保育料の無償化が始まって近年は私立幼稚園にも通いやすくなってはいます。
しかし、バス代は無償化の項目には含まれないため、家計の中で負担になる費用の1つです。
そのため、歩いて通うことが難しい家庭では「子ども乗せの電動自転車の購入」を考えている方も多いでしょう。
今回は私立幼稚園のバス代と子ども乗せの電動自転車の購入費用はどちらがお得になるのか、今年から私立幼稚園に入園となったわが家の検証結果をふまえてお話させていただきます。
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目次
私立幼稚園のバス代は3年間でいくらかかる
わが子が通っている幼稚園はバス代が月4,000円かかります。
幼稚園にもよりますが、うちの園の場合、バスに1度も乗らない8月を除く11か月は一律でこの価格がかかります。
よって3才から3年間幼稚園にバスで通うとなると最低でも以下のお金が必要となります。
【子ども1人あたりに必要な3年間のバス代】
月額4,000円 × 11か月 × 3年間=13万2,000円
さらに、わが家の場合は2歳差で2人兄弟なので、2人分のバス代を考えると以下のような計算になります。
13万2,000円(3年間のバス代)× 2人分=26万4,000円
1人あたり月4,000円でも3年間通うと1人13万円、2人なら26万円以上かかることが分かりました。
子ども乗せ電動自転車にお金はどのくらいかかる
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次に筆者が購入を検討する電動自転車の本体代やその他の費用を考えてみました。
2人の子供を乗せることを前提としているので、前方のチャイルドシート、2人分のヘルメットと雨具、前カゴ、家に置いておく際の雨避けのシートなどが必要になります。
これらの費用を全て計算してみました。(価格は全てアマゾンを参考)
・ブリヂストン ハイディー 15万6,300円
・ 前方チャイルドシート 1万3,576円
・ 前カゴ 2,954円
・ ヘルメット 7,126円(3,563円 × 2人分)
・ 雨具(大人用) 5,074円
・ 雨具(子ども用) 6,600円(3,300円 × 2人分)
・ 雨用の荷物カバー 1,320円
・ 自転車の雨避けシート 2,900円
合計価格 19万5,850円
合計で約20万円という計算になりました。
大雨や雪の日は安全を考慮して徒歩に変更
基本的には自転車で通園するとしても、場合によっては難しい状況もあります。
例えば、年に数回のゲリラ豪雨や雪の日、あとは、子供が急に体調を崩した場合も自転車ではつらいということもあるでしょう。
まず、天気についてはわが家の場合、幼稚園までは子どもと一緒に歩いて片道約20分です。
往復40分はかかりますが、雪が頻繁に降る地域ではないので、年に数回ならば歩けないという距離ではありません。
ですので、自転車の運転ができないほどの大雨や雪の日は、安全を考慮して雨具を着せて歩くことにしました。
さらに、それ以上の悪天候や子供の病気などは、最終手段として車を使用することにしました。
駐車場も一応幼稚園にありますし、この時はもう緊急事態なので、原則徒歩か自転車通園としている園も「一刻も早くお迎えに」という状況になると思い、車で迎えに行っても問題ないだろうと判断しました。
子ども乗せ電動自転車の費用をもっと節約するポイント
こうして計算してみると約6万円電動自転車がお得という結果でした。
ただ、電動自転車の費用はもっと抑えることも可能です。
筆者が見つけた節約技を2つご紹介します。
(1) 備品を安いものやリサイクル品にする
電動自転車の費用を抑えるにはこだわりのないものを安いものにするとかなりお金を節約できます。
例えば、雨用の荷物カバーは、家にある大きめのビニール袋で代用できます。
ヘルメットも新品にこだわらないなら、リサイクルショップで調べたところ、600~1,000円前後で購入できることが分かりました。
また、わが家は屋根のない外に自転車を停めるので雨避けシートが必要でしたが、屋根のある場所に自転車をしまうことができる場合は買う必要がありません。
雨具なども安いものや既に持っているものを活用すれば、上記に記載した金額よりももっと節約することが可能です。
ヘルメットには耐久年数があります。
リサイクル品を使う場合は、必ず確認をしてください。
参照:ミドリ安全
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(2) ポイント還元を上手に利用する
子ども乗せ電動自転車は値段が高いのでポイント還元を上手に利用するのもおすすめです。
例えば、知人はヨドバシカメラで子ども乗せ電動自転車本体を購入し、10%のポイント還元を受け、そのポイントでヘルメットなどの備品を購入していました。
他にも、楽天市場ならポイント10倍の電動自転車を狙って購入すれば、同じく10%分のポイントがつくのでそのポイントで備品を買うのもおすすめです。
仮に15万円の電動自転車を買うとすれば、10%ポイント還元だと1万5,000円分のポイントを獲得できるので、その分備品代1万5,000円を節約できる計算になります。
ポイントの還元率は店によっても異なるので、自分がよく利用する店舗などを1度チェックしてみてください。
わが家の検証結果は電動自転車の勝利
今回は私立幼稚園のバス代と子ども乗せ電動自転車の購入費用を比較してみました。
わが家の検証結果はこのようになりましたが、お子さんの人数や幼稚園によってもかかる金額は前後すると思うので面倒でも1度計算してみるのがおすすめです。
筆者はこの検討結果から子ども乗せ電動自転車を購入し、毎日の送迎に活用しています。
「バス代結構高いな」、「下の子もいるし2人分はちょっときつい」と悩んでいる方は、子ども乗せ電動自転車の購入も1度検討してみてください。(執筆者:片岡 みのり)