7階建てマンションの最上階で暮らしていると、夏は暑さとの闘いです。
特にリビングの暑さが尋常ではなく、エアコンを25度以下でかけても午後から日没までは一向に涼しくなりません。
猛暑日ともなると夜まで熱気がこもったままです。
今年も梅雨明けと同時にうだるような暑さがリビングを襲い、これは何とか対策を打たなければと思いました。

目次
エアコンが効かないリビング
ほかの部屋に比べ、高温になるリビングの原因は、西向きに大きな掃き出し窓で、ここから夏は午後2時位から日没の19時過ぎまで、強烈な日差しが部屋の中を直撃しています。
暑いのはイヤですが、光が遮られて部屋が暗くなるのもイヤです。
窓の内側に取り付けられて熱だけを通さないカーテンみたいなものがあればいいのになぁと思い検索し「遮熱カーテン」にたどり着きました。
遮光カーテンは聞いたことがあったけれど、遮熱カーテンという商品はこの時初めて知りました。
遮熱カーテンの種類や効果について
遮光カーテンは生地の織り方や裏地を付けるなどの工夫で外の光を通さないように作られたカーテンです。
寝室に使われることが多いようです。
光を通さないのだから生地は厚めで、レースなどの薄い素材で作られた遮光カーテンはありません。
一方遮熱カーテンはというと、太陽熱を通しにくい「遮熱糸」と呼ばれる糸を使ったり太陽光を反射するアルミ加工などを施した生地で作られたもので、生地も厚めのものから薄いレースタイプのものまでさまざまです。
遮熱だけでなく、裏地を貼って遮光機能を備えたものもありました。
先述した通り、わが家の場合は日中のリビングの明るさを維持しながら熱を遮断することが最大の目的です。
今回は厚手のものではなく、レースカーテンを購入してみました。

2枚組で2,000円しませんでした。
安すぎて、正直購入した時はあまり期待していませんでした。
そして、到着して早速リビングの窓にかけてみた感想は「薄い」でした。
カーテンの裏側は反射加工されているようで、ツルツルした感触です。

見た目は普通のレースカーテンでそれほどに効果があるとは思えませんでしたが、せっかく買ったのでひと夏試してみることにしました。
遮熱レースカーテンの使用感
日差しがリビングに入り込み出した頃からレースカーテンを閉めてしばらく過ごしてみると、室内の空気の熱が少し冷まされ、エアコンの効きも若干良くなったように思えました。
それからは毎日、日没まではレースカーテンを閉めて過ごしました。
何もしていない時よりは若干室内は暗くなりましたがそれでも太陽の光は十分に感じられるし、カーテン自体が爽やかな白さなのでリビングの明るさについては問題ありませんでした。
日中の熱が遮断されたおかげか夜間の室内の温度が早く下がるようにもなり、日没後はエアコンを28度以下にすると冷え過ぎると感じるようになりました。
節約効果
遮熱カーテンを使い続けた今年の夏と、去年の8月の電気代を比べました。

去年と比べ、電気代が変わっていませんが、今年の夏はコロナの影響により昨年よりも自宅で過ごすことが多く、日中の自宅滞在時間が3~4割ほど増えていました。
しかし電気代は増えなかったということは、「節約できている」ということです。
昨年よりもエアコンの設定温度が上がり風量も抑えられたので、実感もできていました。
遮熱カーテンは楽ちんな節約術
見た目以上、お値段以上に大活躍で心から買って良かったと思える商品でした。
ちなみに遮熱カーテンということは、冬は太陽の熱が部屋に届かず寒くなりそうだから外した方が良いのかなと思っていました。
しかし熱を通さない様に目を詰めて織られていたり表面を加工したりしている遮熱カーテンは、閉めておくことで窓から伝わる外の冷気を室内に通しにくく、暖房で温められた室内の空気が窓から逃げていくことを防ぐ効果もあるようです。
冬も節約効果を期待しています。
窓にかけておくだけの冷暖房節約アイテムとして「遮熱カーテン」も検討してみてください。(執筆者:吉田 めぐみ)