ダイソーの文具が進歩しています。今回は大手メーカーの商品と比較して「定価で買うよりも倍以上は得する」と判断したダイソーの文具を3つ紹介します。
目次
1. お得度2倍:ダイソー「ペンホルダー」110円(税込み)
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コロナ禍の中で新しい日常が求められています。
今までならば「ペンお借りできますか」と気軽に言えたかもしれません。しかし、今では「人のモノは借りない」がマナーになっているのではないでしょうか。
バッグの中に自分のペンを入れておくとバッグの底に追いやられてすぐに使い時に限って見つからないものです。
そのような時に便利なのがダイソーの「ペンホルダー」です。
本来は手帳につけて使うモノですが、筆者はバッグの内ポケットに引っかけて使っています。
ちょっとメモをとりたい時、サインが必要な時などにバッグを開けるだけでさっとペンを取り出せます。
無印良品には「ステンレスペンホルダー」という商品があります。
ほとんど見分けがつかないほどダイソーの「ペンホルダー」と似ていますが、無印良品のものは203円(税込み)です。
現在は値下げされて203円になっていますが、2018年2月までは315円で販売されていた商品です。
無印良品で値下げされた今でもその半値で買えるならばダイソーの「ペンホルダー」で十分でしょう。
2. お得度2.8倍:ダイソー「われにくいポリカーボネートキャップ14個」110円(税込み)
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ポリカーボネートは、アクリルのような透明感を持ち、旅客機の客室窓や信号機のレンズに使われるほどの強度も持つ樹脂です。
ポリカーボネートを使った有名な文具と言えばサンスター文具が発売した「アーム筆入」が有名でしょう。
当時は「象が踏んでも壊れない」をキャッチフレーズに大流行しました。現在も定価880円(税込み)で販売されています。
これほどの強度を持つポリカーボネートを使った文具商品がダイソーにもあり、それが「われにくいポリカーボネートキャップ」です。
キャップは落としたり踏んだりするだけではなく、力の込め具合でただ使っているだけでもひび割れてしまうことの多い文具です。
たかがキャップと言えどたびたび買い替えていればそれなりの出費になってしまいます。
文具メーカー大手のクツワでもポリカーボネートを使ったキャップを販売しています。
パッケージには「割れない」と大きく書いてあり、ダイソーの「われにくい」よりも強そうなイメージです。
しかし、クツワの商品は10個入りで220円(税込み)、ダイソーの商品は14個入りで110円(税込み)です。1個当たりに換算すると2.8倍の違いです。
クツワの商品はキャップをつなげられるため、キャップをつないで短い鉛筆の補助軸として使っている人も多いようです。
ダイソーのキャップはつなげられません。しかし、意外な用途があります。実は、こちらの商品は歯間ブラシのキャップにピッタリのサイズです。
一般的な歯間ブラシ(例:SUNSTAR GUM)は20本入りで携帯用のキャップが2個ついています。
しかし、歯間ブラシのキャップは紛失してしまうことが多く、2個だと足りなくなってしまうことが多いです。
これをダイソーの「ポリカーボネートキャップ」で代用できます。先に穴があいているため通気性もよく、透明度が高いため汚れればすぐに分かります。
化粧ポーチや歯ブラシケースに入れてメイク道具とぶつかりあってもポリカーボネートであれば割れる心配もありません。
わずか110円で子どもは鉛筆のキャップとして、親は歯間ブラシの予備キャップとして使えるお得な商品と言えるのではないでしょうか。
3. お得度3倍:ダイソー「ステンレスバー付直線定規」110円(税込み)
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パソコンでの作業が多くなったとは言え、学校や日常生活ではまだまだ手書きの場面があります。
たくさんは必要ないけれど、ないと困る文具が定規だと言えるのではないでしょうか。
直線を引く際に便利な定規は透明度の高いプラスチックの定規、紙をカッターで切る際には金属製の定規、平行線を引く際にはグリッドが入った定規が便利です。
これらのすべてをダイソーで販売しています。それぞれをバラバラに購入すれば330円(税込み)です。
ところが、ダイソーには3役をまとめた定規があります。それが「ステンレスバー付直線定規」です。
本体はプラスチック製で透明度があり、使用頻度の高い3cm分のグリッドが入り、さらに目盛りの反対側にはカッティング用のステンレスがついています。
330円分の定規が1本にまとまっている3倍お得な定規です。
しかも、金属製の定規の短所である「角が鋭くて危ない」という点を克服しています。
ダイソーには「ステンレスバー付直線定規」の15cmと30cmがあるようですが、30cm定規はなかなかお目にかかれません。
もしも売場でみつけた際には即買いしたいお得度高めの商品です。
「DAISO」マークの印字ありは定番商品の証
ダイソーにはパッケージに「DAISO」とピンク色のマークが印刷されているものとされていないものがあります。
「DAISO」マークが印刷されていない商品のなかには一定期間で販売を終えてしまうものがあり、買いに行った際にはすでに在庫切れになっているということがよくあります。
一方、「DAISO」マークが印刷されている商品はいわばダイソーの定番商品であり、比較的長期間販売されています。
今回紹介した3つの商品にはすべてマークが印刷されています。定番として生き残れる商品は「消費者が認めた商品」と言い換えられます。
支払った金額の何倍もの恩恵を受けられるダイソーの文具を使ってみてはいかがでしょうか。(執筆者:式部 順子)