毎月の食費はいくらかかっていますか。
必死に節約しても食費が減らないと悩んでいませんか。
頑張って節約をしているつもりでも、なかなか食費が減らせないと悩んでいる方は多いと思います。
そんな時はがむしゃらに節約するのではなく、「食費の予算設定」をしてみると効率的に節約できるかもしれません。
わが家では食費の予算を立てて管理することで、食費を月に1万円程度節約できるようになりました。
日々特売品を狙って買い物をするよりもストレスが少なくて、食費削減にも効果的だと実感しています。
そこで今回は「食費予算の立て方3つのポイント」をご紹介します。
あなたに合った予算設定で、無理なく食費を節約しましょう。

目次
【ポイント1】食費予算は「約2万2,000円 × 人数」からスタート
食費の目安は、一般的には「収入の15%程度」が良いと言われています。
月収20万円であれば3万円、30万円であれば4万5,000円が目安となります。
しかし、家族の人数が多かったり食べ盛りの子供がいたりすると、なかなか難しいと感じるかもしれません。
そこで目安としたいのが「1人当たりの食費平均額」です。
総務省統計局の「2019年 家計調査 家計収支編」によると、2人以上世帯の食費(外食を除く)は6万5,718円/月となっています。
1世帯当たりの平均人数が2.97人なので、1人当たりの平均は2万2,127円となります。
ちなみに世帯の人数が増えるほど1人あたりの食費は少なくなる傾向があるので、人数が多い家庭であればこの計算よりもさらに安くなると思います。
まずはこの「約2万2,000円 × 人数」をもとに予算を設定して、徐々に収入の15%以内を目指しましょう。
また、短期間でもよいので家計簿をつけて出費の傾向を知ると、より現実的な予算設定ができます。
ストレスなくつけられる家計簿を紹介していますので、まずは1か月だけ記録してみましょう。
【ポイント2】1か月5週計算で予算を振り分ける
食費の予算を立てるときに月単位で決める方が多いですが、1か月を5週として週ごとに予算を振り分けるとさらに分かりやすくなります。
例えば、月に3万円の予算としたい場合は、1か月を5週に分けて週6,000円と決めます。
5週に分ける理由は、月のはじめと月の終わりは日数が少ないためクリアしやすくなり、成功体験を積み重ねやすいからです。
毎回クリアできないとモチベーションが下がってしまいますが、クリアできる週があるとやる気が続きます。
余った予算は貯金に回せば、さらに貯まるペースがアップします。
慣れてきたら「この週はまとめ買いするから予算を高めにする」、「ここは帰省するから食費は少なくていいかな」と週ごとに変えても良いと思います。
ご自身がやりやすい方法にアレンジしていきましょう。

【ポイント3】大きな出費は予備費で対応する
「せっかく食費が予算内に納まっていたのに、お米を買ったら一気に赤字になった」という経験はありませんか。
お米は他の食材と比べると1度に買う量が多いため大きな金額になり、食費に与えるインパクトも大きいです。
このように毎月買う訳ではないけれど、定期的に必要な大きな出費には「予備費」を立てておくと赤字が起こりづらくなります。
わが家の場合は、お米とフルーツグラノーラ用に月3,000円を確保しています。
使わなかった分はそのまま貯金に回していますが、「塵も積もれば」で意外と貯まっていきます。
予算をたてれば食費削減
食費の予算の立て方をご紹介しました。
「とにかく食費を絞る」と意気込んでお買い物をするのは大変です。
激安品ばかりでは栄養も偏ってしまい健康を害することもあります。
しかし「今週はあといくら使える」と考えながらのお買い物であればストレスは少なくなりますし、食べる楽しみを制限する必要もありません。
「5週計算で週予算を決める」
「大型出費には予備費で対応」
の3つを参考に自分たちに合った食費予算を立てて、負担の少ない節約を実現しましょう。(執筆者:浦辺 愛美)