で見つけてもらいやすくなります。
商品の閲覧数が伸びない、商品が売れないという方はぜひ商品説明の「キーワード」を意識してみてください。(執筆者:菊池 貴弘)