筆者はメルカリで衣類を送ることが多いのですが、始めたばかりの頃はどのように圧縮してよいのかが分かりませんでした。
今ではできる限り圧縮して送料の節約になっていますので、その経験をもとに「衣類を簡単に圧縮して送料を安くする方法」をいくつか紹介します。

目次
送料節約「メルカリ」で衣類を発送する際の圧縮法
筆者がこれまでメルカリで400件以上の販売を重ねてきた経験から判明した、送料の節約になる「衣類の4つの圧縮法」を紹介します。
1.「ジップロックタイプの袋」を使う
IKEAやダイソー、セリアなどで販売されているジップロックタイプの袋(以降、ジッパーバッグ)は、小さめの衣類を圧縮する際に便利です。
たとえば、タンプトップやキャミソール、薄手の子供服などは、折り畳めば小さいサイズのジッパーバッグに入ります。
ジッパーバッグの圧縮には掃除機が必要ないので手軽に使える点もメリットです。送りたい衣類を入れて1cmほど隙間を残して封を閉めてください。
あとは下のほうからくるくると巻きながら空気を抜いてぺたんこになったら完全に封をして完成です。
購入者のもとに届くまでの時間なら十分に圧縮した状態をキープできますので、ぜひ参考にしてください。
2. 掃除機不要「100均の圧縮袋」を使う
本格的な圧縮袋をホームセンターなどで購入すると意外と価格が高いので、メルカリの発送に使うのにはおすすめしません。
売上を少しでも多くするためには、梱包材にはできる限り費用をかけないのがポイントです。
そこで、ホームセンターではなくダイソーやセリアなどの100円ショップを利用してください。
近ごろではさまざまなサイズの圧縮袋が販売されているので、発送する衣類のサイズに合わせて用意できます。
その中でもおすすめは「掃除機を使わないタイプ」の圧縮袋です。
掃除機を使うタイプがダメだというわけではありませんが、袋に衣類を入れて掃除機の吸い込み口を突っ込んで空気を抜くという作業は、送る商品数が多くなるほど手間に感じます。
細かいことを言えば掃除機を使う電気代もかかりますから、手間と費用を削減するには手動でできる圧縮袋がよいというわけです。
掃除機不要の圧縮袋を使って送るのに適している衣類は「全て」と言っても過言ではありません。
圧縮袋に入るサイズの衣類であればどれに使っても構いません。使い方は圧縮袋の使い方説明欄にある通りの手順です。
3.「テープ」でぐるぐる巻きにする
「圧縮袋が手元にない!でも今すぐ圧縮して送りたい」というときに便利なのが、テープでぐるぐる巻きにするという方法です。
衣類を内袋に入れたら、まずは手で押してできる限り薄くします。
そのあとに衣類が薄くなるように圧縮しながら内袋をテープでぐるぐる巻きにしてください。テープで固定すると圧縮袋を使わなくても圧縮された状態をキープできます。
ただし、使うテープは紙テープ以外のものを選んでください。紙テープだと剥がれやすいので圧縮効果が配送途中に失われる可能性があります。
おすすめは大きなセロハンテープのような、透明の梱包用テープです。透明テープなら紙テープよりも剥がれにくく、布テープよりも薄いので重量も軽くできます。
4. 畳み方を工夫する
最後の方法は「畳み方を工夫する」です。これは基本中の基本とも言えますが、きれいな梱包を目指すあまりに忘れてしまう方も多いようです。
衣類を畳む前に、送りたい発送方法の最大サイズに合わせた内袋を用意します。
次に、最大サイズに合わせて衣類を畳んでください。最大サイズに合わせることで衣類の重なる部分が少なくなるので厚みを薄くできます。
このときに、
・ ウエストなどについている紐は結ばない状態にしておく
・ デコボコしている部分はできるだけ重ねない
この3点にも注意して衣類を畳んでください。
厚みのある部分を重ねないように工夫すれば、厚さを1cmほどに薄くできる場合もあります。
圧縮袋をお持ちの方は、工夫して畳んだあとに圧縮するとさらに薄くできるので実践してみてはいがでしょうか。

メルカリで衣類を圧縮する際の注意点
メルカリで衣類を圧縮して発送するときには次の点に注意してください。
・ 高価な衣類、シワの取れにくい衣類は圧縮しない
・ ネコポス、ゆうパケットの場合にはギリギリの3cmにはしない
圧縮して発送すると、圧縮しないときに比べて衣類にシワがつきやすくなります。
中にはシワがついた状態を好まない購入者もいますから、トラブルやクレームを避けるために、必ず「圧縮して送ります」と商品説明に記載しておいてください。
ただし、
・ サテン地などのシワの取れにくい生地の衣類
の場合には、説明欄に書いたとしてもクレームが来る可能性があります。
受け取り手の立場で考えれば、高額なのにシワシワの商品が送られてきたり、圧縮によってついたシワが取れなかったりしたら、良い気分にはなれないことでしょう。
そのため、圧縮するときには「圧縮しても問題ないか」を一度考えてください。
厚さが3cm以内と規定がシビアな発送方法のときには、万が一のことを考えて、ぴったり3cmのときには圧縮できても別の発送方法に変えることをおすすめします。
圧縮はプロではなく自分の手、つまり素人が行いますから、万が一ドライバーが厚さを計測する際に圧縮されていない状態に戻っていたら、自動的に高い送料に切り替わってしまいます。
発送方法によっては自分の手元に返送されるときもあります。
思わぬトラブルを避けるために、規定の厚さより少し余裕がある場合にのみ圧縮したままで発送してください。
衣類は工夫次第で薄くできる
「衣類はかさばるもの」といったイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、畳み方の工夫や圧縮で厚みを薄くできます。
その結果、送料を節約できて売上金のアップにもつながります。
たとえ50円の節約でも、10個で500円の売上アップです。
圧縮を手間とは思わずに積極的にトライすれば、今よりもスピーディーに売上金が貯まっていくはずです。(執筆者:メルカリ取引500回以上 石神 里恵)