家計費を節約するときは、まず支出ごとに「予算」を立てることが重要です。
毎月決めた予算に支出がおさまれば、スムーズに貯金を確保することが可能になります。
しかし、家計簿をしっかりつけていても、ムダ遣いしないように気を付けていても、なぜか毎月予算オーバーしてしまう人もいるでしょう。
節約に励んでいるのにもかかわらず、食費の予算が守れないのには考えられる原因がいくつかあります。
目次
予算オーバーしてしまう原因と対処法

無理な予算を立てている
予算を立てるときは、「節約をすれば達成できる金額」に設定することが大切です。
「食費が2万円になればよいな」という思いだけで予算を立てても、当然予算内に収めることはできません。
毎月予算オーバーしてしまう人は、自分で決めた予算そのものが無理のある金額になっていることが原因として考えられます。
厳しい予算を立ててしまっては、どんなに節約を頑張っても、予算内に抑えることは困難です。
その結果、自分の家計管理に自信がなくなり、節約に対するモチベーション低下へとつながってしまう場合もあります。
このように、無理な予算はカツカツでゆとりのない生活にもなり、デメリットしかありません。
【対処法】予算は同居家族の人数なども考慮して、現実的に守れる金額にする
予算を立てるときは、家族の人数や生活スタイルなどをふまえて、達成できる金額に設定しましょう。
もちろん、余裕のありすぎる金額では節約にならないので、ある程度節約を頑張れば守れる金額にするのが望ましいです。
頑張っているのに予算内に収まらない場合は、まずオーバーした分をプラスした金額を予算としてみるのもよいでしょう。
食費に「外食代」も含んでいる

どこまで食費に含むのかは、各家庭によって異なります。
スーパーで買い物をする分だけを食費としている人もいれば、外食代も食費に入れている人もいるでしょう。
ですが、予算オーバーを避けるのなら、外食費は食費とまったく別にした方が良いです。
外食はたった1回で、スーパーでの買い物1回分以上の出費が出てしまうことも多く、予算が守れない原因となってしまいます。
また、外食は金額幅もかなり広いです。
焼肉を食べるのと、フードコートでうどんを食べるのでは、支出がまったく異なります。
そのため、家での節約をどんなに頑張っていても、外食で予算オーバーしやすくなってしまいます。
【対処法】外食費は別予算 イベントごとの食費は特別費で用意
外食費を食費に組み込んでいるのであれば、食費とは別にすることをおすすめします。
外食費と食費を分けることで、節約のことを考えずに外食を楽しめますし、外食費による予算オーバーも防げるので一石二鳥です。
また、外食が食費予算を超えてしまう原因となっていた場合でも、外食費を予算立てすることで、外食のし過ぎを解消できるメリットもあります。
適正な予算を立てて食費を節約しよう
食費を節約するには、毎月決めた予算内に抑えることがポイントです。
しかし、無理な予算立てをすると「頑張っているのに、今月もオーバーしてしまった…」と、家計管理そのものがストレスになってしまいます。
節約に対するモチベーションを下げないようにするためにも、純粋な食費としての「適正な予算」を立てることが大切です。(執筆者:三木 千奈)