買い物前に冷蔵庫を一掃すれば、食品ロスを防げるうえに冷蔵庫の掃除もしやすくなって一石二鳥です。
今回は、残った食材で作れる4つの料理を紹介します。
目次
冷蔵庫すっきりが節約になる理由
冷蔵庫がすっきりしていると、庫内の冷気がうまく循環するので電気代の節約につながります。
筆者はまとめ買いをすることが多いのですが、詰め込み過ぎないように注意しています。
また、保存容器などを活用して庫内の食材を取り出しやすくすっきりと管理することも大切です。
奥の方で食材が期限切れにならないように、使う優先順位の高い食材は手前に収納しましょう。
残った食材で作れる料理を考える
買い物の前日や当日を「残り食材使い切り日」にすることで、買い物前の冷蔵庫がすっきりとします。
ここでは、簡単にできる冷蔵庫一掃メニューを紹介します。
1. 小麦粉で「はっと汁」

はっと生地は、小麦粉に少しずつ水を加えて耳たぶぐらいのかたさになるまでこねたうえで濡れ布巾をかけて30分以上寝かせます。
サバ缶や豚肉、残り野菜などで汁を作り、はっと生地を左手で持ち、右手で引っ張り伸ばしながらちぎって汁に入れていきます。
はっとの表面が透き通ってきたら完成です。
はっと汁は、宮城県や岩手県南の郷土料理で、すいとんに似た料理です。
あずきはっと・かぼちゃはっと・カニはっとなど、バリエーションが豊富なので、残り食材を使ったアレンジを楽しめます。
2. パスタがあれば「手作りパスタ」

茹でたパスタにオリーブオイルを回しかけて、納豆とお茶漬けのもとをあえるだけの簡単パスタです。
ハム・牛乳・卵でカルボナーラ、ソーセージ・ピーマン・ケチャップでナポリタンなど、パスタがあれば残り食材で手軽に1食完成です。
クックパッドで「余ったパスタ」で検索すると、残った食材で作れるパスタレシピがたくさん見つかるので参考になります。
3. ご飯で「お好み焼き風」

ご飯に卵と小麦粉少々、さらにソーセージや残り野菜などを入れて混ぜて、油を熱したフライパンで両面焼きます。
マヨネーズとソースをかけて、青のりや鰹節を乗せたら完成です。生地にお好みで顆粒だしや醬油を少し入れるとよりおいしくなります。
4. ホットケーキミックスがあれば「ケークサレ」

ケークサレは甘くないキッシュのようなケーキです。
ホットケーキミックスに卵と牛乳、炒めた玉ねぎとチーズなどを入れて焼けば、朝食にぴったりのケークサレのできあがりです。
ブロッコリー・トマト・パプリカ・ソーセージなどを入れると、彩りも鮮やかです。
アプリを活用すれば思いがけないレシピに出会える
使いかけの食材をとりあえず炒めたり煮たりすると1品はできあがります。筆者は料理が得意ではないので、アプリを使ってヒントをもらいます。
たとえば、冷蔵庫レシピ献立料理アプリ「pecco」では、冷蔵庫にある食材で作れるレシピを紹介しています。
自分では考えつかないレシピも多く、楽しみながら残った食材を使い切れるのでおすすめです。
食材の使い切りで節約&食品ロス回避
献立を考えて買い物をしたり安い食材から献立を考えたり、食費を節約する方法はいろいろとあります。
数日分の食材を買う際に、あえて「残り食材使い切り日」を設けるのも1つの手です。
食材の使い切りを楽しみながら、節約と食品ロスの回避を目指してください。(執筆者:成田 ミキ)