近年は年金問題や新型コロナウイルスの影響で、副業が推進されるようになりました。
多くの副業には手間がかかるかスキルが必要で手を出しにくいと感じたら、使っていない場所を貸し出すだけで収益を得られる「ほったらかし副業」も選択肢に入れてください。
シェアリングサービスで収益を得た経験のある筆者が、サービスの使い方とおすすめポイントを紹介します。
目次
物置シェアサービス「モノオク」の特徴

「子どもが幼い(または自立した)ため部屋が空いている」「不用品を片づけたため屋根裏収納が空いている」などがあったら、そこに荷物を預かるだけで簡単に収益を得られます。
筆者が利用しているサービスです。
物置シェアサービス「モノオク」の特徴は次の通りです。
・ 部屋、収納、ガレージ、事務所など空きスペースならどこでも登録できる
・ 1畳から貸し出すことができるため、お互いに利用しやすい
・ 利用期間や出し入れの有無などを、貸し出す側と利用者側で相談して決められる(専用ページでメッセージのやりとりを行う)
・ 最大10万円までの荷物保証が付いているため安心
・ 初期費用なしで始められる。料金は1畳あたり1か月5,000円~7,000円が相場。決済金額の30%がサービス利用料でモノオクに収受される
・ 直接搬入搬出する以外にも、モノオクからお得な料金で配送手配をしたり、一般的な配送サービスの利用もできる
・ 運営側が登録スペースの写真撮影をするサービスがある
登録と契約以外は基本的には荷物を置いておくだけの「ほったらかし」です。搬入搬出は利用者がするため、重い荷物を運ぶようなこともありません。
利用目的は、自宅で保管できないものの置き場だけではなく、引っ越しやリフォームに伴う一時的な荷物保管などです。
「少量の荷物を低価格で預けたいときには、トランクルームよりこちらを選ぶ」というのも納得がいきます。
また、危険なものや生物は預かれないことを事前に記載しておけば心配もありません。
1畳であれば整理整頓するだけで確保できる広さですし、駅前の好立地ではなくても需要があるのが良い点だと思います。
筆者の家は駅近ではない住宅街にありますが、1畳6,000円で収益化しています。
利用者が段ボール数個を搬入し、筆者は空き部屋に置いておくだけでほったらかしています。
デメリット
荷物の破損や汚れがないよう管理しなければならないことです。
特に幼い子どもやペットがいる場合は、袋に入れておく、目立たない場所に置くなどの工夫が必要です。
使っていない駐車・駐輪スペースを貸し出す
自宅やマンション、事業所の空き駐車スペースなどを利用するシェアリングサービスもあります。
大手駐車場シェアリングサービスとしては「akippa」「特P」「B-Times」などが有名です。
また、車を置くほどの広さがなくても、バイクや自転車1台分のスペースから貸し出すこともできます。
駐輪場サービスでは「MINIPA」「みんちゅう」
などがあります。
全国無料掲示板アプリ「ジモティ」では、
「月ぎめ駐輪場に空きがないので借りたい」
などの投稿が出ています。
両者の需要が合えば、ほったらかしで収益が見込めます。
駐車場予約アプリ「akippa」の特徴

ここでは筆者が利用している「akippa」について紹介します。
・ 初期費用(登録、掲載料、設備)不要
・ 利用の確認や料金支払い管理の必要なし。配布されたロゴマークを貼れば利用はサイト内で完結
・ 業界最大規模の集客実績(会員数200万人以上、掲載数4万か所以上)のため利用頻度の高さが見込まれる
・ 業界初の駐車場シェア専用保険を導入、24時間対応の緊急ダイアルや運営サポート完備で安心
・ 時間貸しか1日貸しができる。貸し出したい日付、曜日、時間単位で設定できるため、週末は来客のために空けておいたり、夜間は騒音防止のため中止をしたりできる。一時停止も可能
・ 料金設定は自分で決めるか、akippaに任せるか選べる。任せる場合は担当者が地域性や周辺イベントによる需要予測をして設定
・ 貸出料金のうち46.3%が報酬として貸出者に支払われる
近くに病院、イベント会場、大型ショッピングモール、娯楽施設などがあるとより需要が高いようです。
コインパーキングよりも低価格で便利に利用できることがテレビでも紹介され、これからますます需要が高まっていくと思われます。
サポート体制も充実していて、不安なく始められることもメリットです。
筆者が関わった登録では、担当者が親切丁寧に料金設定やサポートをしてくれたことが印象的でした。
また、利用者として借りた際には、近隣のコインパーキングが1日最大2,400円のところ800円台で利用できました。
デメリット
夜間のエンジン音が気になった、斜め駐車されて家に入りにくくなったなどがあげられます。
生活に支障をきたさないように事前に登録情報の注意事項欄に記載しておくのがよいと思われます。
初期費用も維持費もかからない
「ほったらかし副業といっても、本当は手間がかかるのではないか」と思っていた方も安心できたのではないでしょうか。
両方に共通しているのが、不動産投資と違って初期費用がかからないうえに、利用がなくても特別な維持費がかからない、という点です。
デメリットなども考慮しつつ、使っていない場所をお金に換える「ほったらかし副業」を始めてみてください。(執筆者:羽野 こはる)