食費を節約するコツは、予算取りから食材を使い切るまでの流れをつかむことです。
まずは予算を決めてその範囲内で買い物をし、食品ロスをうまないように食材を使い切ることを意識してみましょう。
今回は、食費を節約する3つの段取りについて紹介します。

目次
段取り1:予算取りのコツ
1か月の食費がわかっている場合は、「1か月の食費 ÷ 買い物回数」で1回あたりの予算を決めます。
ただし、米やたっぷりサイズの調味料などを買うと予算を圧迫するので、金額が大きい物は別予算にしておくと安心です。
たとえば1か月の食費が5万円で、週1回の買い物なら1回あたり約1万2,000円です。
1か月4万円の食費で週2回の買い物ならば、約5,000円が予算です。
段取り2:献立作成のコツ
食材の買い出しに行く前に献立を作っておくと、買い物と平日の料理までにかかる時間を短縮できます。
必要な食材を適量買うことを習慣化すると、衝動買いや食品ロスを防ぐことにもつながって一石二鳥です。
献立作成は、
・ 副菜
・ 汁物
を1セットで考えておくと効率的です。
献立作り、レシピチェック、買い物メモの作成が1つでできるアプリ「ミーニュー」なら、通勤中や休憩時間にサクッと献立作りができます。

とはいえ、その日の気分や家族の予定によってメニューが変更になることも考えられるので、別の日とチェンジしたり「残り物で作る日」を入れておくなど、献立には余裕を持たせましょう。
段取り3:買い物のコツ
買いすぎと買い忘れを防ぐために、買うものをメモしてからお店に向かうことがポイントです。
前述したアプリは献立に合わせて、買うものを食材の種別ごとに自動でリストアップするので、各売り場で買うべき食材を簡単にチェックできます。
予算取り~買い物の注意点
予算や献立は「絶対にこの通りに!」と頑張りすぎるのはNGです。
わずかな予算オーバーや献立の変更は想定しておき、食費の節約はコツコツ無理なく続けることを目指しましょう。
また、子どもの成長やライフスタイルの変化に応じて、食費予算の見直しも必要です。
予算を超えてしまう回数が増えたら1度理由を考え、必要に応じて予算アップも検討しましょう。
買い物では、使い切ることを意識して食材を買い物カゴに入れることが大切です。
せっかく安く買った食材も、捨てることになればお金のムダです。
消費期限や賞味期限を確認し、
・ 冷凍保存をする
などして、食品ロスを防ぎましょう。
食費節約の成功には「段取りが8割を占めている」というのが筆者の実感です。
計画を立ててしっかり準備をしておくと、買い物がスムーズに進むだけでなく、食材のムダも省けます。
買いすぎ、買い忘れ、食品ロスに悩んでいる人は、段取りを意識して無理なく食費の節約を目指してください。(執筆者:成田 ミキ)