コロナ禍で大きな変化が見られた分野といえば、教育が挙げられると思います。
休校期間中にオンライン教育のツールが一気に普及しました。その代表格といえば、リクルートマーケティングパートナーズが運営する「スタディサプリ大学受験講座」です。
愛知県の県立高校などが導入したことでも話題になりました。
網羅している講座は大変幅広く、小学・中学・高校、そして大学受験に必要な科目をわずか月額1,980円(税抜)で受講できます。
子どもにスタディサプリを使わせている方も多いと思います。
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スタディサプリで「大人の学び直し」

スタディサプリは子どもや受験生だけに使わせるにはもったいないほどの情報量で、まさに「大人の学び直し」に最適なツールです。
筆者は業務上歴史の知識を必要としていたのですが、恥ずかしながら断片的な知識しかありませんでした。
系統的に学ぶにはいいツールなのかも、と思いスタディサプリで高校の世界史を聞きました。
講師の村山秀太郎先生の講義は、古今東西の歴史的事実を縦横無尽に扱うスケールの大きさで、あっという間にハマってしまい通勤電車の中でいつも聞くようになりました。
それが高じて、村山先生の私塾に通うようになり、1年間通学したほどです。

各地のカルチャースクールや大学のエクステンションセンターでも歴史系の講座はよく目にしますが、1回あたりの受講料は90分~2時間で2,000~3,000円程度かかります。
それがスタディサプリの高校世界史であれば古代オリエントから近現代まで全25講、難関大学向けのハイレベル通史が全50講、文化史が12講も
筆者はこの世界史を機にスタディサプリの講義の面白さに目覚め、
・ 高校日本史
・ 中学社会 歴史
・ 中学社会 地理
・ 中学歴史 公民
・ 小学社会
まで、ひとおおり社会科を制覇しました。
小学社会もまったく侮れない内容で、難しいことをわかりやすく伝える講師の手腕にうなったほどです。
スタディサプリの英語は「神講師」
村山先生の講座を聴いていると、「関正生」という英語講師の名前が頻繁に登場します。
「世界中を旅した」ことで有名な先生は、受験生から「神講師」と崇められる受験英語の神様のような講師です。
たまには英語でも聴いてみるか、と関先生の高校英語を聴講してみたのですが、あまりにもわかりやすく、そして頭にスルスルと入ってくることに衝撃を受けました。
筆者が受験生のときに関先生がいてくれれば、と心から思ったほどですが、大人が英語を勉強する上でも非常に役立ちます。
これを英会話スクールで学ぶとなると、中高レベルの英文法を学ぶコースであれば、入会金と受講料を合わせて数万円はかかります。
なかには10万円を超えるものもありました。
関先生はTOEICに特化した「スタディサプリENGLISH(月額2,980円(税別))」の講座もあり、筆者はそちらも受講していますが、ビジネスパーソンにも大好評の内容となっており、電車の中でもサクッと学習できるコンテンツの宝庫です。
低予算で「大人の学び直し」を実現

ウィズコロナでオンライン授業が豊富になり、内容もとても充実しています。
低予算で、上質の講座をどこにいても受けられ、周りとの年齢差も気にせずに「大人の学び直し」ができます。
社会や英語について重点的にご紹介しましたが、最近は論理的思考を身につけるために数学的思考を鍛える必要性が問われています。
また、「大人の科学」という実験キットシリーズが発行されるなど、さまざまな教科の学び直しに注目が集まっています。
さまざまな教科を網羅した「スタディサプリ」で節約しながら、自分磨きをするのもおススメです。(執筆者:本田 陽子)