生活するには多くの公共料金の支払いが欠かせませんが、これらはクレジットカード払いがおすすめです。
支払が一本化でき、ポイントも貯まります。
NTTドコモの携帯電話料金も、カード払いがおすすめなのは同様です。
ですが系列のdカードで支払う場合、落とし穴があります。
ドコモ携帯電話料金の引落しをしても、ポイント付与がされないのです。
dカードで携帯料金を支払ったときのデメリットと、他のカードならどれがいいのかを確認します。
デメリットにならないケースもお伝えします。

目次
ドコモ携帯電話料金はdカード払いだとポイントがつかない
NTTドコモにはdカード、それからゴールドカードのdカードGOLDという2種類のクレジットカードが存在します。
ポイントプログラムは共通ポイントの「dポイント」で使いやすく、その還元率も1.0%以上と高い、使い勝手のいいカードです。
ただ、これでドコモ携帯電話の料金を引き落としても、ポイントが付かないのは欠点です。
携帯電話料金が2万円の人の場合、200円分のポイントが失われています。
dカードGOLDで引き落としている人の場合、特にこのルールに気づかないことがあります。
dカードGOLDには、携帯電話料金の10%をポイントバックしてくれる仕組みがありますが、このポイントバックと携帯電話料金の支払方法とはまったく無関係です。
dカードで携帯電話料金を支払うのは無意味か
では、dカードでドコモ携帯料金を支払うのは無意味でしょうか。
人によってはそうともいえません。
次のようなメリットもあるためです。
・ キャンペーンで、dカード引落し設定でポイントをもらえることがある(1,000円相当)
・ QRコード決済のd払いの還元率が、1.0%アップする(dカードGOLD限定。dポイントスーパー還元プログラムにエントリーが必要)
dカードお支払い割

2019年10月に「dカードお支払い割」ができました。
「ギガホ」「ギガライト」の「定期契約なし」プランに適用されます。
いっぽう、「2年定期契約」の人には無関係です。
キャンペーンについては、同種のものを他のカードでもしばしば実施しています。
そのためdカードの決定的に優位だとする理由にはなりません。
dカードGOLD限定のお得も
dカードGOLD限定ですが、QRコード決済のd払いの利用により得をする余地があるので確認します。
比較のため、他のクレジットカードと、d払いの利用額とを同列に考えてみます。
他のカードを便宜上ポイント還元率1.0%とすると、d払いの上乗せ分と同じ数字なので、次の場合ならdカードで携帯電話料金を支払っても損しません。
・ (dカードお支払い割の適用を受けている場合)「毎月のd払いに利用する額」 +1万7,000≧「携帯電話料金」
1万7,000という数字の1%が、dカードお支払い割の割引額である170円です。
還元率の高いクレジットカードで支払う

ドコモの契約状況を問わずに、携帯電話料金で確実に得をするのは、dカード以外のクレジットカードで引き落とすことです。
特に、「dカードお支払い割」のない人にはおすすめです。
一般的なクレジットカードでは、ショッピングと同様、ドコモからの請求額の全額についてポイントが付与されます。
次のような高還元率のカードで携帯電話料金を引き落とせば、得になる確実性が高いといえるでしょう(カッコ内は還元率)。
・ 楽天カード(1.0%)
・ Orico Card THE POINT(1.0%)
・ JCB CARD W(1.0%)
・ au PAYカード(1.0%)
・ ビックカメラsuicaカード(1.0%)
年会費無料または実質無料のものからピックアップしています。
ドコモ系のdカードではポイントが付かないものの、ライバルのau系のカードで支払えばポイント(Ponta)が貯まります。(執筆者:沼島 まさし)