「投資信託」は最近、いろいろな金融機関で目にするようになりました。
投資をしたことのない人は「本当に利益が出るの?」と不安になり、最初の一歩が踏み出せない人も多いと思います。
そこで今回は、投資信託を初めて10か月の筆者が、投資信託がコロナショック中でどう利益が変化したのかなども含めて実体験をお話します。
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目次
「投資信託」とは
投資になじみがない人にとって「投資信託」とは何なのかよく分からない人もいると思います。
一般社団法人投資信託協会によると
「投資信託」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」のこと(一般社団法人投資信託協会)
例えば、一般的に投資のイメージの強い「株」は、自分でこれから株価が上昇すると推測した株を買い、株価が上昇した際に自分で買った株を売ることで利益を得ます。
これに対して投資信託は、私たちからお金を集めた投資の専門家が、そのお金を使って株式や債券などさまざまな投資対象に分散投資を行い、利益獲得を目指す商品です。
つまり、投資信託はお金の運用は基本的に「選んだ商品の投資のプロにお任せ」ということです。
ただし、銀行の預金とは違って買った商品に必ず利益が保障されているわけではないのでどの商品を買うかには注意は必要です。
0.01%の預金金利でお金は増えない
筆者は独身時代から含めて7年間銀行の定期預金でお金を先取り貯金するようにしていました。
しかし、大手銀行の金利はわずか0.01%のため、増えるお金は微々たるものです。
ただ銀行に預けるだけではメリットは少ないと感じていました。
しかし、投資を始めるにしても小心者の筆者は大きな金額を遣う勇気もなく、いろいろ調べた結果、月々数千円から投資できる投資信託にたどり着きました。
楽天証券で投資信託をスタート
筆者は2020年10月から投資信託を始めました。
最初は2,000円から徐々に金額を上げて、2020年7月までに投資した金額は約4万5,000円です。
4万5,000円 ÷ 10か月なので平均すると月4,500円程度投資信託を購入していたことになります。
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9か月でトータルリターン1,900円
4万5,000円分の商品投資信託を買った筆者の2020年7月現在の保有商品の損益価格は約4万6,900円です。
買った金額は4万5,000円で、保有している商品の価格が約4万6,900円なので、約1,900円の利益が出ている計算になります。
投資信託をスタートした頃は、本に載っている銘柄を忠実に買っていました。
しかし、自分なりに投資信託の銘柄を勉強して今では最初買った銘柄から違う銘柄に乗り換えたものもあります。
私が現在持っている投資信託
ちなみに参考までではありますが、私が現在持っている投資信託は下記の7つです。
・ 「購入・換金手数料なし」ニッセイTOPIXインデックスファンド
・ 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド「全世界株式」)
・ 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファン「全米株式」)
・ eMAXIS バランス(8資産均等型)
・ eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・ 世界経済インデックスファンド
この中で、現在「購入・換金手数料なし」ニッセイTOPIXインデックスファンドだけあまり成績が良くないので近々手放そうと思っています。
※2020年7月中旬の価格です。
コロナショック後4か月で利益は回復
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筆者は投資信託を始めて5か月でコロナショックに直面しました。
投資信託の投資方法は基本的に長期運用なので、何もせずに放っておきましたが、2020年3月は4,000円以上もマイナスが出ていました。
しかし、コロナショックから4か月たって今は利益がプラスに回復しています。
コロナショックで利益がマイナスになり驚きはありましたが、保有する商品さえきちんと選べれば、投資信託は大きな損出が出ることはないことが分かりました。

定期預金感覚で投資をすることが可能
今回は投資信託について筆者が実際にやってみた経験をお話ししました。
最近注目されている投資信託ですが、投資をしたことがない人は不安に感じることが多いと思います。
投資信託は、筆者のように投資に不慣れな人でも利益を得ることが可能な商品です。
今は投資信託に関する本もたくさんあり手軽に勉強することができます。
一攫千金とはいきませんが、定期預金感覚でコツコツ投資ができる投資信託は長期保有すれば資産形成には有効です。
興味がある方はぜひ1度、証券口座を開設してみてください。(執筆者:片岡 みのり)