無印良品の商品とダイソーの商品を比べていると、見た目がそっくりな商品がたくさんあります。
実際に使ってみると、「やっぱり無印良品の方が値段なりのよさがある」と思うものもあれば、「これならダイソーで十分だ」と思うものもあります。
今回は、無印良品とダイソーの「そっくりさん」の中でも
「ダイソーの方がいい」
と思うものを紹介します。
記事中の価格は全て税込表示です。
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目次
「WHITE BATH SPONGE」110円
無印良品はしばしば価格の見直しを行います。
今回は「ウレタンフォーム三層バススポンジ」の価格が250円から199円に見直しされました。
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無印良品の「ウレタンフォーム三層バススポンジ」の大きな特徴は、大きな気泡で適度な固さのあるウレタンフォームです。
お風呂場は湿度が高いため、気泡が細かいバススポンジは乾きづらくて衛生的ではありません。
無印良品の売り場で大きな気泡のバススポンジをみつけたとき、「さすが無印、かゆいところに手が届く商品」と思いました。
ところが、ほとんど同じ商品がダイソーにもあります。
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大きさと色、そして素材も全く同じです。
違いといえば無印良品のバススポンジにはぶら下げるための穴がありますが、ダイソーにはありません。
穴の有無にプラス100円の価値を感じない場合には、ダイソーで十分です。
「椿シャンプーブラシ」110円
髪が多い人、頭皮を洗いたい人にとってシャンプーブラシは欠かせません。
無印良品にも「ポリプロピレン頭皮ケアブラシ」690円という名前の商品があります。
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シャンプーブラシはドラッグストアにも数種類あり、大手メーカーのものが約650円で販売されています。
無印良品の「ポリプロピレン頭皮ケアブラシ」は頭皮ケアを重視しているためなのか、一般的なシャンプーブラシよりも若干やわらかめです。
シャンプーブラシを選ぶとき、値段だけでなく重要なポイントがいくつかあります。
ひとつ目は「ブラシのつかみやすさ」です。
頭皮にブラシを当ててマッサージするように力をこめるためには、「握りやすい形状」である必要があります。
2つ目は「手入れのしやすさ」です。
シャンプーブラシは、力を逃すためにブラシと本体の間に空間が設けられています。
使用後はそのすき間に水が入ってしまうため、水を抜いて乾かせる作りのほうがきれいに使い続けられます。
3つ目は「ブラシの先の形状」です。
シャンプーブラシの中には、驚くほどブラシが固く、先に凹凸があるものがあります。
強い刺激を求める人にはいいのかもしれませんが、知らずに使うと痛い思いをするかもしれません。
無印良品の頭皮ケアブラシは、残念ながら「ブラシのつかみやすさ」、「手入れのしやすさ」が欠けている気がします。
ブラシの形状は平たく、握る「持ち手」がありません。
また、ほとんどの市販のシャンプーブラシはブラシ部分と本体が取り外し可能で、使用後は水を抜いて乾かせます。
しかし無印良品の商品は一体型のため、中に入った水は小さな穴から出すしかありません。
ダイソーでは、無印良品にも大手メーカーにも勝るとも劣らない「椿シャンプーブラシ」が110円で販売されています。
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握りやすい持ち手、手入れのしやすさ、適度なやわらかさの三拍子がそろっています。
ブラシの素材は無印良品の頭皮ケアブラシと同じ「エラストマー」が使われています。
素材も同じ日本製の商品が、なぜ片方は690円で片方は110円なのか。
それはダイソーの「仕入れ力」が要因なのかもしれません。
いずれにしても、より使い勝手のいいモノが580円も安く手に入ることは消費者にとってうれしい話です。
「積み重ねボックス小・仕切り付き」110円
無印良品の「ポリプロピレンメイクボックス1/2横ハーフ」は190円(税込み)でお手頃価格なのでまとめて購入し、家のさまざまなところで愛用している人も多いようです。
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ダイソーの「そっくりさん」に「積み重ねボックス小・仕切り付」110円という商品があります。
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
無印良品の「ポリプロピレンメイクボックス1/2横ハーフ」とサイズはまったく同じですが、違いは内側にあります。
ダイソーの商品は、内側が6つに仕切られています。
仕切りがない商品も販売しています。
メイクボックスには、リップやブラシのように細長いものをたくさん収納します。
仕切りがないと横に倒れてしまい、ボックスの中がぐちゃぐちゃになってしまいます。
ダイソーの商品は固定された仕切りがあることで、横倒れせずきれいに収納ができます。
無印良品は安価なポリプロピレン製のボックスよりも、値段が高いアクリル製のボックスの方が種類は豊富にあります。
別売りの仕切り190円を組み合せると、総額780円の仕切り付きボックスができあがります。
無印良品のアクリルボックス780円とダイソーの110円、目的は同じ「収納」です。
場所や用途に応じて「必要十分なダイソー」を選ぶことで、差額670円の節約が可能です。
「無印良品」という肩書にこだわらなければ数百円の節約が可能な使い勝手の良い3商品を紹介しました。
1つの商品で最大700円の節約ができるので、家計にはとても助かります。(執筆者:式部 順子)