いくら節約を心がけていても、使ってしまえばお金は一瞬でなくなります。
有意義なものにお金をかけられた場合には問題ありませんが、後悔する出費はできるだけ避けたいものです。
お金の使いすぎを回避するためにも、散財しやすいタイミングを知っておきましょう。
今回は、「散財しやすい4つのタイミング」と「解決策」について解説します。

目次
散財傾向にある4つのタイミング
手作りお弁当やマイボトルを持参したりと普段から節約意識が高い人でも、ついつい財布の紐が緩んでしまうタイミングがあります。
ここでは、散財してしまいやすい4つのタイミングを紹介します。
1. 旅行&レジャー
旅行やレジャーでは、チケット・高速代・宿泊費などまとまったお金がお財布から出ていきます。
これらについては事前に割引やクーポンなどを利用して上手に節約している人がほとんどです。
しかし、羽目を外しすぎると、ノリや雰囲気であれこれと商品を買ったりサービスを利用してしまうので要注意です。
「楽しい思い出作りへの出費」と「抑えるべき出費」のメリハリを意識しましょう。
2. ボーナス支給後
ボーナスが支給されると「使いたい」、「何を買おう?」などと購買意欲が刺激されます。
いつもより家計に余裕があるボーナス支給後は、買い物時に「必要・不必要」を冷静に考えないと散財しやすくなります。
3. 年末年始の休日
年末年始はゆっくりと過ごすために食材、ジュースやお菓子をたくさん購入するご家庭も多いのではないでしょうか。
買い物に行かなくてものんびりできるようにと、ついつい買いすぎてしまうことがあるのです。
わが家では、年末に家族で買い出しに行くと、ここぞとばかりにカゴにどんどんと商品を入れられてしまいます。
また、初売りでは「安い」、「お得」のフレーズにつられて衝動買いをする傾向にあります。
4. ストレスが溜まっているとき
ストレス発散の手段として散財や浪費をする人は少なくありません。
買い物によってストレスを発散しようと考えますが、一時的に発散できたとしても「使いすぎという後悔」が新たなストレスになる場合もあります。
ストレス発散のためにお金を使うのであれば、使ってもOKな金額や上限を決めておくことがポイントです。
使いすぎを防ぐ解決策

散財しやすいタイミングをイメージできたら、あとは対策を練って使いすぎを防ぎましょう。
大切なのは、普段の節約意識を忘れずに計画性をもって過ごすことです。
1. ボーナスは使い道を決めておく
ボーナス支給前にお金の使い道をイメージしておきましょう。
貯蓄・家計費の補填、車検や保険料支払いへの備え、投資など、大まかなお金の流れをつかめていれば、使っても大丈夫な金額が見えてきます。
家計費の補填や諸経費支払いへの備えなどの必要がなければ、使う金額を決めてしまってあとは貯蓄や資産運用に活用するのもおすすめです。
2. 予測できる出費には予算を立てる
旅行・レジャー・年末年始など、予測できる出費に対しては予算を立てておくことがポイントです。
たとえば、旅行やレジャーのお土産代・高速道路のSAでの出費、年末年始なら忘年会や新年会の会費などがあげられます。
予算を取っておくことで、旅行や年末年始など楽しい時間にお金の心配をしなくて済みます。
3. ストレス発散方法を作っておく
ストレス発散の散財はチリツモで大きな出費になりかねません。できれば、他にもストレスを発散できる手段を見つけておきましょう。
・ ヨガやウォーキングで体を動かす
・ 好きな映画やドラマを見る
・ 断捨離や掃除をする
・ バスタイムを充実させる
心と体をリラックスさせて、上手にストレスを発散しましょう。
4. 使いすぎた理由をメモして今後に活かす
家計簿をつけている人であれば、お金を使いすぎた際に金額と理由を簡単にメモしておくことで、今後の使いすぎの回避に役立ちます。
散財してしまうタイミングは人それぞれなので、もしかしたら本記事で紹介した以外のことが原因である可能性もあります。
自分の散財タイミングを探り、ベストな回避方法を探してみましょう。
使ってよいお金と必要なお金を分けて考える
使いすぎてしまう理由の1つに「使ってよいお金」を把握できていないことがあげられます。
まずは、「使ってよいお金」と「必要なお金」を分けて考えることが大切です。
特別な時間や手元にお金がたくさんあるときほど、散財に注意しましょう。(執筆者:成田 ミキ)