2020年7月から日本全国で一斉に「レジ袋有料化」がスタートしました。
今まではほとんどのお店でもらえていたレジ袋が、安くても2円、高いと1枚30円で購入しなければならなくなりました。
このレジ袋有料化はメルカリの発送に使う梱包材にどのような影響を与えるのか、できるだけ梱包費を削減するにはどうしたらよいのかを詳しく説明していきます。

目次
レジ袋有料化はメルカリの梱包材に影響する
レジ袋の有料化がメルカリの発送に使う梱包材に影響を与えるのか否かと問われれば、間違いなく「与える」というのが答えです。
メルカリ発送用に使う梱包材に「節約のためにお店でもらったものをリサイクルする」という人がほとんどだからです。
梱包材としてよく使うものに、
・ 厚手の紙袋
・ 段ボール
の3つがあります。
このうち、不透明のビニール袋と厚手の紙袋はほとんどのお店で有料です。
バイオマス素材のビニール袋は無料ですが多くは半透明です。
ビニール袋の価格は2~5円、紙袋は10~30円が相場です。
1枚あたりの金額は安くても、無料のものが有料になるわけですから今までより梱包材に費用がかかるというのが現実です。
レジ袋有料化後も無料の梱包材
レジ袋が有料化されても、無料でもらえて梱包材として使えるものが一切なくなってしまうというわけではありません。
レジ袋有料化後でも無料で入手でき、梱包材として使えるものをいくつか紹介します。
無料でもらえて梱包材として使えるもの
・ 薄手の紙製ショッピングバッグ
・ 段ボール
ネット通販で買い物をした際に、厚手の紙袋や裏面にプチプチがついた封筒で送られてくるときがあるはずです。
これらは中の商品が傷つく危険性が低く、無料でもらえる梱包材として使えます。
紙製のショッピングバッグは薄手のものであれば基本的には有料化の対象ではないため、無料でもらえることが多いです。
薄手なので高価なものや時計などといった精密機器の梱包に使うのにはおすすめできませんが、本や服、小物などは、いったんポリ袋で包んで紙袋に入れれば問題ありません。
段ボールはレジ袋有料化前と同じく無料でもらえますので、メルカリの梱包材としてリサイクル可能です。
梱包材用に5円する袋を購入すると、10枚で50円、100枚で500円かかります。
1枚50円の紙袋であれば、10点で500円、100点で5,000円です。
レジ袋有料化は今後も続くので、たとえ1枚あたりの値段は安くても、できる限り無料のものを梱包材として利用するのが梱包費を節約するうえで重要なポイントです。

有料の梱包材をできるだけ安く購入する方法
ネット通販をあまり利用しない人や、手持ちの梱包材がなくなってしまった際には梱包材を買わなければなりません。
できる限り梱包費を抑えるために、梱包材を安く手に入れる方法を「紙袋」と「ビニール袋」に分けて説明します。
「紙袋」
まず、紙袋をレジ袋の代用品として購入すると1枚あたり10~30円かかってしまうのでおすすめできません。
安く手に入れやすいのは、紙袋ではなく紙の封筒です。
100均でたくさん入ったものが100円で売っている場合もありますが、10枚・100円であれば1枚あたり10円なのでレジ袋とそれほど変わりません。
総合ネット通販やオフィス用品のネット通販を利用すると100枚・400~700円で購入できますから、1枚あたり4~7円でレジ袋の代用で紙袋を買うよりも安くなります。
「ビニール袋」
ビニール袋は、紙袋や封筒で送る際の内袋としてであれば100均にある、100枚・100円のポリ袋で問題ありません。
1枚あたり1円なので激安だと言えます。
外袋として使うビニール袋には、少々コツがいります。
100均の不透明ビニール袋は透明のものに比べると需要が少ないため、在庫にバラつきがあり、1枚あたり10円程します。
身近なお店で1枚5円程度で買えるのであれば購入してもよいと言えます。
わざわざ遠いお店で買わなければならない、1枚あたり10円以上するというのであれば、紙袋や封筒で代用するか段ボールで送ったほうが節約できます。
梱包料は工夫次第で抑えられる
レジ袋有料化がスタートした結果、無料でもらえていた袋が有料になるわけですから、梱包コストのダメージは大きいと思っている方もいることでしょう。
しかし、工夫次第で今までとほぼ同じように無料、あるいはレジ袋を有料で購入するよりも安くなります。
「有料だから仕方がない」と安易に購入したレジ袋をリサイクルせずに、最も梱包費が安くなる方法を考える癖をつけると、メルカリでのお小遣い稼ぎがもっとうまくいくはずです。(執筆者:メルカリ取引400回以上 石神 里恵)