メルカリの購入者の中には
「追跡機能がないと嫌」
「万が一の補償がないと不安」
など、どんな発送方法で商品が送られてくるか、こだわりを持っている方がたくさんいます。
そこで、今まで400商品以上を販売してきた筆者の経験をもとに、売れやすい発送方法をランキング形式で3つ紹介するので、発送方法に迷ったときの参考にしてください。

目次
メルカリで売れやすい「発送方法」ランキング
メルカリで商品を購入するとき、発送方法は重視される項目の1つです。
もし欲しい商品が希望の発送方法ではなかった場合、交渉せずにほかの出品者の商品を購入する方もいます。
つまり、発送方法次第で商品の売れ行きは変わるということです。
逆を言えば、売れやすい発送方法を選んでおけば、売れるスピードがアップし、早くまとまった売上が入ります。
筆者の経験をもとに、売れやすい発送方法をランキング化しましたので参考にしてください。
1位:メルカリ便

メルカリと配送業者が提携している発送方法、「メルカリ便」は最も売れやすい方法です。
メルカリ便には、らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便の2種類ありますが、売れ行きにほとんど差はありません。
特に指定されなければ、受け取り側がメルカリに登録した住所へ荷物が届けられます。
ただし、らくらくメルカリ便の場合は宅配ロッカーで、ゆうゆうメルカリ便はコンビニエンスストアや急便局で受け取ることも可能です。

そのため、宅配ボックスを利用する方はらくらくメルカリ便を、コンビニエンスストアや郵便局で受け取りたい方はゆうゆうメルカリ便を選びますが、経験上そこまで割合は高くありません。
つまり、らくらくでもゆうゆうでもどちらでも良いのでメルカリ便にしておけば、それだけで売れるスピードがアップするということです。
メルカリ便が喜ばれる理由としては、
・ 万が一のときの補償がある
・ 発送後のステータスがメルカリアプリで簡単に確認できる
などがあります。
個人情報を他人に悪用されるのを嫌う方は多いため、匿名で発送できるメルカリ便は重宝されるのです。
他の発送方法では、基本的に匿名にはできません。
普通郵便で送る方も多くいらっしゃるとは思いますが、郵便事故があったときに補償がないため、利用してほしくないという購入者もいます。
メルカリ便であれば補償付きなだけでなく、購入者とトラブルになったときに、運営が状況を把握しやすいというメリットもあるのです。
その他、「今どこに荷物があるのだろう?」と確認したいときに、わざわざ追跡サービスで検索する必要がありません。
メルカリアプリ内で確認できるのも、メルカリ便が人気の理由の1つと言えます。
2位:普通郵便
普通郵便は小さくて軽いものを送るなら、宅急便やゆうパックなどより送料が安い点がメリットです。
送料が安いと商品の値段も安めに設定できるため、普通郵便の発送で安い値段の商品はよく売れます。
ただし、普通郵便で売れやすいパターンには特徴があるので下記にまとまめました。
普通郵便で売れやすいパターン
・ 1,500円以下の安価なもの
・ 商品が壊れたり汚れたりしにくいもの
高い商品や壊れやすい商品は、郵便事故による補償はありません。
そのため、「本当に届いていないのに、うそをついていると思われたらどうしよう」「届いた時点で壊れていたのに、壊したと勘違いされたら」と、購入者にデメリットとなるトラブルが起きたらどうしようと考えます。
1,500円以下の安い商品であれば、「安いし、まあいいか」と諦めがつきやすいですが、高価な商品なら、やはり補償付きの発送方法で発送してほしいと思うのです。
その点も踏まえて普通郵便を選択して出品すると、他の発送方法より早く売れるので参考にしてください。
もしかすると、「書留で送って欲しい」と依頼してくる購入者もいるかもしれません。
書留で発送すれば補償が付きますが、追加料金がかかりますので注意が必要です。
書留の追加料金がかかると売上に影響が出ます。
書留を受け付けない、もしくは書留なら商品代に上乗せで対応しますと、商品説明に記載しておくことをおすすめします。
3位:ゆうパック・クロネコヤマト
こちらは送料込みに限ります。
補償があり、追跡もしやすいため、メルカリの発送方法では人気があります。
ただし、メルカリ便や普通郵便と比べると送料が高いため、出品者にとってはデメリットのほうが大きいのです。
それに、メルカリ便のゆうパックや宅急便のほうが、同じサイズのものでも料金は安いため、わざわざメルカリを経由しないほうを選ぶ必要はありません。
めったにないとは思いますが、メルカリ便が利用できない方が使うか、着払いのときに使う方法だと考えると良いです。
反対にメルカリで人気のない発送方法は?

では反対に、メルカリで人気のない、つまり売れにくい発送方法はどれでしょうか。
売れにくい1位:着払い
1つは着払いです。
着払いだとゆうパックやクロネコヤマトなどの発送方法です。
小さな商品でも1,000円ほど料金がかかるため、「余計にお金がかかっている」という気分になり、購入者は好みません。
「追跡できるし補償もあるから、商品価格を安くしておけば売れるだろう」と出品者は考えるでしょうが、たとえ商品価格が300円でも送料が1,000円かかると、やはり受取手は高いと感じるものです。
売れにくい2位:高額商品なのに補償のない発送方法を選択している
2つ目は先ほども説明したとおり、高価な商品なのに補償のない発送方法を選択しているケースです。
たとえば、2万円の商品が普通郵便で送る設定になっていると、もし商品が配送途中に破損したら、泣き寝入りになるのではと購入者は不安になるのです。
普通郵便のほうは、送る商品や値段によって人気度が変わるため、よく考えて利用してください。
売れやすい発送方法を選んで売上を増やそう
発送方法は発送する側の都合で決めて良いものではありますが、売れ行きのことを考えると、必ずしもそうとは言えません。
売れやすい発送方法とそうでない発送方法がありますから、どれを選ぶかはきちんと考えて選択するべきものなのです。
できる限りメルカリで売れやすい発送方法を選び、売上を順調に増やしてください。(執筆者:メルカリ取引400回以上 石神 里恵)