100均では大手有名メーカー商品の「そっくりさん」を見かけることがあります。
実際に買って使ってみると「見た目はそっくりだけど、やはり使い心地はいまいち」と思うこともしばしばあります。
しかし、100均の「そっくりさん」に混ざって大手メーカーの商品が100均の商品として陳列されていることがあります。
ドラッグストアやスーパーでは定価で売られている商品が100均に並べばもちろん100円(税別)です。
今回は、100均のセリアで見つけた、大手メーカーの「ドラッグストアより安く買えるモノ」を紹介します。
目次
1. 大手メーカーの「こどもハミガキ」がドラッグストアより安い
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キャラクターが描かれているグッズは著作権があるので価格が若干高くなります。
著作権料は知名度や人気に比例して高くなる傾向があります。従って、高い知名度と人気の両方を持つアンパンマングッズは価格が少々高めです。
アンパンマンの絵が描かれている大手メーカーのハミガキはドラッグストアでは150円程度で売られています。
しかし「そっくりさん」ではない全く同じ商品がセリアでは100円(税別)で販売されています。
メーカー名もパッケージも全く同じなのに50円も安く買えます。
賞味期限の迫った食品や型落ちした商品であれば安くなっている理由は明らかです。
しかし、「現在も製造販売されている商品かつ賞味期限のないハミガキ」がなぜ安く売っているのか、その理由はわかりません。
現在のところアンパンマンのハミガキにはいちご味とメロン味があります。セリアで売っているのはメロン味のみでした。
もしかしたらそのあたりに理由が隠されているのかもしれません。味の違いで50円節約できるのであれば、かなりお得ではないでしょうか。
2. 老舗の「台所用スポンジ」がドラッグストアより安い
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100均グッズの定番といえば「台所用スポンジ」ではないでしょうか。5~10個入って100円(税別)はかなりのお買得商品です。
しかし、100均のスポンジは寿命が短いと思っている人は意外と多いのではないでしょうか。
筆者の家ではこげついたフライパンやギトギトの油汚れを洗うと、100均のスポンジはボロボロになりコシが全くなくなります。
「100円だからいいや」と思って新しいスポンジに取り換えますが、交換の頻度が高いので得しているのか損しているのかがよく分からない状態でした。
そのような時にドラッグストアで見つけたスポンジが「キクロン」でした。
1個150~200円程度ですが100均のスポンジよりもコシがあって油汚れやこげつきをこすってもへたりません。
キクロンのスポンジは1960年から販売されている「老舗のロングセラー商品」です。年配の主婦には根強いキクロンファンがいるほどです。
筆者は「200円でもキクロンが良い」と思っていたので、ドラッグストアで買い続けていました。
ところが、ある日、大掃除用に使い捨てるスポンジを買うつもりでセリアに行くと、大容量のスポンジの横にその中にキクロンがありました。
キクロンだけは大容量ではなく1個100円(税別)でしたが、定価を知っていたので驚きました。
200円近い値段で買っていたキクロンとセリアのキクロンには若干の違いがあります。
スポンジの凹凸、耐熱温度は違います。しかし肝心の販売元は老舗のキクロンです。
大容量の「そっくりさん」を買うか、若干の違いはあっても「老舗の商品」を買うかは好みのわかれるところかもしれません。
しかし「キクロンが好き」というこだわりのある人にとっては100円のキクロンはかなり魅力的です。
3. 天然素材の「シューズブラシ」がドラッグストアより安い
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子どもの上履きやスニーカーはタワシでゴシゴシとこすらないときれいになりません。
靴用の柄がついたブラシ「シューズブラシ」を買ってきてゴシゴシとこすっていると、1か月も経たないうちにタワシがすり減ったり、柄が折れていました。
しかし、「子育ての必要経費」だと思ってドラッグストアで数百円を出してシューズブラシを買っていました。
ドラッグストアで売っている靴用のブラシは1個300円程度で売られています。日本製の老舗のタワシには1個500円以上のものもあります。
セリアには天然繊維で作られたたくさんの種類のブラシやタワシが並んでいます。柄がついているものもあれば、丸いものもあります。
細かい部分を洗うための小さなポリピロピレンのブラシがついているタワシもあります。
しかし、1番のおすすめは「天然物語シューズブラシ2P」です。1袋100円(税別)に2本の天然繊維のシューズブラシが入っています。
パーム繊維のタワシにまっすぐな柄がついているだけのシンプルなつくりですが化学繊維ではなく天然繊維です。
1個50円の天然素材のシューズブラシはドラッグストアでは見たことがありません。
天然繊維の価格が高騰する中で「天然素材そっくりさん」の化学繊維で作られたシューズブラシもたくさん登場しています。
しかし、昔ながらの固さがありながら靴の生地を傷めにくい天然繊維のブラシを愛用している人も多いことでしょう。
「材料が高騰しているからしょうがない」とあきらめて高い値段でブラシを買っていた人は、セリアのタワシ売り場をのぞいてみるとよいのではないでしょうか。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)