成功する人と成功しない人、その違いは何なのでしょうか。
私は大手保険会社に勤め、ファイナンシャルプランナーとしてさまざまなお客様の人生設計に関わってきました。
お金の知識もつき、いろいろ金銭感覚の人がいることを肌で感じました。
その後大阪の北新地でホステスとしても働き、こちらでも多くの男性のお客さまと関わり、いわゆる「成功者」をたくさん見てきました。
成功者とはここでは経済的に成功している人とします。
そして保険業界とホステスでの経験から、成功者にはある共通点があると感じました。

目次
1. 自分が価値を感じるものにだけ投資する
「金持ちはケチ」とも言われたりしますが、成功者は自分が良いと思ったものにしかお金を使わないので「ケチ」とは違うと思います。
意味もなく高価なものを身につけたり、「みんなやってるから」という理由で何かを始めません。
例えば服装は意外とシンプルです。
お金をアピールするようなギラギラした服は着ませんが、「時計は好きだから」と上品でシンプルだけれども、実は何百万もするものを付けています。
「出費」ではなく「投資」と表現しているのは、
服だったら「高価なものを身につけたい」ではなく、「それを身につけた自分をイメージ」します。
夜の街では、自分だけ着飾って自慢話ばかりするのではなく、女の子を喜ばせようといいワインをあけてくれることも多いです。
すると女の子はその方をもっと大事にしようと考えます。
その「空間や時間」へお金を使えて、それが「自分の価値を上げる」ことを知っています。
2. ここぞというときにスマートに使える
成功者はお金の動きをしっかり把握しています。
無駄なことには浪費せずに、ここぞというときにはしっかり使えます。
それは金額ではなく、「使う意味があるか」で判断します。
夜の街で毎日のようにキラキラしたシャンパンをたくさんあけて、テーブルに並べてお金を持っていることをアピールする人もいます。
そういう人は一瞬成り上がっても、だいたい長く続きません。
成功者は普段は上品に飲みます。
ですが例えばお店の女の子のお誕生日となると、高いシャンパンやワインをスマートにあけてくれます。
忙しくても誕生日だからと駆けつけ、何万もするいいワインをあけて30分くらいでお帰りになられる方もおり、その粋な計らいには感動します。
その女の子を立ててあげるためです。
女の子はとても喜び、お返ししようと思います。
そういうことができる方は相手にも大事にされます。
ここぞというときに、相手のためにお金や時間を使えることは「信頼」につながります。
これはビジネスにも共通します。

3. お金を喜んで使う
成功者はお金を喜んで使います。
嫌々支払うような態度を見せることはありません。
夜の街で飲むとお金がかかります。
女の子にお願いされて、いいよと気前よくボトルをあけたにも関わらず、いざお会計となると「高いな」と文句を言うような人は人気がありません。
「お金を気持ちよく使える人にはまたお金がまわってくる」は精神論のようですが、そうではありません。
上記の例でいうと、もし会計時に「高いな」とつぶやくのが聞こえると、その女の子たちは申し訳ない気持ちになります。
文句を言う客として記憶され、自分の価値を自分で下げてしまいました。
成功者は「人間関係」にお金を使えます。
高いなと思っても口には出さずスマートにお会計をします。
使うお金を減らすことより、それ以上の価値をつくることを意識しています。
例えば仕事関係のものを何か買うとします。
とにかく安いものを選んだり、お金を使うことを嫌がったりしません。
買ったもの以上の価値を生み出そうとします。
この場合は単純にお金、仕事で利益が上がればいいわけです。
成功者は消費を減らそうとするのではなく、お金を前向きに使えます。
お金が生み出す価値、お金を使ったその先を見通す
成功する人のお金の行動の共通点を、保険業界とホステスの経験から紹介しました。
成功する人はお金の使い方をしっかり考えています。
お金に余裕があっても適当に使いません。
お金が生み出す価値、お金を使ったその先のことを考えます。
「これから成功したい!」という方も、この考え方を意識してみてください。(執筆者:文月 咲希)