キャッシュレス派なら、生活にかかる費用のすべてをキャッシュレスにしたいところです。
定期的に支払う光熱費、税金等の公共料金をできる限りキャッシュレスにする方法を見ていきましょう。

目次
どうやってキャッシュレス決済にするのか
公共料金、特に税金には、すべてがクレジットカード決済が対応しているわけではありません。
住民税や自動車税、国民健康保険等です。
しかしながら、これらの請求書が次のいずれかに該当するなら、キャッシュレス決済は可能です。
・ コンビニで支払える
・ 「Yahoo!公金」等の公共料金支払サイトに対応
QRコード決済でキャッシュレス
請求書のバーコードをQRコード決済アプリで読み取って支払えるサービスが拡大中です。
現在は、次の4つのQRコード決済が対応しています。
・ LINE Pay
・ au Pay
・ファミペイ(こちらについては、次のコンビニ払いでご説明します)
QRコードではなく、請求書の横長のバーコードも読み取り可能です。
【注意点1】クレジットカード払いは非対応
公共料金をQRコード決済で支払う場合には、必ずチャージから支払う必要があります。
QRコード決済にセットしたクレジットカードで支払うことはできません。
この点では、au PAYが完全キャッシュレスにできるのでおすすめです。
多くのクレジットカードからチャージが可能だからです。さらに、チャージ時にカードのポイントが貯まるのもメリットです。
【注意点2】請求書に記載のない決済に対応している場合も
QRコード決済にすでに対応しているのに、更新が間に合わずに請求書にその記載がないことがあります。
最新情報は、各QRコード決済の公式サイトに書かれていますので、支払時には確認してください。
コンビニ払い
コンビニでは、公共料金などの収納代行をしています。
ただ、原則として現金払いです。
しかし、コンビニによっては、系列の電子マネー、QRコード決済により、公共料金その他を支払える場合があります。
次の組み合わせの場合です。
・ ミニストップ × WAON
・ ファミリーマート × ファミペイ
【注意点】支払いでポイントは付かない
コンビニ店頭で公共料金を支払う際の電子マネー等は、すべてチャージ式です。
また、通常の買い物とは異なり、決済時のポイントが付きません。
ただし、ファミリーマートでファミペイ払いの場合には、決済によってFamiPayボーナス10円分が付く場合もあります。
決済時のポイントはないものの、クレジットカードからのチャージでポイントが貯まることはあります。
たとえば、セブンカードプラスから、nanacoへのチャージです。
チャージ時だけであっても、ポイントが付くのであればキャッシュレスにする価値があります。

公共料金支払いサイトで支払う
税金を中心に、次の公共料金支払Webサイトでクレジットカード払いが可能です。
対応している税金等は居住地によって変わります。
・ 国税クレジットお支払サイト
・ 各都道府県税ごとの支払いサイト(東京・愛知・京都等)
請求書記載の「納付番号」「確認番号」を入力して、支払う税金等を確定したら、その先はネットショッピングでの買い物と大きな違いはありません。
注意点は、税金の場合、支払う側が手数料を負担しなければならないということです。
ただし、高還元率のクレジットカードを使えば、手数料よりも高いポイントが還元されることもあり、損だとは限りません。
キャッシュレスにできる支払は無数にある
公共料金を、銀行引落しや現金払いで支払っている方は、キャッシュレス支払が可能かどうかを調べてみてください。
カード引落しできない公共料金も、意外とキャッシュレスに移行できるものです。今後も増えていくので期待しましょう。(執筆者:沼島 まさし)